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倉庫に何かいたらしい
6年ほど前、僕は、
「合志マンガミュージアム」というところで働いていた。
その時の話。
「倉庫に何かいるらしい」
最近の僕の仕事は、
合志マンガミュージアムという施設の、
バックヤードの本の整理がメインです。
朝、およそ1時間かけて、
マンガミュージアムまで出勤し、
お昼過ぎまでバックヤードの整理をし、
コンテナに詰めた本を
公用車に積んで、
午後2時頃から倉庫に運びます。
この倉庫が割と
追悼 マイケルジャクソン
私がレコードセールスで
過去の記録を全て破った次の瞬間から、
つまり、私がエルビスの記録を、
ビートルズの記録を破った瞬間から、
ギネスブックの歴史上、
史上最高に売れているアルバムとして認知された瞬間から、
一夜明けたら、彼等は私を変人、ホモセクシュアル、
児童虐待者と呼び始めたんだ。
私が自分の皮膚を漂白しようとしているとも言った。
彼等は世間の人が私に背を向けるようにする
僕のマンガ道 第5回 杉浦日向子
「ガロ」にはガロ三人娘と呼ばれている作家たちがいた。
やまだ紫と杉浦日向子と近藤ようこの三人である。
僕はこの三人の中では杉浦日向子が一番好きだった。
杉浦日向子は1980年に「ガロ」でデビューして、
その後、マンガ家、エッセイスト、時代考証家として
大活躍したが、2005年に46歳でお亡くなりになった。
その間、希代の怪物、
荒俣宏と結婚していた時期もあった。
1993年には「百物語」の終
僕のマンガ道 第2回 白戸三平
手塚治虫の次に僕が夢中になったマンガ家は
白戸三平である。
マンガの単行本はもちろん、
マンガ雑誌も家では買って読むことができなかったので、
書店の棚で見つけた、白戸三平の「サスケ」を、
表紙の絵柄のみで選んで買ってこっそり読んだ。
それは主人公のサスケが、
僕と同じくらいの年齢の子供だったからである。
「サスケ」は複数の出版社から単行本が出ているのだが、
僕が買って持っていたのは、
講談社