マガジンのカバー画像

ドイツ

8
運営しているクリエイター

記事一覧

あまりにも厳しすぎるドイツ教育の実態

ドイツ教育機関は子どもの将来を早くから決めてしまうドイツにはギムナジウムという小学5年から高3くらいまでの大学進学する子供への一貫教育を行う学校があり、この卒業試験であるアビトゥーアが大学入学資格試験も兼ねている。しかしアビトゥーアを取れなければドイツではどこの大学にも入れず、チャレンジは2年しかできない。アビトゥーアに受かれなければ職業訓練もしていない人なってしまい、就職の可能性が狭まる。アビト

もっとみる

ドイツの電力における課題 再生可能エネルギーか原発か

①ドイツが抱える電力課題は、原発が停止したらどうなるか連邦ネットワーク庁によると点検で停止した原発がこのまま停止すると、一年の冬には南ドイツやシュツットガルト界隈で断続的な電力不足が発生するという調査が出た。ドイツの冬は日照時間が短いので太陽光発電は役に立たない。風力発電もあまり期待できない理由は、2009年にロシアがウクライナとのガス価格争いでウクライナへのガス供給を停止した際に、ドイツ含めた西

もっとみる

福島原発事故で動揺しまくるドイツ人

福島第一原発事故によるドイツへの影響チェルノブイリの事故で大火災による灰がドイツの草原に降った事実から、ドイツ国民は日本の福島原発事故が起こった際に放射線測定機が異常に売れ、国民がヨウ素剤(ヨード欠乏症による甲状腺異常に使う治療薬)を買いに走ったりという現象が起こった。メディアがこのようにあおった結果、BMWやフォルクスワーゲンなどは在日ドイツ人社員も帰国させ、ドイツ大使館は機能や業務を大阪府の総

もっとみる

ドイツ元首相のシュレーダーによる失業者減少の実績と悪影響

1998~2005までドイツ首相のゲアハルト・シュレーダーによるアジェンダ2010という経済改革の成果当時ドイツの失業者が減らなかった原因は、高福祉国家ドイツにおいて1995年から強制保険が導入され、会社員は根金保険・健康保険・失業保険・介護保険・労災保険に加入し企業と半々で負担しなくてはいけなかった(保険料負担のための財源を確保するために食材祈祷日という祝日を廃止してGDPを増やそうとしたことも

もっとみる

日本企業はドイツと比べると生ぬるいという話

ドイツの労働に関して厳しい点→休憩のためにカフェテリアでコーヒーを飲んだり私用でネット検索する場合は、タイムカードでチェックアウトして労働時間から差し引かなくてはならず、そうしないと就業規則違反になる(日本の就業規則とは異なり、ドイツは雇用契約書を企業と交渉して変更したりするため、社員によって就業規則や雇用契約書の内容が異なる)。また、日本企業以上に成果主義であるため、目標未達成だとその理由を問い

もっとみる

日本はサービスが過剰すぎる(ドイツとの比較)

ドイツでのサービスの悪さ→飲食店の従業員の態度は日本と比べると非常に悪く、間違えても謝らないしへりくだった態度を客に取らない。ドイツではサービスは無料ではないという考え(チップは代金の10%が目安、アメリカでは15%)。しかしサービスが悪いため日本よりも割安になっている場合も多い。日本の新幹線は終着駅に12分間停止しそのうち7分で清掃を終えるが、これは世界的にはやや過剰すぎるサービスといえる。大企

もっとみる

ドイツの休暇日数についてpart2

ドイツそんなに休暇多くても大丈夫なの?→子供がいる過程では夏休みの7~8月に有休を使って長期休暇を取る人が増えるが、そういう時はかち合わないように同僚と事前に話し合って休暇時期が重ならないように調整している。ドイツ企業においては、その人でないとその仕事が務まらないという状況が基本的にはない。担当者は他の社員でも対応できるように書類や電子ファイルをわかりやすく整理するよう徹底されているからだ。課のす

もっとみる

ドイツ人の休暇日数について

土日が一年で約100日(これは日本人も同様)、祝日やクリスマス休暇や有給休暇を加えて150日も休んでいる。ドイツ人は毎年約30日の有給休暇をほぼ100%消化し(法律で労働者の年24日の有給休暇取得が義務。採用後半年間の試用期間中は有給取得の資格はないが、試用期間終わった瞬間から有給の権利が与えられる)、1日10時間以上働かず、午後6時には帰宅し、日曜と祝日の労働は原則として禁止。管理職を除けば有給

もっとみる