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『推し、燃ゆ』

『推し、燃ゆ』


あらすじあらすじは以下、こちらのブログを参照しました。

宇佐見りんさんについて
宇佐見りんさんは、1999年5月16日生まれで、現在24歳の若手作家です。
2019年に『かか』で文藝賞を、2020年には同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞しています。
そして、『推し、燃ゆ』では芥川龍之介賞受賞しました。
今日本中の注目を集めている若手作家の一人です。

なんと私よりも年下の作家さんだったなんて…

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『傲慢と善良』第二部

『傲慢と善良』第二部

『傲慢と善良』第一部から勢いのまま、一気読みしてしまいました。

今回は第二部について書いていきます。

概要『傲慢と善良』は、2019年3月5日に朝日新聞出版より出版された小説です。著者は辻村深月さんで、2018年に『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞されるなど、日本を代表する作家さんの一人です。

あらすじ『傲慢と善良』の文庫本についてのあらすじは以下のとおりです。

今回は第二部を読んだので、概

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『傲慢と善良』第一部

『傲慢と善良』第一部


概要
『傲慢と善良』は、2019年3月5日に朝日新聞出版より出版された小説です。
著者は辻村深月さんで、2018年に『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞されるなど、日本を代表とする作家さんの一人です。

あらすじ『傲慢と善良』の文庫本についてのあらすじは以下のとおりです。

私も第一部を読みましたが、これはもはやただの恋愛小説ではなく、20-30代を生きる人の悩みや不安、葛藤に寄り添ってくれる作品の

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『世界でいちばんやさしい教養の教科書』

『世界でいちばんやさしい教養の教科書』

こういう系の本はあまり読まないけど、
おすすめされたので読んでみました!

読んでみるものですね〜!

本を読んで初めてわかったことが
結構ありました。

例えば環境倫理についてです。

という文章を読み、ハッとさせられました。

先進国が作った環境倫理のルールは、
実は突き詰めれば大国のエゴイズム。

環境倫理をあたかも正しいこととして捉え、

途上国を「遅れている」と表現するのは
おかしな話で

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『沈黙の艦隊』が面白すぎる

『沈黙の艦隊』が面白すぎる

最近話題の『沈黙の艦隊』について話したいと思います。

私がこの漫画を知ったきっかけは、実写版ドラマ ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」がPrime Videoで配信されたことでした。

配信されるやいなやランキングに入っていて、注目度が高いことを知りました。

2月9日に配信され、すぐに観てみると、一気に6話まで見てしまいました。

それほど引き込まれるストーリーと、映像のインパ

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「癌」について学んでみた

「癌」について学んでみた

おはようございます。

昨日の夜、何を思ってか癌について勉強してみたくなったので、この本を読み始めました。

私は癌について何も知りませんが、

祖母が癌でなくなったことや、
身近に乳がんになった方がいたため、

早めに勉強しておこうと昨日思い立って、
読んでみました。

2016年に発売された本のため、癌の新常識がすでに変わっている可能性もありますが、この本で学んだことをいくつか紹介していきます

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『凡人が天才に勝つ方法』

『凡人が天才に勝つ方法』

みなさんは、「ボクらの時代」をご覧になりましたか?

「ボクらの時代」は、言わずと知れた長寿番組で、
さまざまなジャンルで活躍するゲストが集まり、
多彩な話題を取り上げるトーク番組です。

1月14日は、音楽プロデューサーのつんく♂さんと
お笑い芸人の博多華丸・大吉さんが、
仕事やプライベートになどついて語り合う回でした。

毎回見ているわけではないのですが、
博多華丸大吉さんが好きなので、興味本

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『薬屋のひとりごと』は、ラノベをお勧めする理由

『薬屋のひとりごと』は、ラノベをお勧めする理由

『薬屋のひとりごと』といえば、最近アニメが話題ですよね。

『薬屋のひとりごと』は、架空の中華風帝国にある後宮を舞台に、薬師の主人公・猫猫(マオマオ)が薬学の知識を用いて事件を解決していく、ミステリー要素のあるラブコメファンタジーです。

私の学生も何人も見ていて、
「私は猫猫(マオマオ)に恋をしています。」
なんて報告してくる子もいます。

そんな話題のアニメですが、私は去年、あるテレビをきっか

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『まんがで読破 学問のすすめ』

『まんがで読破 学問のすすめ』

まんがで読破シリーズが
Kindle unlimitedで読み放題になっていたため、
早速気になる作品を読んでみることにしました。

このように純文学、歴史文学に触れようと思ったきっかけは、こちらの記事でも書きましたが、

『20歳の自分に伝えたい知的生活のすすめ』

という本を読んだことがきっかけでした。

そしてまんがで読破シリーズの中でも、
学問のすすめを読もうと思ったきっかけは、

こちら

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『20歳の自分に伝えたい知的生活のすすめ』

『20歳の自分に伝えたい知的生活のすすめ』

この本は、20歳ではない自分にも刺さりまくる言葉が溢れかえっていました。

きっと20歳の自分には理解できなかったであろう内容が多く含まれていて、今このタイミングで出会えたからこそ意味があったのだと信じたいです。

教師でありながら、文学と真剣に向き合ってこなかったことを、終始恥じる結果となりました。

知性のある生活か、知性のない生活か…

わたしは今後、知性のある人生を歩みたいと心から思えるよ

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『小さな幸せ46こ』読みました。

『小さな幸せ46こ』読みました。

よしもとばななさんのエッセイです。

46個のストーリーがあり、どれも読んだあとは、ほっこり幸せな気持ちになれるものばかりでした。

よしもとばななさんのストーリーには、とにかくたくさんの生き物が出てきます。

犬や猫だけでなく、亀や虫などの描写もリアルで、途中は少しゾッとするものもありました。

でも、ばななさんが幼少期やインドネシアでは生き物を身近に感じたとおっしゃっていたように、わたしも今タ

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『チ。』について語りたい

『チ。』について語りたい

どうしても語りたいマンガがあります。

『チ。-地球の運動について-』というマンガです。

前々から話題となっていた作品ですが、私が実際に読んだのは最近のことです。

読んだ瞬間から誰かと気持ちを共有したい衝動にかられたため、今回は思いのたけをこのnoteにぶつけようと思っています。

『チ。-地球の運動について-』という作品は、15世紀ヨーロッパを舞台としています。
その時代は異端思想(その時代

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『しょせん他人事ですから』

『しょせん他人事ですから』

1.2巻読みました!

まず、タイトルが素敵ですよね!?

タイトル通り、主人公の弁護士の座右の銘は「他人事」です。

弁護士だからといって、みんなが聖人君子ではありません。

感情移入は一切なし。

相手の心情お構いなしに、事実だけを正確に伝える一見非常な弁護士のお話です。

1.2巻は、SNSのトラブルに関するものでした。

あらぬとこから噂が広まり、望まない炎上に苦しむブロガーやアイドルのお

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『島さん』

『島さん』

おもしろいです!!!

コンビニ夜勤歴20年越えの60代のおじいちゃんのお話です。

一見頼りないおじいちゃんのように見えますが、実は背中に大きな秘密を抱えています。

読み進めながら、深まる島さんの謎を解いていく過程がとてもワクワクします。

基本的には1話完結型のストーリーなので、とても読みやすいです。

私は分冊版の10巻まで読みました。
今ならKindle Unlimitedで読み放題です

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