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カメラを始めてから今に至るまで
noteでは写真を通して自分が感じたこと、考えたこと等を綴っていく。
初投稿ということで、とりあえず私がどのような写真・撮影体験をしてきたかを書きたいと思う。
2019年の春、大学進学を機に京都に住むことになった。京都に進学を決めた理由は伝統ある街に惹かれたからである。
大学入学後、かねてから計画していた京都の寺社仏閣巡りを始めた。最初に訪れたのは平安神宮で、その鳥居の大きさ、門の大きさに圧倒さ
写真の中での「人」の存在
最近、自身のスナップ写真をまとめた「one after another」の第7弾と第8弾を作成した。今一度作成した写真集を振り返ってみると、人が写っている写真が多いことに気がついた。今回はなぜ自分が人に惹かれるのか、人の何に反応しているのかについて考察をしたいと思う。
本題に入る前に、今読んでいる本について少し触れておく。ついこの前に書店で、『ありのままのイメージ:スナップ美学と日本写真史(甲斐
帰省概念2-What is homecoming-
京都から岡山まで新幹線で移動した後は、岡山駅から特急に乗って瀬戸大橋を渡り、丸亀駅を目指す。今回乗車した特急は「南風」で、終点は高知駅である。まずは駅で特急券を購入した。特急を使って帰省するのは久々だったので、券が2枚出てきたのに驚いた。区間料金分と特急券で合計2枚。改札口に2枚同時に入れて通過する。
四国(高知方面)行きの列車が停車する駅ということで、最近の朝ドラで話題の牧野博士の広告がど
京都国際写真祭を巡る3-観る者に知識を要求する写真-
今回はココ・カピタンの展示を観て感じたことを書いていきたいと思う。ココ・カピタンの展示は3カ所で行われているが、訪れたのはそのうちの1つ「大西清右衛門美術館」での展示である。京都国際写真祭のパスポートを持っていれば、有料ギャラリーは1回のみ無料で観れるのだが、ここは茶釜の展示があるので800円支払わないといけないので注意が必要だ。
早速、受付でお金を払って美術館に入った。写真を見る前に、まずは
京都国際写真祭を巡る2-人の作品を撮る-
京都国際写真祭について書くのは今回で2回目だ。この記事を読んで興味を持たれた方は是非前回の記事も読んでみてほしい。
この記事で触れるのはロジャー・エーベルハルトの作品である。彼の写真はコーヒーフレッシュの蓋に印刷された風景画像を、高解像度で接写し切り出した写真である。
写真2は展示されていた写真の一つである。引きで見ると滝の写真(写真2)だが、近くでみると筆で点を打って描いたように見える(写