423(シブサン)

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423(シブサン)

97年生まれ/3回の休職と1回の解雇を経験/Webメディア編集・ライター・ディレクター/双極性障害/ALLY🏳️‍🌈/生きづらさ、多様性について書きます/大学では少年漫画におけるLGBTの扱いについて研究してました/パンケーキとカントリーマアムが好き/日向坂46の丹生ちゃんを推してます

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    メンタル・漫画・ジェンダー関連以外のnoteをまとめています。

  • 日々の生きづらさ

    僕が感じた日々の生きづらさを、主にメンタルとジェンダーの視点からつぶやき程度に更新していきます。

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    ジェンダーやLGBTQ+について、ALLYの立場から考えたこと、感じたことを書いています。

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    僕の経験をもとにメンタル疾患や、メンタルケア、メンタルに関する問題などについて書いています。

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    僕が読んだ漫画について書いたnoteをまとめています!

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雰囲気で「ジェンダー」という言葉を使わないためのnote

※このnoteは、大学で4年間学んだにも関わらず「ジェンダー」をうまく説明できないな、と思った自分のためのnoteです。 「ジェンダー」という言葉が、ここ数年で一気に世に広まったと思っている。 「日本のジェンダーギャップ指数は世界的にも低い順位だ」「SDGsのひとつとしてジェンダー平等を達成しよう」などのニュースは毎日のように耳にする。 そして人々は何かにつけて「ジェンダー」と言い出す。 だが、ちょっと待ってほしい。 「ジェンダー」の意味を本当にわかって使っている人は

    • 創ることにただただ夢中だった10代と、そこから心を引き剥がされた20代。

      10代の自分は、それはそれはエネルギッシュだったと思う。 中学では美術部に入り、周りがデッサンを描いている横で、抽象画のようなイラストを黙々と描いていた。 その後も、大学では友人が作る音楽にイラストをつけてみたり、自分で雑誌を作ってはイベントで販売したりもした。 そう、ただただ「創る」という行為に夢中だったのである。 自分が創り出すものが息づいているように感じて、無心でイラストを描いていた。 しかし、20代になってから、SNSを中心として、自分の作品への「反応」に気を

      • 認知症の祖母はどんどん少女になっていく。

        僕の父方の祖母は認知症だ。 今年には92歳になる。 今は施設に入っていて、時々面会の予約を入れて会いに行っているような状況だ。 施設に入ったのは2019年のことで、もう5年になる。 その頃から認知症はそれなりに悪化しており、物事を忘れることが多かった。 しかし、古い記憶ほど色濃く残っているようで、若かった頃の話や、少女時代の話をよくしてくれた。 それから、自分のことを「チエちゃん(チエコという名前なので)」と呼んでいたり、無邪気に笑っていたり、側から見ると「ボケていく

        • #Day094 日々の生きづらさ〜心の保湿クリーム〜

          ここ1〜2週間、どうも心が乾燥していている。 渇いてカサカサになっているような感覚だ。 何をしたいという気持ちにもならないし、何かをしたとしても楽しいと思えなくなっている。 いわば、「うつ」のような状態だ。 心に塗れる保湿クリームがあれば良いのに、と何度思ったことか。 心の保湿クリームがあれば、いつもツヤツヤでぷるぷるな心で過ごせる。 しかし、そんなドラえもんのひみつ道具のようなものは残念ながら存在しない。 自分で心の潤いを保っていくしかないのだ。 僕の場合は、心

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          #Day093 日々の生きづらさ〜健康ではないし、お金もない〜

          現在、僕は決して健康ではない。 いや、現在というより、大学1年生の夏頃から調子を崩したので、もう7年以上健康ではない状態が続いている。 しかし、調子が良い時もあって、それなりに“元気そう”に振る舞える時もある。 大体、そういう日に友人と会っていることが多い。 なので、一応ぱっと見の印象は「普通じゃん」となる。 だが、体調を理由に人生で3回休職し、1回の解雇を経験している。 それほどまでに、体調にムラっけがあるのだ。 そして今、業務委託として短時間勤務をしながら、なんと

