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展示感想: 山内康嗣 河野志保 展「景色の手ざわり 」Gallery Face to Face その2
Gallery Face to Face 、山内康嗣 河野志保 展「景色の手ざわり 」感想その2です。
河野志保さんは、DMの写真では、油絵かと想像していたのですが、基本的には、アクリル、油彩やミクストメディアを利用したコラージュの作家さんでした。
様々な写像を、取り込んでは、自分のイメージを固めるように、デジタル機器を利用して組み合わせては作品の原型を作成していきます。そこから出力したも
展示感想: 山内康嗣 河野志保 展「景色の手ざわり 」その1
山内康嗣 河野志保 展「景色の手ざわり 」に行って来ました。
山内さんの作品は、子供の頃に住んでいた家が取り壊しになるということで、最後の姿を見に行ったことからインスパイアされた風景のシリーズです。
山内さんは、これまで、社会風刺や過去の名作をもとにした作品を作ってきました。
それは、主観が投げ出された世界の表現でもありました。それは、作者の精神が作り出す風景画ともいえるでしょう。
画廊に行くようになって気がついたこと その48
デジタル技術による製作は、作者の肉体や具材の物質性の影響の残渣のようなものが残らないと説明してきました。
作者が、イメージを創造するのですが、それを物質に固着する作業は、別のものが行うということです。
建築士が、これから建てる家の設計図をつくるのですが、それを作っていくのは、大工さん達です。その作業における身体性は、大工さん達によるものになります。
街路や地下道のタイルをみていると、
ほんのしょうかい:水谷雅彦『共に在ること――会話と社交の倫理学』〈『思想の科学研究会 年報 やまびこ』より〉
水谷雅彦『共に在ること――会話と社交の倫理学』(岩波書店、2022年)
本書は、(著者も述べているように)「人間的コミュニケーションの基底と実相を倫理学という観点から論じようとするもの」といえるだろう。テーマとしては、(副題にもあるように)「会話と社交」である。そして、本書で最も強く打ち出されているのは、(本書のタイトルでもある)「共に在ること」=「共在」(さらには、「共在感覚」)であろう。以
展示紹介: 山内康嗣 河野志保 展「景色の手ざわり 」Gallery Face to Face 5.10Fri.〜5.19
Gallery Face to Face で、グループ展が開催されます。
山内さんは、幼少の頃暮らしていた家を中心にした風景ですが、河野さんは、どんなものになるか楽しみです。
山内康嗣 河野志保 展
景色の手ざわり
2024.5.10Fri.〜5.19Sun.
5月14日火曜日・15日水曜日休廊
12:00 ~20:00
(最終日5/19は19:00まで)
山内さんへの評論も添付します。
展示紹介:八木原由美個展 ーー猫と女ーー バーラストチャンス5月16日から31日
八木原由美さんが下北沢のバーラストチャンスで個展を開きます。
八木原由美個展ーー猫と女ーー
5月16日から31日(火曜は定休日) 18時から26時
作家在廊は16、20、25、31(20、31は12時より開店)
バーラストチャンス
所在地 :東京都世田谷区代沢4-41-8竹ビル1F
電話番号:03-3795-5292
イベントもいくつかあるようですので、バー・ラストチャンスのサイトを見てくだ
【画廊探訪 No.171】水面は、自然を受肉して、光を写す――風早小雪個展“Spirit of the forest”に寄せて――
水面は、自然を受肉して、光を写す
――風早小雪個展“Spirit of the forest”Gallery FACE to FACに寄せて――
襾漫敏彦
樹々や陽光、自然は、森にたたずむ僕等の心のうちに何を伝え表すのだろうか。それは陰影であったり、光まばたく色の散乱だったり、水面に映る月かもしれない。それは、心の中で表されては現れながら、風や雲、水滴、そして細波によって静かに揺れ動く。
ほんのしょうかい:司修『戦争と美術』〈『思想の科学研究会 年報 やまびこ』より〉
司修『戦争と美術』(岩波新書)
『戦争と美術』この本は、画家の司修氏によって書かれ、ソ連崩壊後の1992年刊行された本である。三〇年たった今日、今こそ読み返す本のように思う。
『戦争と美術』、この本は、州之内徹との対話から生じた疑問から始まる。その躓きと逡巡から、そして出会いから「戦争画」について書くことが宿題となり、踏み出しては立ち止まること数年にして導き出された本である。
松本竣介と藤
思想の科学研究会『思想の科学研究会 年報』について、ご意見をいただきたいです
思想の科学研究会では、一年に一冊、『思想の科学研究会年報』(以下、『年報』で表記)を出しています。
第五号『やまびこ』がだせて、なんとなく落ち着いてきました。
『年報』では、【エッセイ・創作】のコーナーで、研究会員の関係の方から寄稿してもらった詩を掲載しています。
いま、詩の投稿のページを作ろうと考えています。投稿の中から、10篇前後選んで掲載しようと企画しています。一般投稿は投稿料を
画廊に行くようになって気がついたこと その47
3Dプリンターが、出現したとき、仏師の知り合いが、画家にとって、写真があらわれたときのようなインパクトが、彫刻の世界にあらわれるのだろうと言ってました。
木彫りの場合、木材は、疎密があり木目としてあらわれます。木彫の作家は、そこをどのように作品の全体と調和させるかを考えながら作品をつくっています。そのあたりの工夫に、作家の技量や判断の個性がでてくるようです。
普段、大工をされている方の作品