遠藤雅彦

東日本大震災津波被災者として震災の経験を伝えています。防災士として活動しています。 こ…

遠藤雅彦

東日本大震災津波被災者として震災の経験を伝えています。防災士として活動しています。 このアカウントではこれまで関わり考えてきた防災についての知識と知恵を発信します。 未来において災害の犠牲になる命を減らせるように頑張ります。応援してください😀

記事一覧

なんでも災害とは言えないけど

暑い夏がやって来る。 大雨が水害となりそうな勢いで日本列島を駆け抜けた。 こんな時大変なのは、脱水症状や熱中症だ。 人間というのは不思議なもので普通にしていても…

遠藤雅彦
6年前
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不便な街は防災も弱い。

駅前の再開発が始まって やたらと駐輪場が作られている。 駐輪場は飽和状態で、溢れた自転車は 止められそうなところを探す。 違法駐輪を誘発してしまう。 通りは自転車…

遠藤雅彦
6年前
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防災を身近に~新しい言葉、事前防災~

復興計画を事前に作っておく一連の流れが事前防災という考え方だと昨夜のニュースで紹介されていた。 東日本大震災の経験を南海トラフ沖地震に応用する時、復興計画も事前…

遠藤雅彦
6年前
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防災を日常に‼️これがひとつのテーマだな。
誰だって災害で人の命が失われてはならないよ。

遠藤雅彦
6年前
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僕の言葉にも共感を頂けたのは本当に有難いことです。

遠藤雅彦
6年前
1

なぜ防災セットが便利なのか?

~準備してから忘れてくれよ~防災の準備なんて手軽に出来る。 そんな言葉はよく聞く。 家庭であるもので十分だよ。 日々食べ物を買ってあれば大丈夫。 これでも少しは…

遠藤雅彦
6年前
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津波で家を失い、喪失感と向き合う

ある高校のゲストスピーカーとして呼ばれた時のこと。 その授業では珍しく倫理を教えていて、心の授業をしていた。 担当の先生からのオーダーは 「子ども達は災害に驚く…

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遠藤雅彦
6年前
1

災害について伝えるなら、滅多に聞かれない避難生活について書いていこう。
みんな災害に遭う前後しか気にしないのよね。その後でどうなるかを知って欲しい。

遠藤雅彦
6年前

311東日本大震災~避難生活とは何か~その1

防災の準備や訓練については社会で学ぶことは多いだろうけど 本本的な避難生活を解説されることは少ない。 とてもプライバシーに関わる話だし、良くない人も寄って来やす…

300
遠藤雅彦
6年前

防災は意識が高い人だけのものなのか?

~防災意識向上と向き合う~ 東日本大震災から7年が過ぎた。 もう、被災地の情報は聞く機会も少なく 日本では新たな災害が生まれて、今なお 再生へと歩んでいる人達は多…

遠藤雅彦
6年前
2

Note登録完了、そんなに激しく自己主張してきたタイプではないけど災害の犠牲になる命を減らしていけるように取り組んでいこう✨😃

遠藤雅彦
6年前
なんでも災害とは言えないけど

なんでも災害とは言えないけど

暑い夏がやって来る。

大雨が水害となりそうな勢いで日本列島を駆け抜けた。

こんな時大変なのは、脱水症状や熱中症だ。

人間というのは不思議なもので普通にしていても自然を相手にしたら常に死と隣り合わせなのだ。

部屋の温度調節や水をよく飲んでおくことも大切だ。

体内の水分調節にはキュウリがよい。
そのまま味噌にでもつけて食べたら体感が涼しくなる。

毎年の季節を乗り越えて行くことも
一昔前の人

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不便な街は防災も弱い。

駅前の再開発が始まって
やたらと駐輪場が作られている。

駐輪場は飽和状態で、溢れた自転車は
止められそうなところを探す。

違法駐輪を誘発してしまう。

通りは自転車で埋め尽くされて
移動は困難になる。

そんな場所が災害時は一時避難場所という。

なるかい‼️

不便な街にちゃんとした避難所なんて出来るかい‼️

駐輪も分散させて整理して付近も習慣的に落ち着いてようやく災害時に耐えられる街にな

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防災を身近に~新しい言葉、事前防災~

復興計画を事前に作っておく一連の流れが事前防災という考え方だと昨夜のニュースで紹介されていた。

東日本大震災の経験を南海トラフ沖地震に応用する時、復興計画も事前に議論しておくことが有効だということで提唱された考え方らしい。

結局どういうことかと言うと

巨大災害に見舞われたとき一番困るのは
社会のルールや合意が無いために前に進めなくなること、なのだ。

手探りで制度設計をしていては、被災者の生

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防災を日常に‼️これがひとつのテーマだな。
誰だって災害で人の命が失われてはならないよ。

僕の言葉にも共感を頂けたのは本当に有難いことです。

なぜ防災セットが便利なのか?

~準備してから忘れてくれよ~防災の準備なんて手軽に出来る。
そんな言葉はよく聞く。

家庭であるもので十分だよ。

日々食べ物を買ってあれば大丈夫。

これでも少しは大丈夫だろう。しかし、防災セットの中身を見てそれが直ぐに準備出来る人はいないだろう。

防災セットの利点は買い揃える時間の短縮だ。
一度買えば五年はもつ。
最近は12年保存の水もあるくらいだ。

正直、市販されている防災セットの中身は

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津波で家を失い、喪失感と向き合う

ある高校のゲストスピーカーとして呼ばれた時のこと。

その授業では珍しく倫理を教えていて、心の授業をしていた。

担当の先生からのオーダーは
「子ども達は災害に驚くばかりで、被災した人が何を失ったのかわかっていない。喪失感について話して欲しい」
というものだった。

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災害について伝えるなら、滅多に聞かれない避難生活について書いていこう。
みんな災害に遭う前後しか気にしないのよね。その後でどうなるかを知って欲しい。

311東日本大震災~避難生活とは何か~その1

防災の準備や訓練については社会で学ぶことは多いだろうけど

本本的な避難生活を解説されることは少ない。
とてもプライバシーに関わる話だし、良くない人も寄って来やすいから余計に話したがらないのかもしれない。

僕は当時福島県いわき市の沿岸部にいて
東日本大震災で津波で家を失って避難生活に陥った。着のみ着のままの生活から始まった。
家がないのだから仕方ないし、死ぬわけにはいかないのだ。

今日は避難生

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防災は意識が高い人だけのものなのか?

防災は意識が高い人だけのものなのか?

~防災意識向上と向き合う~

東日本大震災から7年が過ぎた。

もう、被災地の情報は聞く機会も少なく
日本では新たな災害が生まれて、今なお
再生へと歩んでいる人達は多い。

僕の経験は津波被災と原子力災害だ。
この2つは明確に違う出来事だった。

ノートを編集するにあたって
せめて、自らの経験を災害で犠牲になる人を
減らすために活かして行けたらと思っている。

7年間、大阪府を中心に様々なところ

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Note登録完了、そんなに激しく自己主張してきたタイプではないけど災害の犠牲になる命を減らしていけるように取り組んでいこう✨😃