          #Day093 日々の生きづらさ〜健康ではないし、お金もない〜

          #Day092 日々の生きづらさ〜圧倒的マジョリティ向け社会〜

          この社会は圧倒的にマジョリティのために作られている。 そう感じることが、大学生の時にメンタル疾患に罹ってから多くなった気がする。 満員電車に毎日揺られること前提だし、授業や仕事は朝早くから始まるし、校舎やオフィスのバリアフリー化なんて不完全だと思うし、評価の基準も心身ともに健康な人に合わせられている。 メンタル疾患を抱えながら“普通”に働くことが難しいと思い、意を決して会社を辞めたけれど、メンタル疾患には働き口がない。 あったとしても、簡単な事務作業を押し付けられる仕

          #Day092 日々の生きづらさ〜圧倒的マジョリティ向け社会〜

          #Day091 日々の生きづらさ〜隠れポンコツ味、影薄め〜

          僕は「隠れポンコツ」だと思っている。 職務経歴書は、“なんかいい感じ”に書くことができるし、面接でも自分がやってきたことを少し大袈裟に話すことだってできる。 これは、中学・高校生くらいからの癖なのではないかと思っている。 「できないやつ」だと思われるのが怖くて、虚勢を張っていたのかもしれない。 しかし、その虚勢で何とか滑り込んだ会社では、周囲のバイタリティや求められる能力についていけず、毎日が苦しかった。 そうこうしているうちに、徐々に僕のメッキは剥がれ落ちていき、

          #Day091 日々の生きづらさ〜隠れポンコツ味、影薄め〜

          #Day090 日々の生きづらさ〜社会不適合者生存戦略〜

          僕は双極性障害、いわゆる躁鬱病だ。 社会人4年間で3回の休職、2回の転職、そして1回の解雇を経験している。 発症は大学1年生の頃で、講義に出ないで図書館で独り泣いていたこともある。 このエッセイで紹介したい生存戦略は大きく分けて3つ。 「70%ルール」 「健康的な生活リズム」 「ネガティブを言語化しない」 それぞれ簡単に解説していく。 まず「70%ルール」について。 これは、特に躁状態の時に気をつけたいもので、躁の時は自分でブレーキをかけない限り120%のエネルギー

          #Day090 日々の生きづらさ〜社会不適合者生存戦略〜

          会社は生活を保護してくれる「城塞都市」

          会社に守られ、会社のおかげで安定した生活を送ることができていたんだな、と会社を辞めて痛感した。 辞めた時は「やっと地獄から解放された…」「これから自由に生きることができる」と息巻いていた。 そんなことを昨年9月末に思ってから半年、僕は無職だったり少しだけ業務委託をしたりと不安定な生活を送っている。 会社を辞めた理由は、僕の持病である双極性障害(躁鬱病)が原因で、体調が上下してしまい、パワハラなどのトラブルもあって我慢できなくなり、逃げ出すように辞めてしまった。 しかし

          会社は生活を保護してくれる「城塞都市」

          #Day089 日々の生きづらさ〜いつまでも社会人1年生〜

          2020年に大学を卒業し、その春には新卒でWebデザインの会社に就職した。 学生時代からクリエイティブな制作業務が好きで、それに向けたポートフォリオも揃っていたので、Web制作にディレクターとして関わっていくことができると思い、ワクワクしていた。 しかし、仕事は待っていても求めてみてもほとんどなく、次第に「何のために毎朝出社して職場に向かっているんだろう」と考え込んでしまい、ついには仕事中に涙が出てきたり、出社中に引き返して帰るようになってしまった。 入社して3ヶ月頃で

          #Day089 日々の生きづらさ〜いつまでも社会人1年生〜

          #Day088 日々の生きづらさ〜社会人復帰と金銭面問題〜

          はて、どうしたものか。 僕は双極性障害をオープンにして仕事を探すことに決め、先日ようやく自分がやりたいWebメディアの編集・ライティング業務で業務委託の契約をすることができた。 しかし、思っていたよりも単価が低く、生活費の捻出が苦しい。 業務委託なので、出来高制であり、契約社員や正社員よりも給与は劣るだろうことは分かっていたが、いざその額面を見ると流石にテンションが下がった。頭も抱えた。 まあ、自分にはハンデがあるし、仕事内容もそこまで難しいものではないので、そこまで

