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欧州におけるグリーン・ウォッシュ規制について
過去にこのnoteでもグリーン・ウォッシュに関する投稿をしたような記憶がありますが、今年の3月に欧州が規制強化の動きに出たようです。
そこで、今回はなぜ欧州でそのような動きが出ているのか、グリーン・ウォッシュ規制の中身などについて記載していきたいと思います。
1. 規制強化の背景および目的 欧州委員会が2020年に行った調査では、環境に関する主張の53.3%が
曖昧、誤解を招く、または根拠に乏
LCA(Life Cycle Assessment)の歴史について - 第1章 1960年~2003年 -
こんにちわ。
4月は少し時間にゆとりがあるということで、色々と自分たちの業務内容を整理してみたり、新たな知識をインプットしてみたり、他の月とは違う過ごし方をしています。
前回の自治体に向けたBIツール「IREAM」のご紹介も、自分の整理を兼ねて書いたものになります。
自治体の方だけでなく、企業のCO2算定結果などにも活用できますので、ぜひ1度触ってみて下さい~!
さて今日は、LCAの歴史について
【リサーチ】グリーンウォッシュ
最近はグリーンウォッシュという文言を頻繁に目にしますよね。
主に批判的な記事などで良く見かけると思います。
何が問題なのか、調べつつ自分なりの考えをまとめてみました。
グリーンウォッシュとはそもそもグリーンウォッシュの意味はなんでしょう。
多くの解説記事には
"うわべだけ環境保護に熱心にみせること"
と書かれています。
"グリーン(=環境に配慮した)"
+
"ホワイトウォッシュ(
【新たな概念】Scope4とは何か?
最近、我々の業界では"Scope4"や"削減貢献量"という言葉を目にしたり、耳にしたりする機会が増えてきました。
私自身もまだまだ勉強中のため、
それって結局なに?どうやって評価するの?
という疑問がモクモクと湧いてきたため、国内外の情報をリサーチしてみました(現在進行形ですが、、、)。
調べる中で、個人的に分かりやすくまとめてくれているなぁと思うサイト(https://eco-act.com/e
バイオ炭が持つポテンシャルについてリサーチしてみた
近頃、バイオ炭というキーワードを良く耳にするようになりました。
日本で注目されるようになった背景としては、J-クレジットの方法論に組み込まれたことやSBTi FLAGの影響が大きいのではないでしょうか。
ただ、世界ではもっと前から着目・研究がなされているようです。
2015年のnatureダイジェストの記事を参考に、その歴史やバイオ炭の持つポテンシャルなどを少しまとめてみました。
バイオ炭のルー
SBTi FLAGを考える
SBTイニシアティブは、2022年9月末、【森林・土地および農業(FLAG)】のガイダンスを公開しました。
FLAGは、これまでの排出量のみに着目した評価方法ではなく、吸収量も含めた評価方法になります。
つまり、植林や森林保全によってどの程度CO2排出量の吸収に貢献したか、という部分も評価に反映していこうよ、という流れです。
今回は、何故FLAGの算定が大事だと言われているのかや、対象企業、算定方