秋風

幸せでありたいと思い、なるべくそのように振る舞っています。

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マガジン

  • 自助研究シリーズ

    生きづらさと、それに対するTipsがまとめてあります

  • 医学で考察

    せっかく医師なので、医学を使ってわたしの生活を豊かにします

  • 生き様

    わくわくの日常・非日常を描いた、素直なゆるエッセイです

最近の記事

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「朝起きられない」苦しみに向き合えるようになるまで (自助研究②)

前回・前々回に書いたものを読み返して、目を引きやすいタイトルをつけてノウハウに特化して書くのはあまり好きじゃないな…と思ったので、今作以降は内省に徹し、ノウハウは添える程度にする。 私の睡眠に関する困難との闘いの記録です。 睡眠障害(メラトニン分泌不全、睡眠相後退症候群、長時間睡眠)高校時代 〜遅刻のエキスパート〜 私の朝はいつも、8:00に覚醒し、8:02に焦りに突き動かされて飛び起き、着替えながら母が用意してくれたねこまんま(具沢山味噌汁かけご飯)をかきこみ8:09

    • 【藤原道兼の絶望、底つきと希望】 光る君へ 第十五話

      遅ればせながら、光る君への第十五話を視聴した。 道兼が自暴自棄になるさまが他人事とは思えなかったので、それらについて書いていく。 いや、ほんっっっっっとうに他人事ではない。 正直、道兼のシーンは全アダルトチルドレン必見だと思う。なんだこの解像度の高さは。 まず、道兼が関白にしてもらえなかったことをきっかけに出仕しなくなったのは、これまでの自己犠牲が報われなかった、つまり無意味だったと気づき、その虚しさで、なにかがぷつんと切れてしまったからである。 ACでない方にもわかる

      • 短編小説 立ち食いのそば

        こちらの投稿に導かれて、生まれて初めて小説を書いてみました。 短編小説 立ち食いのそば 私、そば、駅のホームの立ち食いそば屋で出される、安いそば。 あなた、ちょっとあなた。いままさに私を食べようとしているあなた。あなたですよ。おおい。 せっかくのご縁だから、お話ししてみたかったのだけれど。 そうか、あなたには私の声が聞こえないのね。 虚ろな目で、時計を気にしながら…んまぁ急ぐわねえ…新幹線なんて数分おきにあるんだからどれに乗っても同じでしょうに…ちゃんと味わって食べて

        • 「やめて、嫌だ」の伝え方

          はじめに 人間関係において、わたしたちは、 「相手はわたしを不快にさせようと思ってやっている訳ではないが、わたしは不快でやめてほしいと思っている」 という状況を、様々な形で経験します。 それは「教育」という大義の下に行われる価値観の押し付けだったり、対話の形をなしていないコミュニケーションもどきだったり、無意識にわたしの人格を蔑ろにしている関わりです。 でも、相手にわたしを傷つける/傷つけているつもりがないことは見て取れるので、どう伝えたものだろうかと、いつも頭を悩ませ

        • 固定された記事

        「朝起きられない」苦しみに向き合えるようになるまで (自助研究②)

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        • 自助研究シリーズ
          5本
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          2本
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          10本

        記事

          アクションゲームが苦手な理由

          わたしは、いわゆるアクションゲーというものがあまり好きではない。 たとえば、ゼルダの伝説が好きな人から、「手持ちの状況をいかにうまく使って敵を倒すか、それを瞬時に考えて実行するのよ。それがうまくいくとほんとうに楽しくて、生きている実感が湧く」という話を聞く。 しかし、わたしは正直それを聞いても、「うーん…?なぜゲームの中でまで頑張らねばならないんだ…?」という気持ちになる。 そう。そもそも、わたしの日常は常にピンチの連続なのだ。必死で頭を回転させて手持ちのカードでできるこ

          アクションゲームが苦手な理由

          最近のわたしのnoteは身近なモチーフを見てパッと思いついたものが多いなー。 そろそろ、じっくり温めた思索も世に放ちたいものです。

          最近のわたしのnoteは身近なモチーフを見てパッと思いついたものが多いなー。 そろそろ、じっくり温めた思索も世に放ちたいものです。

          【雑感】 光る君へ 第九話

          第九話視聴中、ブチギレ蔵人頭が頭から離れなくなってしまったので、そこから感想を書きながら観ることにしました。 脳直の感想です。 知的な面白みはおそらく何もありません。 帝「そんなもの飲んで良くなるとも思えぬが。お前が言うなら飲もう」 これなぁ。もちろんグリーフケアが最優先なんだけど、薬湯の代わりに「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)でございま〜〜〜す!」したら良くなる可能性あるんだよなぁ… 実資「私ほどの勤勉な者に向かって怠慢とは。…無礼な!」 私にこの記

