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エッセンボンノック

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日々考えていることや旅での気付きを言語化したエッセイ集。迷言から名言まで、言葉の宝探しを。写真は旅先での1枚。気が向いたら有料化します。
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#1日1エッセイ

エッセイを読みたい

エッセイを読みたい

僕はエッセイを書くことも好きだが、それ以上に読むことか好きだ。お笑い芸人のエッセイ、小説家のエッセイ、AV女優のエッセイ、経営者のエッセイ、旅人のエッセイ‥いろんなエッセイを読んできた。

エッセイには、その人のフィルターを通した世界が広がっている。どのエッセイにもオリジナリティが溢れていて、その人の脳内をノゾキ見するように、旅するような感覚で、エッセイを読んでいる。

エッセイは、さまざまなクリ

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10倍で売れた

10倍で売れた

4年前、タイのローカルマーケットに訪れた際、1万円分くらいの雑貨を買った。これが人生初の「仕入れ」である。現地の物価にしては、それなりのお金を使ったと思う。スーツケース1つ分の爆買い。

帰国後、買ったモノの半分は、お土産として友人にあげたが、もう半分はメルカリで売ってみることにした。目的は稼ぐことではない。どんなモノがどれくらいの金額で売れるのか、好奇心が強かった。

その結果‥

1枚あたり7

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意識高い系

意識高い系

意識高い系って、「意識は高い」系だ。意識は高いが行動が伴っていない、そんな人々を揶揄した言葉だと思う。

意識高い系はポエムをSNSにアップする、自分の頑張りをSNS上でアピールする。意識が低いよりは高い方がいい。でも、意識が高いだけなのだ。

積極的な姿勢は素晴らしいことだ。

ただ、行動が伴っていない。ここが、意識高い系と本当に意識が高い人との大きな差である。意識高い系は、発信することで自らの

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こんな文章、誰が読むのか?

こんな文章、誰が読むのか?

僕はWebライターとして、ブロガーとして、エッセイストとして、エセ小説家として、いろんな媒体でいろんな文章を書いている。文章を書くことが好きで、文章を書くことが日課で、ただただ言葉を紡いでいく日々。

あんな文章やこんな文章を書いていると、友人に言われる。「お前が書いた文章、誰が読むの?」って。

僕は有名作家でもなければ、インフルエンサーでもない。けれど、自分が書いた文章には、必ず読者がいる。

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8 森に帰る

8 森に帰る

僕の1日は、森の散歩から始まる。昨年は海外を転々としていたが、緑のあるエリアを中心に滞在し、森の散歩は欠かさなかった。

森に行くと、心が落ち着くのがわかる。ノイズと化した思考のざわめきが、「アイデア」や「意見」として昇華されていく。僕は、部屋から「森に行く」のではなく「森に帰る」と表現した方が正しいかもしれない。

