大林河
「医系免疫学改訂16版」の公開型自主勉です。 T細胞に惚れて数十年、細胞擬人化漫画を描き始めて十数年の素人が、どこまで推しを知ることができるのか学べるのか挑戦中。
「Janeway's免疫生物学」の公開型自主勉です。 T細胞に惚れて数十年、細胞擬人化漫画を描き始めて十数年の素人が、どこまで推しを知ることができるのか学べるのか挑戦中。
インビザラインの歯列矯正記録です。ハッピーエンドだと思いたい!
「エッセンシャル免疫学第3版」の公開型自主勉のまとめ。
Twitter ID@minpo_plusで投稿した「民法が苦手な人の民法が苦手な人による民法が苦手な人のための改正債権法の紹介ツイート」をまとめて記事にしています。
最初の防御~皮膚と粘膜~ 本「生体が外界と接しているのは皮膚と粘膜。皮膚は角質が発達しているので微生物や異物は侵入しにくい」 大林「それで粘膜からが多いのか」 本…
自然免疫について 本「獲得免疫と異なり、即戦力的な機構(自然免疫)がある」 大林「自然免疫は非特異的なんだよね、大まかにヤバいやつを判断して即応!」 本「リンパ球は…
一つの抗原に対応できるリンパ球は1万個に1個 本「特定の抗原に対応するリンパ球は、多くて1万個に1個程度」 大林「だからその選ばれしリンパ球がクローン増殖するんだよ…
深夜にうっかりポチったOisix 去る3月24日、土曜から日曜へと日付が変更した頃…… 電子書籍で購入している漫画の続刊が発売されていることに気づいて、hontoでポチッ…
本「2021年11月に出版されて積読されてた医系免疫学改定16版です」 大林「お待たせしましたぁッ!今日からよろしく」 本「免疫学の教科書はもう何冊か読んだね?」 大林「…
入口の防御か全体の防御か 本「理想的なワクチンは、感染源が侵入する場所で防御反応を誘導するもの」 大林「侵入個所を防御出来たら感染しないもんね」 本「なので、病原…
去る3月8日、映画「ゲゲゲの謎」の応援上映に行ってきました。 応援上映とは、 「映画の上映中に観客が大声を出すことが認められた特別上映回。映画上映中に観客の声援…
ワクチン開発で大事なこと 本「ワクチン開発の成功に必要なことはまず安全性、 大半の者に防御免疫が誘導されること、長期の免疫力が誘導されること( T 細胞 B 細胞 両方…
ワクチンと感染症について 大林「ジェンナーとパスツールから始まりましたね」 本「ワクチンの目標は、持続的な予防免疫を誘導すること。一度の感染でしばしば防御免疫が…
がんと免疫療法について 本「がん免疫療法には、CAR-T細胞や単クローン抗体のほかに2つの主要なアプローチがある」 大林「ワクチンと…なんだろ」 本「がんワクチンは、…
腫瘍拒絶抗原の分類 本「腫瘍拒絶抗原はいくつかに分類できる」 大林「腫瘍を拒絶する抗原……T細胞が排除対象として認識する抗原ってことかな」 WEB「ヒトのメラノーマ細…
本「免疫抑制状態で腫瘍が成長する例として、固形臓器の移植後で免疫抑制状態にしている患者で起きる移植後のリンパ球増殖性疾患がある」 大林「感染症とかでもないのにリ…
がんと免疫について 本「先進国の三大死因は、がんと感染症と心血管疾患。感染症の治療や 心血管疾患の予防の改善が続いて平均寿命が延びるのに伴い、がんが一番の死因と…
抗体製剤について 本「抗体は、より選択的に働き、直接的な毒性が低い可能性がある」 大林「抗体製剤ですね!」 本「抗体製剤の開発は、19世紀後半にジフテリアや破傷風の…
第16章 免疫応答の操作序章 大林「第16章はどんな内容?」 本「望ましくない免疫応答の抑制や防御免疫を高めたりする方法について」 大林「後者であればワクチンや血清…
胎盤と免疫抑制について(前回からの続き) 本「胎盤は、栄養素の枯渇により母親のT細胞を抑制しているのかもしれない」 大林「胎盤って栄養たっぷりなイメージあるけど?…
2024年4月26日 18:18
