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本や映画や音楽のnote。

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2020年6月の記事一覧

28人のシェフたちが尊敬する『変わらない店』

28人のシェフたちが尊敬する『変わらない店』

雑誌『メトロミニッツ』の連載をまとめて一気に今、東京をおもしろくしている飲食の人々――シェフ、ソムリエ、バーテンダーたち――が、昭和の店に目を向けている。そこに懐かしさなどではなく、むしろ新しさを感じ取っている。という動きに気づいて生まれたのが、2018年に上梓した『変わらない店 僕らが尊敬する昭和 東京編』(河出書房新社)。

フリーマガジン『メトロミニッツ』誌での連載「僕らが尊敬する 昭和のこ

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全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」

全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」

 はい、瀧本です。
 とくに今日は自己紹介する必要もないと思うので、バーッと進めますね。
 僕は話すのがちょっと速すぎるようで、よく通訳が必要とか言われるんですが(笑)、ここに集まったみなさんは頭も良いかと思うので、京大の授業でいつもやっているようにやります。
 はい、ついてきてもらえればと。
 で、今日のこの会場は、東京大学の伊藤謝恩ホールです。みなさん、「伊藤」って誰のことだか、わかります? 

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無駄な悩み時間を解消する「占い」効果、と6月28日の日記

無駄な悩み時間を解消する「占い」効果、と6月28日の日記

今週で6月も最後かと思うと、ゾッとします。

一年の半分がこれにて終了。本格的に年後半に入るわけです。

とはいえ、夏はまだまだこれからですし、いろんな「マイナス」が「ゼロ」とか「プラス」に転じてきたり、ディズニーが再開したりしています。

いいことを見るか、いやな部分を見るか、試されてますね。

今日は、月曜日なので、「しいたけ.占い」を読みました。

ぼくは、もともと占いってコンテンツが好きで

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「林さんはどうやって書く仕事を?」に答えました、と6月28日の日記

「林さんはどうやって書く仕事を?」に答えました、と6月28日の日記

【質問】
はじめまして。いつも楽しく拝見しています。都内在住の33歳、ねことくらしている独身女です。

林さんは、以前、(とってもかなり前?)音楽雑誌やレコードのレビューや帯書きをしていた、と伺っていましたが、当時から「文字を書いて収入を得る」という思いがあったのでしょうか?(どれくらい稼げるのか、きになります)

また、現在は様々な媒体で連載や寄稿をされていますが、全てnoteやcakes関連で

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閃いたことは30秒以内にメモを、と6月27日の日記

閃いたことは30秒以内にメモを、と6月27日の日記

「ああ、またどっか行ってしまった。。」

と、さきほどもなりました。

今日はそのことについて。

いつもそうなんですが、ラジオを聴いたり、本を読んでいたり、人と話している時って、頭がいい感じになって、何かを「閃くこと」ってよくあります。

これって別に、アイディア豊富だとか、脳のスペックとかそういうところはあまり関係がなくて、もしあるとすれば、記録に残す「習慣付け」なんだと思っています。

最近

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瀧本哲史氏の講義を完全再現!『2020年6月30日にまたここで会おう』オーディオブック化

瀧本哲史氏の講義を完全再現!『2020年6月30日にまたここで会おう』オーディオブック化

8年後の2020年6月30日にまたここで会おう今から8年前の2012年6月30日、東京大学伊藤謝恩ホールにて、参加生徒を29歳以下に限定し約300人を集めて瀧本哲史氏による講義が行われました。

若い世代に自分の力で未来を切り開くための武器を授け、熱い激励を贈った講義の最後に、瀧本氏は突然、こう切り出しました。

「8年後の今日、2020年6月30日の火曜日にまたここに再び集まって、みんなで「宿題

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「女帝 小池百合子」はファンタジーのようなノンフィクションだった、と6月26日の日記

「女帝 小池百合子」はファンタジーのようなノンフィクションだった、と6月26日の日記

今週、久しぶりに夢中になって読み耽っていたこの話題の本。

何度も書いてしまっているけど、とんでもなくおもしろい内容でした。

もし、気になっている人がいたら、このタイミングで読んでみてほしい。全力でおすすめできるし、きっと読んだら同じような気持ちになると思うんです。

奇妙だったのは、読み進めているうちに「この本は小説だっけ?」って思うほどに、出てくる内容は衝撃的だし、いろんな人々の人生が小池さ

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湯を沸かすほどの熱い愛ってなんだ?

