あこスペシャル〜助産師便り〜

四半世紀も助産師でいるわたしの 産婆として生きていくと覚悟する際に 今までの過去の自分…

あこスペシャル〜助産師便り〜

四半世紀も助産師でいるわたしの 産婆として生きていくと覚悟する際に 今までの過去の自分に感謝を込めて 文章を書く事で自分自身を整理しています。 なかなかheavyな体験談なども含めて これがリアルなんだと伝わったら より嬉しいなと思います。 読んでくださり有難うございます🙏

最近の記事

そもそもの話、まともな話

ちゃんと伝えておこうと思います。 ちょっと前まではね インフルエンザに罹った妊婦さんは 重症化するからってお注射勧めてたわけ。 妊婦の風邪は医者泣かせ って言うくらい 治りにくいの。 免疫力下がり気味だから。 血液の成分も 羊水増えるだけあって 巡りも変化し続けてるわけ。 インフルエンザは、インフルエンザウィルス ってのが判明してるからお注射できた。 香港型とかさAとかBとか。 でも「新型」のコロちゃんは 未だ誰もこの子が新型コロちゃんって 見つけられていない!

    • 助産師体験談 vol.16

      なんかなーんか落ち着いて 自分の軸がさらにぶれず 太く根を張った感じです。 色んな事 思いなどなど 「あってもなくてもそれで良い」 という 手放す事に すごく安堵している 今日この頃です。 今日もご訪問 ありがとう。 嬉しいです。 光が変わってきましたね。 で、 世界はやっぱり 自分がみたい世界を自分はみていて 誰のためにぃとか 誰かのせいなどもなく ひたすら自分が経験したいと 思ったままが現れているなぁと しみじみと浸ってました。 そんなわたしが経験したかった

      • 助産師体験談 vol.15

        今日も寄っていただき光栄です。 ありがとうございます。 ちょっとシリアスなお話。 赤ちゃんは在胎週数が22週を超えると 生存可能ですので、生まれてきたら 救命する事が前提。 ある夜勤中 お腹が痛くて お股がなんかおかしいと 入院してきたHさん ドクター診察の後すぐ分娩室へ。 わたしはもう一人進んできている 赤ちゃんがいたので病室に行っていて 戻ってきたときに、事態の把握に 一瞬止まりました。 Hさんは双子ちゃんのお母さんに なる予定でしたが、 赤ちゃんを包んでいる羊

        • 助産師経験談 vol.14

          今日も寄って下さってありがとう。 たまには短いおはなしも。 と思いつつ 長くなってしまうかもですが よろしくお願いします(笑) 今では骨盤位分娩はほぼほぼ 帝王切開になるので 逆子だと言われると お産の方法がもう決定事項になるので 手術だし、戻れー戻れーって ピリピリした気持ちにもなります。 わたしが大学病院にいる頃は 逆子のお産も普通に介助してました。 逆子は助産師ではなくドクターが 特別な技術を駆使して お産に立ち向かうので 助産師はその介助をします。 会陰を保護

          助産師経験談 vol.13

          ある壮絶なお産のお世話のお話を... ってずっとこんな感じですが いつも寄っていただき 嬉しいです。 遂に10まで来ちゃってるぅ(苦笑) 普通は、赤ちゃんの頭は 下にあります。 反対だと骨盤位といって 一般的に逆子って言います。 逆子だと今では予定をたてて 帝王切開になりますが わたしはまだ骨盤位分娩を 行なっていた最後の頃に 助産師になったので 骨盤位分娩の介助もしてました。 骨盤位分娩はドクターの 特殊な技術を持ってお産となるので 今ではその技術を教えたり 見せ

          助産師経験談 vol.12

          今日は一つは ものすごいリスキーだった そんなお話。 緊急に帝王切開となる場合は 促進剤を使っていると 予断を許さない事も 回避できない事が多々ありました。 夜中でも促進剤の余韻で 陣痛が過度に生じたり やはりお薬なので どう効いて どう反応するかは 本当に個人差がありました。 ある日勤、微量だったにもかかわらず 陣痛が過度に生じ 過強といい 最悪は子宮破裂です。 赤ちゃんが急にしんどくなって 慌てまくっての帝王切開。 赤ちゃんはしんどいだけではなく お母さんも

          助産師経験談 vol.11

          今日も寄っていただき ありがとうございます。 さて、続きですが、 一睡の仮眠なく 36時間も脳みそと身体フル回転で お医者さんじゃあないんだからさぁ みたいな忙しさでぇ... ハゲなかったけど 気持ちはハゲそうだった... 日勤で促進剤をやめた6人のうち 3人は進んできていて 着々と順調に産まれました〜(喜) お産後2時間は安静にというのが 大前提なので、そこまでお世話をして 確か真夜中だった、夕飯食べたいなぁ お腹空いたなぁと思いながら 記録物を済ませて もう帰れる〜

