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青い鳥書店 〔詩〕〔店主のおすすめ本〕
青い鳥書店 〔詩〕〔店主のおすすめ本〕
〈詩は言葉以上の言葉である〉『月に吠える』 序 萩原朔太郎
いらっしゃいませ^ ^
青い鳥書店へようこそ✨
店主兼詩書きの重吉と申します。
ここは重吉の詩を揃えた知る人ぞ知る!?noteの片隅の小さな本屋(正確にはnoteのマガジン&記事屋)です。
当店には、これまでの人生で出合った特別な本などを紹介した《おすすめ紹介マガジン!》等々も置いてあります。
美味しいノンアルはこれだ!まるで梅酒なノンアルコール✨
美味しいノンアルはこれだ!まるで梅酒なノンアルコール✨
一人の男が、美味しいノンアルを探し求めておりました。
ええ、ええ、理想を探し求めていたのです。
そしてついに出合ってしまいました。
この、〈まるで梅酒なノンアルコール〉に✨
僕の場合は氷2つがベスト🧊🧊
1本あたりロックで4杯と書いてあったのだけれど、適当についでいたら3杯になってしまったが、まぁ良しとしよう😁
で、肝心の味なので
【自由詩】 青魚を食べてください(+小説家志望のための読書メモ)
「おそろしいことです
日頃の
不鮮明がたたっています」
いいですか?
みてください
日頃の名残
不摂生な写真を!
(青魚を食べてください)
日頃の
不鮮明がたたった
青なのだろう
いいですか?
名残から判断して
不摂生!
不摂生!
判断して
(青魚を食べてください)
「ゴールデンウィークに、こちらのマガジンで紹介したものを楽しんでみませんか?」🥺
「店主のおすすめ本コーナー
【詩】 木々 (+読書メモ)
放置された
猫車の上に
育つ森のようなもの
「われわれもかつては
ぐんぐん育ったものだ」
人気のない森で
光る目はぐんぐん増える
それ以外は闇に溶ける
(ギエギエギエ)
鳴声は
夜の数ほどあり
誰の耳も
ふるわすことなく
森の空気をふるわす
(ギギ、ギギ、ギギ)
雷鳴をきく
(木々)と
木々
「店主のおすすめ本コーナー新設しました」🐦
「ゴールデンウィークに、こちらのマガジンで紹
【詩】 いつもと違う杖
商店街を過ぎてしまい
一つ先の通りを
ゆく
夕暮れは
切ない男が
いつもと違う杖をついてる
オイルの高騰
本屋の閉店
胡瓜の安売り
あいつの外れた鼻唄
ペタペタ足音が近づく
軽快に
鼻唄
日の色は濃く僕の影は薄く
駄目な事ばかりが増えて
ゆく先はもう
何処にも無い
ペタペタ
「こちらもぜひご覧ください」🐈
TOMOOの2つの名曲MVを観てCDを買ったら超名盤だった話
TOMOOの2つの名曲MVを観てCDを買ったら超名盤だった話
最近よく観ている2曲
橋本環奈そっくりの登場。結んだ髪をふぁさっとほどくシーン最高。道路をだらーんと進みタラッタとステップを踏むシーン最高。横断歩道をぐいーんと反りながら渡るシーンも最高。曲を作る才能に加えて身体表現も素晴らしいと思う。
ずーっとかわいい。曲も部屋も、フリフリするのも、首傾げも、とにかくかわいい。バターみたいにジュ
『新古今和歌集』 藤原定家の歌をとんととんと解説!
『新古今和歌集』 藤原定家の歌(「梅の花〜」)を読む
今回は新古今和歌集の歌人の中から藤原定家を取り上げます。百人一首や源実朝の師としてご存じの方も多いでしょう。
読むのは次の一首です。
梅の花匂ひをうつす袖の上に軒もる月の影ぞあらそふ
助詞の〈に〉のお手本のような使い方。そしてその〈袖の上に〉の尋常でない使い方。
袖の上を舞台に、梅の花の香りと軒先から漏れる月の光が争う……発想の冴えに驚嘆
萩原朔太郎詩集『月に吠える』を燦燦と読む
萩原朔太郎詩集『月に吠える』(「天景」)を読む
今回の詩人は萩原朔太郎です。
現代詩の源流に朔太郎あり。西脇順三郎も朔太郎がいなければ日本語で詩を書くことを諦めていたかもしれないですし、少なくともスタートは遅れていたはずです。となれば西脇以降の詩人たち、吉岡実をはじめとした現代の詩人たちの詩も今とは違うものになっていたかもしれません。
そんな偉大な詩人、朔太郎の詩の中から『月に吠える』の「天景