湯を沸かすほどの熱い愛ってなんだ?

金曜の夜は大体森下の居酒屋でまぐろユッケを食べていたのだけど、コロナ禍ということで、別の楽しみ方を見つける必要が出てきた。
そんなわけで最近の花金は映画を観ている。
動画配信サービスさまさまなのである。

所属している会社は、コンテンツの勧め方が上手な人が多くて嬉しい。
先週は同僚さんの書いたnoteを読んで、「湯を沸かすほどの熱い愛」を。そして今週はまた別の同僚さんの勧めで「インター・ステラー」

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自分という「駒」を動かしたい時期、と6月25日の日記

自分という「駒」を動かしたい時期、と6月25日の日記

世の中だいぶ明るくなってきたなぁと感じます。

それと同じくして「危機感」もあって、毎日、「東京○○人」みたいなニュースが流れるのって、やっぱり震災の時と似ているなぁって思うんです。

あの時も、日々刻々と数字が積み上げられていた感覚があったのですが、いつ頃からかなくなりましたよね。今の状況も、そういう感じで収束していくんでしょうか。

「収束」っていうのは、数字や状況の変化というよりも、人々の「

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受け入れる覚悟、前を向く勇気、と6月21日の日記

受け入れる覚悟、前を向く勇気、と6月21日の日記

信じられますか?

6月も、もう後半なんです。今年は、半年くらい気を失っていたような気がします。でも、世界中がみんなそうですよね。

2020年はどんな年にしようかな、と気持ち高めて、スタートを切ったタイミングだったから余計に、ですよね。

今、外に出て、人がたくさんいる風景を眺めていると、自分も含めてですが、「みんな、がんばってきたんだよなぁ」って思います。

今後も余談を許さない状況ではあると

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本のはなし。

本のはなし。

なんとなく、今回は本のはなし。

今となっては遠い過去のことですが、その昔本屋さんをしていたことがあって。
本、それなりに好きなんですよね。

本はそれなり、というのは、本よりも本屋さんが好きというのがあって。
本当に読書が好きなら、なんにしたって読むのだろうけど、私の場合そうではなかった。
本屋さんや図書館みたいな、「本のある場所」が好き。

なんというか本屋さんの、
ずらりと並ぶ本から、「今の

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たった一文字のタイトル、『公』という本を出します。

たった一文字のタイトル、『公』という本を出します。Amazon予約開始しました。

 コロナ禍を経て、日本は表面的に変わることはできるだろう。満員電車による通勤からテレワークへ、教育施設のオンライン化、中央から地方への雇用シフトなど、おそらく見えやすいところの動きは始まる。
 だがほんとうに変わるのか。変えられるのか。変わろうとするのなら、この国に本質的に欠けているものが何なのか理解しなければなら

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『ハレ婚。』だけは買っちゃいけないと思ってました。

『ハレ婚。』だけは買っちゃいけないと思ってました。

水曜日ですね。今週のマンガは、また物議を醸してしまうかもしれません。

『ハレ婚。』ちょうど1年前ごろに完結しましたよね。

ぼくは大好きなんですよ。ページを開かずとも全部話せます。どんなストーリーかというと

あらすじ
現代日本を舞台に一夫多妻制を題材とした作品。日本で唯一、一夫多妻制が認められた町で第3夫人となる前園小春を主人公に、夫となる伊達龍之介、その第1夫人のゆず、第2夫人のまどかとの結

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【ett(エット) CD 直売処/5月新規】

岐阜 大垣/菓子処 かしの (お菓子)
埼玉 朝霞/ミソラ食堂 (ワインバル)
大阪 長居公園/ボヌールキッチン (カフェ)
岡山 藤田/ののさまあん (カフェ)
山口 下関/capanna di CIPOLLA (喫茶&古道具)
静岡 浜松/鮨場まる (寿司)
福島 郡山/Go Go Round This World (喫茶&本)
神奈川 山北町谷峨/Desture (パン&お酒)
島根 柿木村

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