          助産師経験談 vol.10

          前回の続きにしては 色々あるので 8のシリーズ化も可能なほどの(爆笑) 経験がありますが お付き合いくださると とても嬉しいです。 長いですけど(微笑) 月に100以上のお産がありながら 助産師の常勤が3人で 日勤も夜勤も勤務できるその代わり お手当ても良い所謂、常勤と言います。 そのうちの一人のわたし。 夜勤に助産師がいない日は 常勤の助産師がオンコールが原則。 なので、夜勤メンバーに 助産師がいない日は オンコール体制でいました。 オンコールとは呼ばれたら 最速

          助産師経験談 vol.9

          久しぶりの更新です。 今日も寄っていただき ありがとうございます。 あるクリニックでの出来事 そこは予定分娩メインで この日に産みたい という希望に沿うように 誘発分娩をしていました。 1日に平均4人は生まれます。 土日は基本的に誘発はしませんし 帝王切開にならないように ドクターの采配でプランです。 ですがまぁ月に100件のお産が あったわけです。 薬漬けですが それを望むお母さん達が 絶えないことに、衝撃。 早朝から 誘発剤を飲み 日勤帯で診察をし 子宮の入

          助産師経験談 vol.8

          続きです。 今日も寄って下さってありがとう。 他の日勤勤務の先輩方も彼女から わたしを離そうと色々声かけしますが その度に分身が出てきて 暴言を吐くんです、 みんなたじろぐ。 わたしをここから離すなら 俺(Fさんの分身)を殺せとか言う(冷汗)。 男性の力なので、そりゃ強い... わたしは下っ端なので その日のリーダーが決めたように 動くしかないんですが リーダーももうお手上げ わたしが離れようもんなら ドクターも怒るみたいな構図(苦笑) で、お産のサポート (わたし

          助産師経験談 vol.7

          精神疾患の患者さんのお話をしようかな と思います。重いかもですが。 今日も寄って下さってありがとう。 今では統合失調症という診断名に なったり、双極性障害と言ったり 昔でいう躁鬱症から色々分類されている感じ がしなくもないですね。 今は鬱ばかりがクローズアップされてる気が しますが、わたしは、人間は バランスだなと思っているので バランスがどこかに偏ったとすると きっとどこかでその弾みというか歪みは 出るというかあると思います。 あ、これは、あくまでも持論、 一般論や

          助産師経験談 vol.6

          大学病院での経験は 今思えばすごく貴重でした。 財産です。 パワハラにあっても。 対人恐怖症気味になって 壁に向かって話した自分を知ったのも。 裏切りにあったのも。 不眠になって激やせしたことも。 本当に、わたしが勤務したら 迷惑だろうから いなくなろうと思ったことも。 死のうかなと思った時があったことも。 今日もありがとう。 寄って下さって嬉しいです。 大学病院で最後の砦であったのと 色んな他科との連携が すごくできていたのと 周産期医療センターに対して どの科

          助産師経験談 vol.5

          今日も寄っていただき ありがとうございます。 今日は経験の中で思っていたことを。 お産が終わると 臍帯をクランプして 臍帯を切断し 赤ちゃんチェックと計測するため お母さんから離し、 それが済んでからまたお母さんの そばに赤ちゃんを連れて行き その赤ちゃんが離れている間に 胎盤さんが子宮からお役目を終えて 出てくるというが出すというか。 そしてお母さんの会陰や 膣に傷がないか問題はないかを 診察する、ここまでは助産師のお仕事。 診察し必要ならば縫合します。 縫合はドク

          助産師経験談 vol.4

          大学病院をやめた後の方が わたしの助産師経験談は豊富、うふふ(笑) 目を留めて下さって 嬉しいです、ありがとう。 わたしの助産師外来は 異色だったようなんです。 普通は、保健相談という感じで 食事内容だとか 病院までの交通手段と時間とか バースプランの説明とか 乳房の手当てとか 母乳育児に対する希望とか まぁ教科書に載っているような 確認事項も含め、進行するんです。 そもそも 問題ない妊婦さん対象なので ノーリスクかローリスク だけど、わたし 胎教がすごく大事なのを

          人任せにしないで〜

          オリンピック パラリンピックが 閉会しましたね。 短い2021年がやっと 始まる感じがしますね。 ずっと2020を引きずってたけど やっと初日の出〜な感じがするのは わたしだけじゃないはず😌 そしてやっぱり 一回立ち止まって 見渡してみようよって 思う事がありました。 先日あるデータが出たという 動画を拝聴して愕然としました。 今まだなおしぶとく 陽性者を感染者扱いして対応している 医療界はほんとどうなんだろうか 症状があっても陰性だとしたら インフルエンザはなぜ調べ

          助産師経験談 vol.3

          あの子(赤ちゃん)はこの日に生まれるのか と当たるのが不思議でもあり でも、不思議となんの疑いもなく ある意味、納得してたかもしれません。 ワカカリシコロは。 今はもう普通すぎ、な(笑) 続きです、今日もありがとう。 おそらく今では高齢出産が増えたのもあり ほとんどのケースで 初期から超音波検査や NIPT(新型出生前診断)など行い 赤ちゃんに何かしらの リスクの有無を先に調べる話となり リスクがあると中絶の選択もある事を 説明されることが多いかと思います。 わたしが助