          【雑感】 光る君へ 第九話

          「山月記」李徴のカルテを作ってみたー統合失調症と捉えての医学的考察

          親友と「山月記」の話をした。 山月記。 唐の時代の中国を舞台にした小説である。 清廉で優秀、前途洋々であったはずの青年・李徴が、失意の中で虎に変わり果ててしまった己の身の上を偶然通りかかった親友の袁傪に語る、という形で物語が展開される。 幻想的だが悲しい話だなあ、やりきれない気持ちが残るなあ、と二人でしみじみしていたのだが、ふと「もし語られるままの物語ではなく、李徴が人の姿のまま話をしているならまた別の怖さがあるぞ」という話になった。 その視点でもう一度読み返すと、李徴の

          「山月記」李徴のカルテを作ってみたー統合失調症と捉えての医学的考察

          セロリとの闘い(完)

          こちらの記事の続きです。 毎日少しずつセロリと闘うつもりであったが、計画通りにいかないのが人生というもの。 1日目(続) 午前に炊き込みご飯を作って記事をアップし、さあどうしようかと思いながら図書館に行き、本を読み、ご飯を食べ、入浴したところで、「ん…?無理に毎日コツコツ消費しなくても、使い切れないなら冷凍すればいいじゃな〜い!」と気づいた。 お風呂上がり、覚悟を決めてセロリの株に向き合う。 あまり器用な方ではないのでかなり時間がかかってしまったが、なんとか葉と茎(具

          セロリとの闘い(完)

          昨日寝る前にストレッチしたら、自分を大事にしてる感があってよかったので今日もする。やる気の日はやるぞ!

          昨日寝る前にストレッチしたら、自分を大事にしてる感があってよかったので今日もする。やる気の日はやるぞ!

          セロリとの闘い 1日目

          事情あって大きなセロリ株をいただいてしまった。 いただいた日をゼロ日目とし、本日は1日目と数えよう。 いやっ…ありがたい…めちゃくちゃありがたいんだが、我一人暮らしぞ? 私は食べ物はできるだけ無駄にせず食べ切る派である。 しかし…しかしこの量は…! 一般的に、セロリを必要とするレシピで要求される量というのは「茎一本」であったり、「葉適量」であったりする。 昨日と今日ですでに2本消費したが、その残り、つまり今撮ったセロリを数えただけで茎13本はある。…無理では? ええい

          セロリとの闘い 1日目

          手術中に倒れないための全て

          私はとても虚弱だ。 どのくらい虚弱かというと、学生時代、帝王切開の見学・採卵の見学ともに開始10分で床に崩れ落ち、以後の手術は椅子に座って見学させていただいていた程である。 しかし研修医という立場上、外科手技を全く必要としない科を志望している場合でも手術には入らねばならない。 さらに大抵の病院では、研修医にもなんらかの(カメラ持ちや器具出しなど、患者の容態に直接関わる部分では無いとはいえ)役割を課されることが多い。 ということは…手術中に倒れると迷惑がかかるではないか。

          手術中に倒れないための全て

          今日の空があまりにも綺麗だったから

          今日の空があまりにも綺麗だったから

          マイナスの感情に蓋をしたくない(自助研究③)

          2-3週に一度、職場の福利厚生のカウンセリングを継続している。 本日のカウンセリングで、わたしの生きづらさの根底に関わる、とても大事なことに気づいた気がするのでここに残しておく。 なかなか助けを求められない 自分にとって全く取るに足らない浅い悩み、それから本当に心が折れる限界の限界なら人に相談して助けを仰ぐことができる。 でもその中間、それなりに深刻で時間に猶予のある悩みとなると、「話して解決が得られるとも思えないし、話すことで時間を取った上暗い気持ちにさせてしまうかもし

          マイナスの感情に蓋をしたくない(自助研究③)

          へろへろボディでぐだぐだ荷造り(引っ越し2日前)

          引越しまであと1日と少し。 ひとりだとあまりにも進まないので、友人に電話で励ましてもらいながら荷造りをしている。 平日、仕事の後に一人でやるにはハードルが高い、本日のすべきことはこれ。 ・積読の仕分け ・見逃してたけど今使わないものを段ボールに詰める ・お皿を洗う 風呂上がり、ふっかふかの布団にトラップされ、一人ならそこで1日が終わるところだったが、友人の叱咤激励でなんとか抜け出す。 へなへなの身体で取り組むのは、まずは肉体的負荷の少ない積読の仕分けから。 「己の教養の

          へろへろボディでぐだぐだ荷造り(引っ越し2日前)

          出雲一人旅⑤3時間で出雲大社を楽しみ尽くせ!

          一夜明けて、旅の目玉その2・本命の出雲大社へ。 体力と電車の都合上、自由時間は3時間ほど。 時間が限られている以上、自分の中で譲れないことをはっきりさせておかねばならぬ。 自分なりに検討した結果、 ・美しいもの、気持ちいいことに時間を気にせず没頭したい ・出雲鏡石の勾玉が欲しい ・できたら前日食べた割子そば以外にも、出雲にゆかりのあるものが食べたい を基本指針とすることにした。 いざ、出雲大社観光スタート! 10:50 出雲大社境内へ 帰りに寄りたい参道のお店を素

          出雲一人旅⑤3時間で出雲大社を楽しみ尽くせ!