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日記

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帰宅ラッシュの波に思う

帰宅ラッシュの波に思う

今日は夫が財布を忘れて出社して帰れないというので、駅で待ち合わせることになった。
大雨だから途中まで車で行き、コインパーキングに停めたらしい。
そのコインパーキングは電子決済不可とのことで、私が呼び出されることとなったのだ。

帰宅ラッシュの時間に電車に乗ったのはすごく久しぶりだ。
駅では階段を転がるように駆け下り電車に突っ込んでいく人たちがおり、みんな頑張って働いていてすごいなあと思った。

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あのころの温泉、今の温泉

あのころの温泉、今の温泉

朝から温泉に行ってきた。
このあたりには温泉も銭湯もほとんどないから、車で30分くらいのところまで足を延ばした。

鬱状態になってからというもの、お湯に長く浸かるのが怖くなっている。
お湯に入っている時は他にすることがないから、つい嫌なことを考えてしまうのだ。
こんな風になる前は温泉が大好きで、大学時代は温泉巡りを目的に日本中を一人旅してまわっていた。
大学生になる以前から、地元の温泉に家族で定期

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好きなパンを、好きなだけ

好きなパンを、好きなだけ

ゴールデンウィーク期間中、ずっと気分が落ち込んだままだった。
最終日の今日も起きた途端に落ち込みが襲ってきた。
夜眠っている間一時的に忘れていた落ち込みが、サボることなく働き出した。
仕方なく、処方されている頓服薬を飲んでまた眠った。
そして、悪夢をみた。
夢の中でも体調が悪く、周囲の人に迷惑をかける夢。
最近よくみる夢だ。
悲しい気持ちで起きたら、なんだかお腹が空いた。
どんなに憂鬱な気分でもお

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浮かれざま、焦り

浮かれざま、焦り

ゴールデンウィークで街中が浮かれた人でいっぱいだ。
昨日は平日だったというのに、朝一でスーパーに行ったら家族連れがいて驚いた。
その家族連れは浮かれてアイスを買っていた。

自分はというと特に用事がなく、いつものように体調が悪い。
何をする気も起こらず、横になってばかり。
トイレのためになんとか起き上がり、済んだらまた横になるというような状態だ。

浮かれた人たちの様子を見ると、自分も有意義に過ご

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どこでも思考

どこでも思考

今日はいつものドトールではないドトールに来ている。
駅ビルに入っているドトール。
郊外にあるいつものドトールとは少し客層が違う。

サラリーマン風のおじさんは店員さんに対してぶっきらぼう。
店員の若い女性にタメ口をきき、少し威圧的な態度だ。
こういうおじさん、よくいるよなあ。
と、つい思ってしまう。
他人の一面だけを見てカテゴリ分けする癖が抜けない。

私のあとから来た2人組の男女は、とにかく声が

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SNSを見続けて約10年

SNSを見続けて約10年

SNSを見ると脳が圧迫される感じがする。
負荷がかかるというか。
なるべく見ずに生活できるくらい健康になりたい。
疲れていたり無気力だったりでほかのことができないから見てしまうわけで……。

SNSはあまりにも受動的で、瞬間的でもある。
情報の大洪水で、それらを浴びても内容を何も覚えていないのだ。
短文だったり画像や動画だったり、そればかり浴びていては頭が悪くなってしまう。

SNSもスマホも携帯

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気が大きくなる夜のリストアップ

気が大きくなる夜のリストアップ

夜、少しだけ調子が良かったりすると、「明日のTO DO」をしこたまこさえてしまう。
調子がいいから、気に入りのメモ用紙に「TO DO LIST」と書かれた回転印を捺す。
それで、明日やることをメモ用紙いっぱいに書き出す。

翌日、まあ大体思うようにはいかず。
リストの半分も消化できない。
そしてその日の満足度は下がる。

気分が少し上がった時には、なぜかあれもこれもできるような気がしてしまう。

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塵も積もれば

塵も積もれば

「うつは脳の病気」ということは理解している。
理解した上で、気の持ちような部分もあるのではないかと考えている。
ほかの病気でも同じで、闘病生活をどんな気分でやっていくかで毎日の過ごし方も変わってくるのではないだろうか。

この半年で気持ちはさらに沈み、娯楽に使う時間がガクンと減った。
気力がないのはもちろんのこと、もう何をやっても楽しめないのだ。
何も楽しいと感じられないことの根本には、人生への諦

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大丈夫か?

大丈夫か?

最近は感情の振れ幅が大きく、いつも以上に自分のコントロールができずにいる。
振れ幅と言っても、単純にテンションが上がったり下がったりというわけではない。
基本的には低いテンションで過ごしており、日に何度か悲しみや怒りでおかしくなってしまう。

些細なことでイラついて夫に当たって、そのあと申し訳なさで大泣きする。
出掛けようと支度して、ふとした拍子に全てが嫌になりベッドに潜り込むこともしょっちゅうだ

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大好きなお店、さわやか

大好きなお店、さわやか

静岡ローカルのファミレス「さわやか」のハンバーグが大好きだ。
お肉がみっちり詰まっていて肉々しさがある。
静岡に寄ったら必ず食べる、それがさわやかのハンバーグ。

その時々の用事に合わせて近くの店舗を探して行く。
どこの店舗に行っても、ホールの店員さんはハキハキ、テキパキしていて見ていて気持ちが良い。
さわやかの店員さんになるにあたってそういう接客の指導を受けているのだろう。
指導を受けたからと言

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昔は気付かなかったこと

昔は気付かなかったこと

先週末、2泊3日で関西に旅行へ行った。
大阪、奈良、和歌山をまわった。
みっちみちのスケジュールで、毎日夕方頃には心身ともにボロボロになっていた。

今回の旅行で、関西の接客業の方は全体的に親切で気がつく人が多いなあと思った。

大阪のローカルコーヒーチェーン店でモーニングを食べた時。
最近は食前の薬も処方されているため、料理とドリンクを待っている間にお冷で薬を飲んでいた。
薬のなかには顆粒の漢方

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未来の安心を今書くこと

未来の安心を今書くこと

noteはやっぱり明るい話題を書いたほうがいいよな、と思う。
noteというSNS風味のブログで、フォローフォロワーという制度がわりと機能している中で、わざわざもらい鬱になるような記事を読みたくはないだろう。
私もそうだから。

明るい話題、明るい話題……、と頭の中をひっくり返して床を這うように探し回っても、何も浮かばない。
いや、浮かびはする。
一応浮かぶのだが、それをタネにして膨らませて書くこ

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濃い時代、静かな時間

濃い時代、静かな時間

中学生の頃、ホームルーム的なものが始まる時間よりだいぶ前に学校に着いていた気がする。
別のクラスの友達と登校していて、教室に着くとまだ数人しかクラスメイトが来ていない状態。
あの時間がわりと好きだった。
本を読むか、宿題を片付けるか、ぼんやり過ごすか。
放課後の時間はなんだかけだるい感じで好きじゃなくて、すぐ帰っていたように思う。
朝の澄んだ空気のなか、数人のクラスメイトと無言で過ごすのが楽だった

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「財産」を見返して

「財産」を見返して

この前の日曜日の夜、旅行の時にもらって保存しておいた紙ものを見返していた。

大学1年生だった2011年からずっと保存してある。
1年ごとにどさっとポケットに入れてファイリング。

2012年と2013年が一番ボリュームがある。
それもそのはず、当時は毎月どこかへ行っていた。
夜勤バイトで稼いだお金を全部旅行に注ぎ込んでいたのだった。

パンフレットや入場チケット、切符、記念スタンプを捺した紙、分

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