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コラム、エッセイ

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エッセイ #01『雨雲』

エッセイ #01『雨雲』

 雨は嫌いだが、灰色をした雨雲が空に立ち上っている様子が好きなのは私だけだろうか?更に、その雨雲から陽の光が所々差し込んでいたならば、それ以上わくわくすることはない。在り来たりだと思われるかもしれないが、私は新海誠監督の映画で描かれているようなリアルな風景、世界観が大好きだ。「言の葉の庭」でぐるりと回りながら、新宿の高層ビルを映し出す場面は特に大好物だった。雨も降らせていたからなおさら好きだった。

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エッセイ #06『無知の知』

 二十九歳もちょうどニヶ月後には終了し、三十代への階段の一段目に差し掛かろうとしている今日この頃、昔のやりたいこととして「レオナルド・ダ・ヴィンチが専門とした全ての学問をマスターする」という目標を思い出した。天文学、解剖学、航空力学、建築学など様々な分野の学問で成果を出した天才の真似をしたかったのだが、マスターするために各分野五冊の本を読んだとしても、最低二十冊読む必要がある。当然、日々の活動の中

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エッセイ#02 『手紙』

エッセイ#02 『手紙』

 LINEが主流になり、手紙を書く機会がなくなってきたが、私は文章を考えながら相手に返事を書くのが好きだったし、今も再開したら好きだと思う自信がある。絶対に手紙である必要はなく、やはり使う機会がどっと減ったEメールでもいい。実際4,5年前は、Eメールで知り合いと長めの文を送り合ったものである。
 元々その人は長めの文章を書く人で、LINEを持っていない、あるいは持っているがほとんど使わなかったよう

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エッセイ #03『母音』

エッセイ #03『母音』

 父を連れて車を運転し、本屋を訪れた帰りのことだ。車を運転するときは、大抵ラジオを入れるか、スマートフォンを繋いでApple Musicを起動させ好きな音楽を聴いている。私の場合、運転と音楽はセットで、切り離すことは難しい。1人で運転する時は音楽がないととても退屈である。その日は父がいることもあって、FMのラジオ放送を入れていた。今の中高生はご存知だろうか?何の番組は分からないが、ゴルゴ松本がゲス

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エッセイ #04『note』

エッセイ #04『note』

今日は2記事更新できました。もう一方の記事はこちら。

 私は書きたいことを忘れないように、どんなに小さな事でだとしても思いついたことを下書きとして残しておく。後でその記事についての細かい部分を補完していけばいい、そんな考えを持っているからだ。ある程度書いておけば、もう一度見返したとき、何を書きたかったのか思い出せるので、それが最善策だと思っていた。酷い場合にはタイトルだけ付けて、保存しておくこと

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エッセイ #05『個性』

 少し前から、個人的に後で読み返したいと思う記事を、『ZIMAのお気に入り』というマガジンに纏めている。どなたでも閲覧できるようにしてあるので気になった方は、私がどのようなタイプの記事が好きなのか垣間見てやるという感じで、ぜひ見てほしい(リンクを一番下に貼っておきます)

 最近noteに個性的な記事の書き方をしている方を多く見かける。一例を挙げると、歌を記事に載せたりラジオを録音しているものなど

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