もはや森に帰りすぎて、森に住んでしまった方が話が早いのでは?と思っているほど。数

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自己と言葉の距離

自己と言葉の距離

自己と言葉には、近くて遠い距離がある。近づいたり、遠く離れたりすることはあるけど、距離がゼロになることない。

このエッセイも、僕と距離がある言葉のひとつ。世の中には話し言葉、書き言葉、ボディーランゲージ、などいろんな「言葉」があるけれど、「書き言葉」は僕に最も近い言葉。

僕の感覚としては、話し言葉が最も遠い。

自分と言葉の距離が遠すぎて、サンドウィッチマンでいう「ちょっと何言ってるかわからな

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貯金って、損失。

貯金って、損失。

世の中には、2種類の人間がいる。貯金する人と、しない人だ。

大学を卒業して1年半、同級生の多くは企業に勤め、貯金する人になった。人によっては、すでに数百万円の貯金がある。僕は友人の貯金事情を聞く度にこう思う。

「もったいない…。」

正直、僕には貯金する意味がわからない。貯金する人に理由を聞いてみると「将来何があるかわからないから」と答える。

だからこそ、僕は貯金しない。将来、お金を奪われた

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一般男性…とは

一般男性…とは

先日、石原さとみが「一般男性」との結婚を発表した。芸能人が結婚発表する度に思う。「一般男性」とは…と。

ニュースや新聞では、芸能人ではない「非芸能人」を一般人と呼ぶのだろう。けれど、芸能人と結婚する人ってどこか「一般的」ではない気がする。

僕も一般人の一人であり、僕の周りにも一般人がたくさんいる。とはいえ、一般人だけど一般人ではないのだ。

僕は会社に勤めず、朝は森の散歩からスタートし、ヨガで

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飲み会といえば、ハーブティー

飲み会といえば、ハーブティー

「飲み会」というと、何をイメージするだろうか。大半の人々は、ビールや焼酎をイメージするだろう。僕も以前はそうだった。

最近、僕の中で飲み会といえばハーブティー「飲み会」を意味する。友人から「飲もうぜ!」との連絡がくると、「うん、(ハーブティーを)飲もう!)」と返信。

昼から飲んでもいいし、夜に飲むのも良い。スタバでハーブティーを買い、近くの公園で「飲み会」するのもいいもんだ。

一概に「ハーブ

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【エッセイ】誰も知らない

【エッセイ】誰も知らない

僕のことを知っているだろうか。僕は有名人ではないので、世の中の大半の人に知られていない。せめて、家族や一部の友人くらい。人数にして世界で数十人程度だろう。

僕が何やっているか知っているだろうか。アロハシャツを着て、カフェでメモを片手に何か考え事をしている僕を。海辺でどこか遠くを眺め、ひたすらボーッとしている僕を。

僕がどこにいるか知っているだろうか。ある日はタイ・バンコクのカフェ、ある日はニュ

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【エッセイ】それって稼げるの?

【エッセイ】それって稼げるの?

僕は企業に所属せず、フリーランスとしてあんたことやこんなことをしている。生活スタイルは学生時代とあまり変わっていない。

大学を卒業してたったの1年半、僕のやっていることや考えていることは特に変わっていない。けれど、周りの反応が変わってしまった。

学生時代、僕が何か企画すると「どんな内容ー?」とか「おもしろそう!」そういった反応が多かった。

一方、大学を卒業後のいま、僕が何か企画すると「それっ

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【エッセイ】悩み相談

【エッセイ】悩み相談

大学を卒業してフリーランスになってからというもの、友人や後輩から悩み相談を受けることが増えた。

仕事のこと、恋愛のこと、将来のこと、家族のこと‥みんなそれぞれ悩んでいるようだ。

さまざまな悩みに対し、僕はひたすら質問を投げかけ、悩みを解消する。そもそも「人は悩んでいるようで悩んでいない」と僕は思う。ただ周りからのひと押しや一歩踏み出す理由が欲しいだけ。

どんな悩みに対しても、僕はおなじ言葉を

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【エッセイ】嫌いなことはしない。

【エッセイ】嫌いなことはしない。

子供の頃、わざわざ自分の嫌いなことを積極的にしただろうか。遊びに勉強にスポーツと、好きなことをやってきたはず。

嫌いなことは嫌い。イヤなことはしたくない。当たり前のこと。

誰もが思うだろう。僕の場合は、早起き、他人に自分の時間を奪われるこ、事務作業などが嫌いである。

だから大学卒業後は、フリーランスの道に進んだ。会社勤めには僕の嫌いな要素がたくさんあったから。会社に合わせて早起きもしたくない

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【エッセイ】中途半端を超える中途半端

【エッセイ】中途半端を超える中途半端

「お前、中途半端だなー。」

と言われることが多い。自負している。僕は何をするにしても中途半端なのだ。性格上、何かを極める前に、飽きてしまうことの方が多い。

最近は、旅をして本を読んで、映画を観て、サウナに入り、ふと言葉を綴る。そんな日々を送っている。

旅しまくっている訳でもないし、ひたすら映画をみている訳でもない。これまでに訪れた国は10ヶ国ちょっとだし、これまでに観た映画はせいぜい100本

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