          #Day088 日々の生きづらさ〜社会人復帰と金銭面問題〜

          #Day087 日々の生きづらさ〜僕の3.11〜

          あれから、13年が経ってしまった。 2倍すると自分の年齢になるという現実にゾッとする。 僕は神奈川県の横浜市に住んでおり、当時、中学生だった。 横浜市では震度5強といったところで、もちろんそんな震度の地震を経験したことなんてなかった。 あの日は、友人と部活をサボって遊ぼうということのになり、こっそりと抜け出して、いつも遊んでいた近所の団地に向かっていた。 友人と4人で坂を降りていると、突然揺れは始まった。 目的地にしていた団地は、まるでゼリーがプルプルと揺れるように軋

          #Day087 日々の生きづらさ〜僕の3.11〜

          #Day086 日々の生きづらさ〜もうどうにでもなれって思うとき〜

          「もうどうにでもなれ」 そう思って、机に突っ伏していると、頭をおいた腕の血管の動きから、心臓が脈打っているのが分かる。 それを感じた夜、結局世の中は「どうにでもならず」、知らぬ顔して朝日が昇ってくることを悟るのである。 なんでそんなことを思うのだろうか、と自問してみると、自分の無力さや自信のなさに帰結するような気がする。 例えば創作。 僕は何年も前からイラストを発信しているし、noteを中心に文章も発信している。 だが、しかしそれらは決して思った通りには「伸びない」。

          #Day086 日々の生きづらさ〜もうどうにでもなれって思うとき〜

          #Day085 日々の生きづらさ〜自己肯定感が低いことは悪か〜

          僕は多分、自己肯定感が低い。 幼い頃から自分の発言や行動に自信がなくて、内向的な性格で育ってきたと思う。 とにかく自分で自分を認めたり、褒めたりすることができないので、他者からの 評価ばかり気にしてしまう。 SNSなんて最たる例だ。 自分が放ったものを世間に晒し出す行為。 これはじめこそ怖かったものの、少しずつ「いいね」をもらえるようになった頃から、自分の発信に自信が持てるようになった。 「シブサンのイラスト素敵だね!」「アイコンを描いてもらって良い?」などと他者から認

          #Day085 日々の生きづらさ〜自己肯定感が低いことは悪か〜

          #Day084 日々の生きづらさ〜再び社会人に復帰した日の夜〜

          アドレナリンが出た。 3月4日の夜、選考を進めていた2社から【内定】の連絡が来たからだ。 一方は、障害者雇用でのWebライター・編集者。 もう一方は、パートタイムでのWebライター・編集者。 どちらも職種は同じなので、正直かなり悩んだ。 パートタイムの方は、扱うメディアのトーンやブランディングがしっかりしていて魅力的だったし、面接官の人と意気投合したので、働きたいなと思った。 しかし、障害者雇用の方も、比較的大きなメディアで、障害者への配慮もありつつ、様々なカルチャー

          #Day084 日々の生きづらさ〜再び社会人に復帰した日の夜〜

          #Day083 日々の生きづらさ〜上手く眠れないとメンタルが死ぬ〜

          僕は日頃から通院していて、薬を飲んでいる。 その薬の成分でもって、脳の神経伝達物質なんかを正常に働かせて症状を落ちるかせているのだ。 しかし、それらは生活リズムの破綻によって一気に無に帰す。 最近は絶賛生活リズムぶっ壊れ中で、夜中になかなか眠れないのだ。 眠ろうとしてベッドに入ってもムズムズしてしまい、起き上がってしまう。 今までだったら夜の12時になれば眠くなったのだが、ここ1週間くらい2時前後にならないと眠れない。 睡眠導入剤も貰っているのに、一向に睡眠に導入され

          #Day083 日々の生きづらさ〜上手く眠れないとメンタルが死ぬ〜