最初の防御~皮膚と粘膜~本「生体が外界と接しているのは皮膚と粘膜。皮膚は角質が発達しているので微生物や異物は侵入しにくい」大林「それで粘膜からが多いのか」本「それに対応するため粘膜には全身の免疫系とは独立した免疫系が形成されている(粘膜免疫)」大林「なるほど」本「粘膜での獲得免疫を得るには抗原が粘膜から侵入してくることが望まれる」大林「ワクチンを粘膜に接種する方法だね」本「粘膜は栄
2024年4月19日 20:05
自然免疫について本「獲得免疫と異なり、即戦力的な機構(自然免疫)がある」大林「自然免疫は非特異的なんだよね、大まかにヤバいやつを判断して即応!」本「リンパ球は、抗原レセプターで自己非自己を精密に区別する。でも、侵入してきた非自己に対応できるリンパ球は少なく、効率は低い。クローン増殖にも時間を要する」大林「だから大まかに判断して即応できる自然免疫が必要になる……まぁ、進化過程としては、まず
2024年4月12日 22:36
一つの抗原に対応できるリンパ球は1万個に1個本「特定の抗原に対応するリンパ球は、多くて1万個に1個程度」大林「だからその選ばれしリンパ球がクローン増殖するんだよね!」本「もしかして君は、侵入してくる"非自己"が1種類の抗原しか持っていないと考えてる?」大林「えっ…」本「仮に10種類の抗原を持っていたとすると?」大林「そうか、1つの病原体≒1つの非自己=1つの抗原じゃないのか。もし10
2024年4月5日 21:19
深夜にうっかりポチったOisix去る3月24日、土曜から日曜へと日付が変更した頃……電子書籍で購入している漫画の続刊が発売されていることに気づいて、hontoでポチッた直後だった。今なら送料無料!モスの照り焼きボウル付のお試しセット7980円相当が96%オフの1980円!※尚、ちゃんと覚えてないのでこの数字は間違っています。おいしそうなモスの照り焼きハンバーグの画像といかに
2024年3月29日 19:35
本「2021年11月に出版されて積読されてた医系免疫学改定16版です」大林「お待たせしましたぁッ!今日からよろしく」本「免疫学の教科書はもう何冊か読んだね?」大林「うぃ、なので復習が必要と思った事と新規情報に絞って熟読するつもりです。次の本がもう来そうなのでややペース上げていきます」1.免疫とは━免疫結合概説1免疫系の役割本「免疫現象は、微生物の感染防御・異物の無害化と除去・ 他の
2024年3月22日 20:59
入口の防御か全体の防御か本「理想的なワクチンは、感染源が侵入する場所で防御反応を誘導するもの」大林「侵入個所を防御出来たら感染しないもんね」本「なので、病原体の侵入経路である粘膜の免疫を刺激するのが重要な目標となる」大林「粘膜に直接といえば、経鼻ワクチンかな…」本「そう。ほとんどのワクチンは注射で、痛みを伴うので接種率が減るし、人件費含む経費もかかる上に、大半の病原体の侵入ルートとは異
2024年3月15日 20:18
去る3月8日、映画「ゲゲゲの謎」の応援上映に行ってきました。応援上映とは、「映画の上映中に観客が大声を出すことが認められた特別上映回。映画上映中に観客の声援、コスプレ、アフレコなどが許される新しい映画鑑賞スタイルであり、映画館では静かに映画を鑑賞するという従来の概念を覆すものである」応援上映に行くと決めた経緯長いので要約ver.・私は映画館に行くことは滅多にない。・しかし「ゲゲゲの
2024年3月8日 21:01
ワクチン開発で大事なこと本「ワクチン開発の成功に必要なことはまず安全性、 大半の者に防御免疫が誘導されること、長期の免疫力が誘導されること( T 細胞 B 細胞 両方の感作が必要)、 安価であること」大林「安全性は勿論だけど、安価なのは実際問題として重要だよね」本「効果的なワクチンプログラムの有利性は集団免疫」大林「数年前からテレビでも聞くようになったね。体質その他の事情でワクチン接種
2024年3月1日 20:51
