とても短い短編小説を書いてみました。
物語をよむのが好きな方に、
気軽に読んでいってもらえたら
嬉しいです:)
あなたの心の片隅に、
この物語の居場所があるとうれしいです。
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【ショートショート】 年の瀬に、行き先をもたないボクと コーヒーショップ
コウジは、仕事帰りにコーヒーを飲んでいこうと
電車を降りてすぐの、
コーヒーショップに立ち寄った。
電車がついて間もない店内には、
たくさんの利用客がいた。
いつものようにカウンターで
ブレンドコーヒーを頼むと、
店員が
「こちらをどうぞ」
と、”年末クーポン”と印刷された
ショップカードサイズの
割引くじを渡した。
―ああ、もうこんな時期なのか……
飛ぶように過ぎ去っていく日々に、
ふ
ショートショート 遅い紅葉と、じぶんの未来―
”ボク”は、久しぶりに近くの公園に
行ってみた。
するとそこには、遅い紅葉がまだあった。
今年はすることが多くて、
なかなか紅葉を見に行けなかったので
嬉しい。
ほとんど終わっているとはいえ、
ところどころ赤や黄土に燃える、紅葉を
みつけられた。
そうそう、このカサカサという落ち葉を踏む音
枯れた落ち葉の匂い
これはずっと変わらない。
そして、紅葉のすきなところだった。
川のなかを泳ぐ水鳥