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【無料公開中】Vol.03「やさしいB2Bブランディング講座」

機能価値、もうそれだけでは、成り立たず。
おはようございます。
「いま、すぐ、やる。」のクリエイティブディレクター矢野まさつぐです。

企業ブランディングは、B2Bビジネスにおいてもますます重要性を増しています。むしろ、B2Bビジネスこそ企業ブランディングが必要だと確信しているからこそ、ボクはそこにポジショニングして専門家マウントを取ろうとしているのです(正直w)。

ブランディングとは、「企業の機能的価値に、付加価値を追加しブランド化する行為」です。B2Bビジネスにおけるブランディングの重要性と実践方法を簡潔にまとめてみました。いつも話も文章も⻑いボクが、短くて分かりやすく書けたと思うので是非読んでください。ついに段落わけに挑戦ですw

1.機能的価値のみでは差別化が難しくなった

各業界がコモディティ化してきていることで、機能的価値だけではなく、情緒的価値を提供することが競争力を高める要因となっています。顧客は製品やサービスを利用する際に、その製品やサービスがどのように自分の心を揺さぶるか、感動させるかを重視します。このため、情緒的価値の訴求は、競合他社との差別化につながります。情緒的価値が、B2Cビジネスだけのものだった時代は、遠い遠い昔の話なんです。もちろん、上司や経営陣の承認を得るためには、「グッときた」だけでは無理なので、あくまで、良いサービスや良い製品であることが大大前提で、その上でこそ情緒的価値が生きてきます。具体的には、開発秘話やベネフィットの共有などがそれです。

2.インターネット上での企業イメージが重要に!

購入(契約)検討者がインターネットを活用して情報収集を行うようになったことも、ブランディングの重要性を高めています。顧客はインターネット上で企業のイメージや評判を調査し、その情報を購入意思決定に活用します。そのため、企業のオンライン上でのイメージは、顧客の購買行動に直接影響を与えます。逆に、インターネット以外での情報収集の方法は、意識する必要がないのかもしれません。とはいえ、仮に帝国データバンク(TDB)の調査が入った時は、真摯に対応して、夢も、計画も、進捗も、胸を張って語ってください。ボクの少ない経験ですが、調査票にある「経営者の特性」みたいな欄や、TDBの所感みたいなところでは、意外に、定性的なこともしっかり評価してくれます。自分の会社のは見たことないので知らんけどw

3.社会貢献への関心が高まった

ここ3年間のコロナも影響してか、企業の社会貢献活動やパーパス(企業の使命)への関心がさらに高まっています。顧客は企業が社会にどのような貢献をしているか、どのような価値観を持っているかに関心を持ち、その情報を購買意思決定に活用します。したがって、企業は社会貢献活動やパーパスを通じて、顧客との共感を得ることが重要になってきています。つまり、ブランディングを通じて、顧客との共感を得ることが不可欠。具体的なブランディング戦略としては、以下の2つが重要かと思います。

実態とブランディングの結びつけ
企業のブランディングは、実際の事業の実態と結びつけられるべきです。企業が提供する製品やサービスの実態と、ブランディングが一致することで、顧客は企業の個性や特徴をより明確に認識し、共感することができます。さらに、顧客があらゆる接点で企業の個性を体験できるようにすることが重要です。

企業組織全体での一体化
ブランディングは企業組織全体で行われるべきです。事業部と経営陣が連携し、事業戦略とブランドイメージを結びつけることで、共感を事業成⻑につなげることができます。企業組織全体が一体となってブランディングを行うことで、社内の共通理解や協力が促進され、組織の一体感が高まります。

まとめ

企業ブランディングは、実態と結びつけられた具体的なイメージを提供することで、顧客との共感を得る重要な手段です。実態とブランディングの一致や企業組織全体での一体化を図ることで、企業は市場での競争力を高め、持続的な成⻑を実現することができます。

ボクが企業ブランディングで「目指すべきゴール」としてクライアントへよくお伝えしているのは下記です。

企業側が「自分たちは○○な企業だ」と思っていることと、
顧客側が「あの企業って○○だよね」と思われている状態。

つまり、上記の「○○」が一致している状態を企業ブランディングのゴールに設定しましょう!

B2Bブランディングに着手したいけど、何から始めたらいいか分からない、という方はお気軽にご連絡ください。オンラインでよければいつでもお話を伺います。ボクの学びにもなりますので、もちろん無料です!

それでは、今日もピントのあった1日に!
合言葉は、いま、すぐ、やる。

矢野まさつぐは、「4つの質問でピントを合わせる」の著者であり、B2Bブランディング専門のデザインファーム、株式会社レンズアソシエイツの代表兼クリエイティブディレクターです。このnoteでは、経営者として、またクリエイターとして日々戦う中での学びを、惜しみなくリアルタイムで発信していきます!次の記事もお楽しみに!


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