ワクチンと感染症について大林「ジェンナーとパスツールから始まりましたね」本「ワクチンの目標は、持続的な予防免疫を誘導すること。一度の感染でしばしば防御免疫が獲得される」大林「しばしば…留保したな?獲得できない場合もあるからか」本「感染による防御免疫獲得については、2000年前のペロポネソス戦争の頃に既に認識されていた」大林「ま、まさかそれは…」本「戦争中に2回続いてペストの大流行がア
2024年2月23日 22:15
がんと免疫療法について本「がん免疫療法には、CAR-T細胞や単クローン抗体のほかに2つの主要なアプローチがある」大林「ワクチンと…なんだろ」本「がんワクチンは、腫瘍が本質的に免疫原性が乏しいのでワクチンで高めようというアイデアに基づく」大林「へぇ〜!つまり腫瘍細胞は攻撃対象になりにくいってことか。まぁ、排除されないからこそ増殖しまくってがんになってしまったから当然か」本「2つ目はチェ
2024年2月16日 19:36
腫瘍拒絶抗原の分類本「腫瘍拒絶抗原はいくつかに分類できる」大林「腫瘍を拒絶する抗原……T細胞が排除対象として認識する抗原ってことかな」WEB「ヒトのメラノーマ細胞のMHC上に提示され,T細胞によって認識される癌抗原の遺伝子.MAGEと名づけられ,メラノーマだけでなく各種の癌にも発現することが判明した.正常細胞ではMHCを発現しない精巣の細胞にのみ発現し,現在ではCancer-Testis抗
2024年2月9日 20:31
本「免疫抑制状態で腫瘍が成長する例として、固形臓器の移植後で免疫抑制状態にしている患者で起きる移植後のリンパ球増殖性疾患がある」大林「感染症とかでもないのにリンパ球が増殖する病態ってことかな」本「これは、エプスタイン・バール(EB)ウイルス感染によりB細胞が増殖するもので、免疫が正常であればB細胞が腫瘍化される前に感染細胞が排除される」大林「EBウイルスか!別の章で学習したやつだ!キス病!」
2024年2月2日 19:33
がんと免疫について本「先進国の三大死因は、がんと感染症と心血管疾患。感染症の治療や 心血管疾患の予防の改善が続いて平均寿命が延びるのに伴い、がんが一番の死因となる可能性が高い」大林「長生きするほど遺伝子の異常が蓄積されるもんね… 」本「がん治療の最も大きな課題は転移metastasisの制御」大林「英単語の発音はメタ……?」看護ルー「転移:metastasis(メタスターシス)を「メタ
2024年1月26日 19:40
抗体製剤について本「抗体は、より選択的に働き、直接的な毒性が低い可能性がある」大林「抗体製剤ですね!」本「抗体製剤の開発は、19世紀後半にジフテリアや破傷風の治療のため開発されたウマ血清が最初」大林「馬に感染させて免疫つくらせてその血液から抗体を採取するやつですね。ヒトからも採取してるよね、移植の章で書いてた…」本「ドナーから集めた多クローン性抗体製剤の経静脈投与intravenous
2024年1月19日 20:12
第16章 免疫応答の操作序章大林「第16章はどんな内容?」本「望ましくない免疫応答の抑制や防御免疫を高めたりする方法について」大林「後者であればワクチンや血清から始まり…」本「そうだね、病原体に対する免疫法や抗血清の開発は19世紀後半にかなり進んだ。免疫抑制については薬剤が導入されるようになった」大林「色々と進化してるよね」本「薬剤による操作は特異性が低く、効果も限定的だけど常套手
2024年1月12日 20:57
胎盤と免疫抑制について(前回からの続き)本「胎盤は、栄養素の枯渇により母親のT細胞を抑制しているのかもしれない」大林「胎盤って栄養たっぷりなイメージあるけど?」本「母親と胎児の境界の細胞ではインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼという酵素が高発現していて、これは必須アミノ酸のトリプトファンを枯渇させ、トリプトファン欠乏のT細胞は反応性が低くなる」大林「ほぉ」本「妊娠マウスでこの酵素を