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わたしの本棚

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読書をしても、その感想を書かないとどんな内容だったか、そこから何を学んだか、そもそもその本を読んだのか、忘れてしまう。だからここには、本棚のように読んだ本をためていきたい。そして… もっと読む
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記事一覧

シンプルに生きるということ。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.3【読書感想】

シンプルに生きるということ。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.3【読書感想】

私が今の職場に転職してきて驚いたのは、同僚がみんなおしゃれだったことだ。前の職場でもオシャレさんはいたけど、彼女が好きな服を自分に合うように着ていただけだ。気取らず、自分らしく。そんな中で私は、きちんとしているかとか、トレンドに沿っているかとは関係なく、好きなブランドの服を着ていくことが多かった。決して安くはないのだが、日本のいわゆるおしゃれとは違ったのだ。

だから今の職場に来たときの驚きは、そ

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キラキラした毎日に。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.2【読書感想】

キラキラした毎日に。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.2【読書感想】

「人はみな死ぬ。けれどそれまでの間どう生きるかは自分で選べる。」

あと何日生きられると、終わりが分かっている状態と、この先ずっと生き続けることが当たり前になっていて、死ぬことも考えず、生きられる時間に限りがあることを認識していないのでは、大きな違いがある。

私が今、余命1年と言われたら、残された1年をどのように生きるかしっかりと考えるはずだ。きっと、仕事をやめて、出社しなくてもいいアルバイトを

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自分を肯定的に受け止めることができた。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.1【読書感想】

自分を肯定的に受け止めることができた。『死ぬ瞬間の5つの後悔』vol.1【読書感想】

私の背筋はピンと伸びていた。
カフェで『死ぬ瞬間の5つの後悔』を読んだ後の帰り道、ここ半年で初めて私の背筋は伸びていた。以前習っていたバレエでいつもやっていた姿勢、維持するのには少し辛いのだけど、体があるべき場所にちゃんとある、そんな感じだ。いつも重い足も、軽やかだった。その理由は、『死ぬ瞬間の5つの後悔』を読んで、自分を肯定的にとらえることができたからだ。

難しい金融商品を生み出して、それを興

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アメリカに渡った日本人女性『バイリンガル』【読書感想】

アメリカに渡った日本人女性『バイリンガル』【読書感想】

久しぶりに小説を読んだ。読み終わって、目をつぶって、思い浮かぶのは、アメリカに渡った日本女性たちの姿だ。

聡子は勉強のためにアメリカに渡って、そこでテッドと出会う。その後結婚して、ブライアンを産む。その後離婚して日本に戻ってくるけど、これだけを読むと、幸せそうに思う。

舞台は70年代で、私は生きていなかったので、どんな社会の雰囲気だったのかはわからないけど、今より国際交流が少なかったと思う。ド

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検証してみた-ほんとうに花粉症は1週間で治るのか?【読書感想】

検証してみた-ほんとうに花粉症は1週間で治るのか?【読書感想】

私の花粉症はそれはそれはひどく、小学生の時からのつきあいだ。花粉症だという人が、マスクをしたり、顔にスプレーをしたりしてなんとか過ごす時期に、私は薬をちゃんと飲んで、マスクをして、メガネもかけて、それでも「花粉症が辛い」と言っている人と同じくらいの症状だ。

子どものころはくしゃみがとまらなくなって、アレルギーみないな発作になったら、学校を休んでいた。でも大人になってからは、ひどくても休めないとい

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本好きの私でも読了に2カ月かかった!『ロマンシエ』【読書感想】

本好きの私でも読了に2カ月かかった!『ロマンシエ』【読書感想】

原田マハは私の大好きな小説家だ。熱狂的なファンというわけではないけど、彼女の新しい本を本屋で見つけたら(もちろん文庫本!)、とりあえず手に取ってみる。ブクログで『ロマンシエ』を見つけたときから、ずっとずっと読みたかった。そして、本屋で買ったのは、2月あるいは3月だっただろう。

でも、読了したのは昨日。『ロマンシエ』を読了するというのが、GWの私のTo Doリストにも載っていたほどだ。

同じく原

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勇気を出して、定時で帰ろう!『わたし、定時で帰ります。』【読書感想】

勇気を出して、定時で帰ろう!『わたし、定時で帰ります。』【読書感想】

『わたし、定時で帰ります。』本屋でこの本を手に取ったのは、私が定時で帰る人間だからだ。8時間以上働いても効率が落ちるし、人生は仕事だけじゃない。残業をするということは、能力が足りないことだって教わってきた。だから、この本の主人公は、どうして定時で帰りたいんだろう。周りの残業する人たちとどう付き合っているのだろう、と気になったのだ。

自分に無理させないことが一番大事『わたし、定時で帰ります。』を読

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