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#逆噴射小説大賞
【お祭り】逆噴射小説大賞2021 ゾウ印ピックアップ
こんにちは。ゾウさんだよ。
混沌と疲弊、いまだ先行きの見えぬ今年も、お祭りの季節がやってきたよ。
【逆噴射小説大賞】
ノージャンル。
ノーボーダー。
ワンルール。
「小説の冒頭800字だけで『続きを読みたくさせたら優勝』!」
何でもアリのスタートダッシュ小説祭りは2021年10月31日までやってます。つまりあと2日あります。皆さん進捗どうですか? 「はじめて知
銃声は囁く 【逆噴射小説大賞2021 没作品】
私は銃だ。モデルガンを基礎にした改造拳銃だ。殺傷力は本物の銃と同等。なにせ生まれてすぐに生みの親を撃ち殺したくらいだから。
かちり、と撃鉄が起こされた時に私の目が開いた。みすぼらしい老爺が座卓に肘をついて私を握っていた。下に部品の山、腹に弾丸が5発、この老人が私の生みの親だ。
「こんにちは」と私は言った。さぁご老体、何を撃つのです?
しかし我が創造主は「創造」で一旦満足したようだった。
逆噴射小説大賞2020 ゾウ印ピックアップ6選
ギャッ! こんにちは!
「逆噴射小説大賞2020」最終日の前日、わたしによるピックアップの時間だよ!
全部読めたわけじゃないけれど、なやんで6作を選んでコメントしてみました。
面白さは保証するのでみんな読んでみてね!! ちなみに作品の並べ方は「これがミニアルバムだとしたら曲順は……」みたいな感じ。
【超・宣伝】
俺が応募した5発はこれです。
逆噴射小説大賞2020 我が応募作5品まとめ
【はんせいかい】逆噴射小説大賞2020 セルフライナーノーツ(下) やってやれないことはない
[ 前回 までのあらすじ:我を忘れてワケワカンナイことになっているのに気づいたドントは、逆噴射プラクティスへと己が身を戻すのであった]
その⑤ ムムムッ……
で、大賞に送るでもなく誰に読ませるでもない練習、基礎修練の復習、初期衝動の回復(矛盾)として、なんも考えずに不真面目にヤーッとやっつけたのがこれであった。
全編完全なる中国語で書かれたこの800字、大賞のことも過去も未来も忘れてた
【はんせいかい】逆噴射小説大賞2020 セルフライナーノーツ(上) 何がドントに起こったか?
★本記事は、私が今年いかに迷走していたかの記録であります。あまり面白いモンではないので、そらへんはご注意ください★
その① はじまり
2020年9月末から10月中旬まで。私はアタフタしていた。いやどうかしていた。我を失っていたと言ってもよい。
逆噴射小説大賞の季節がやってきたのである。
昨年、気まぐれに参加しピャッと出したこれ↓
が予想も想像も越えてウケて驚愕。
調子こいて続きを書
10万と1回目の死にざま 【逆噴射小説大賞2020 補欠作】
「監督。ノブさん、またいます」
ADが俺に囁いた。
「またか……」
俺はため息をついた。他のスタッフも困り顔だ。
悪代官の屋敷のセット、その縁側にノブさんはいた。腕を組んでどっしりと座っている。さすが大御所俳優、貫禄十分だ。
問題は、彼はもう死んでいるということだ。1ヶ月前に。
菅井雅伸。通称ノブさん。
15歳でデビューし85歳没。映画にテレビ、時代劇から現代物まで、やられ役と
風が死人を連れてゆく 【逆噴射小説大賞2020 補欠作】
命乞いする農民三人を斬った後、“北風”は云った。
「あはは。この百姓が追っ手とは気づかなんだ。東風よ、お主は若いのによう気づく。南も西も見習うことじゃ。あはは」
満足そうに刀をしまい、再び歩き出す。
周りには誰もいない。いま殺した農民の死骸があるだけだ。彼らは追っ手などではない。
「そうじゃとも。尾張へはまだ遠いぞ……」
と北風は、やはり誰もいない脇に向かって呟く。
「おいたわしや」背後
虐殺者は帰還し東へと向かう 【逆噴射小説大賞2020 補欠作】
二十日ほどで、世界は死に絶えた。
動くものはほぼ全て殺したはずだ。
後は僅かな生物が残る程度だろう。
転生する前の人生は、記憶にない。
何かに撥ねられた覚えだけがある。
私は勇者と呼ばれ、魔王を倒した。
民に担がれこの大国の王となった。
そこまではよい。だがすぐ飽きた。
平和と政治の日々は退屈であった。
契機は、事故のようなものだった。
口うるさい大臣の額を指で突いた。
逆噴射小説大賞2020・異次元ピックアップ ~タイトルだけ部門・20選~
もしもし、聞こえますか。
こんにちは。私です。
「逆噴射小説大賞2020」、進捗どうですか。
初日に全弾ぶっぱなしたパンク兄ちゃんもいれば、一発一発をじっくり錬成、ゆっくりと装填、ぐっと絞るように引き金を引いていく人もおられるでしょう。
まだ迷っておられる方、去年の私の経験からアドバイスをいたしますと、ガーッと書いてバーッと出すのがいい感じです。えっ……参考にならない……なんかスイマセン
Go! Intense Rebellious LadieS【逆噴射小説大賞2020 後夜祭作品】
右はフェイク、左が飛んできた。拳の先が顎をかすめる。メーコはにやりとした。いつの間にか相当速くなってる。
週3回、夜中の公園、街灯の下。私たちはジャージ姿で殴り合う。
理由は簡単、戦うのが好きだから。
メーコの右蹴り。足首を掴む。途端に左で延髄を刈ってきた。かがんで避けて太股に一本拳を打ち込む。「つッ!」メーコが唸って引く。
距離を詰めてアッパー。避けられた。いつもはこれで決まるのに