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The Futurologist

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数十年後を見据えるアントレプレナーや科学者に届けるマガジンです。未来を予測する学問「未来学(futurology)」、グローバル課題、未来技術に関する最新情報をサクッと提供します… もっと読む
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#イノベーション

アリの顔より小さい世界最小四輪駆動ロボット(The Futurologist 2/2/19)

アリの顔より小さい世界最小四輪駆動ロボット(The Futurologist 2/2/19)

まずはこの動画をみて欲しい。

これは、メリーランド大学の研究者がこの度開発した、世界最小四輪ロボットである。

長さ2.5ミリメートル、重さ1ミリグラム。

その大きさは、アリの顔より小さいというから驚きだ。

(Image credit: University of Maryland)

2016年に同じ研究者が発表した世界最小四輪ロボット(当時)のサイズは20ミリメートル、重さは1.6グラム

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「クソテック」 -糞が紡ぐ巨大グローバル&宇宙ビジネス(The Futurist 2/1/19)

「クソテック」 -糞が紡ぐ巨大グローバル&宇宙ビジネス(The Futurist 2/1/19)

「クソテック」と「糞尿経済」を紹介します(お食事中の方は失礼いたします)。

The Futurologistは、数十年後を見据えるアントレプレナーや科学者に届けるマガジンです。未来を予測する学問「未来学(futurology)」、グローバル課題、未来技術に関する最新情報をサクッと提供します。だって世界は、貴方の未来設計にかかってるから。

「クソテック」と「糞尿経済」

今、ある原材料の数兆円に

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人類が豚の心臓で生きる日が目前に (The Futurologist 19/01/31)

人類が豚の心臓で生きる日が目前に (The Futurologist 19/01/31)

豚から人への心臓移植、「不死学会」、世界初5G技術を用いた遠隔手術について紹介します。

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人類が豚の心臓で生きる日が目前に

豚の心臓

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MIT、電池切れのない世界を可能に (The Futurologist 1/30/19)

MIT、電池切れのない世界を可能に (The Futurologist 1/30/19)

電池切れのない世界を可能にする新技術、宇宙旅行の知られざるリスクを紹介します。

未来を予測する学問「未来学(futurology)」、グローバル課題、未来技術に関するタイムリーで重要な話題を掲載します。

MIT、電池不要の世界を可能にする新技術を開発

日本もこの数年でWiFiを利用できる店が随分と増えた。

これでネット環境に困ることはないが、いざネットに繋ごうと思ったらデバイスの電池がない

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血球より小さい「ナノロボット」大量生産可能に(The Futurologist  1/28/19)

血球より小さい「ナノロボット」大量生産可能に(The Futurologist  1/28/19)

絶滅を過去の遺物に変える「ディエクスティンクション・エンジニアリング」、「土食」、大量生産に成功した「ナノロボット」、温暖化から地球を守る「ソーラー・ジオエンジニアリング」を取り上げます。

今日の1面未来を予測する学問「未来学(futurology)」、グローバル課題、未来技術に関するタイムリーで重要な話題を掲載します。

絶滅を過去の遺物に変える「ディエクスティンクション・エンジニア」

遺伝

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Futurologist: 対隕石予行演習、核融合発電、温室効果ガス発電(1/24/19)

Futurologist: 対隕石予行演習、核融合発電、温室効果ガス発電(1/24/19)

NASAの対隕石予行演習、核融合発電、温室効果ガスの電力化をピックアップします。

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今日の1面未来を予測する学問「未来学(futuro

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開拓者は、時の体感速度を引き延ばす

隣の母とスマホに映る母が同時に存在する事実に驚く赤子。年をとるほど時の経過が早く感じるのは、新鮮な発見が反比例して、毎日がルーティン化してしまうからだろう。一年が短く感じたら、危機感を持つべきだ。未知との遭遇機会が、繰り返される仕事に忙殺されてはいないだろうか。

「反論ヒエラルキー」の上進がネットの未来を明るく変える

「反論ヒエラルキー」の上進がネットの未来を明るく変える

世界は矛盾と対立で溢れている。

これ自体は決して、害悪ではない。

ヘーゲルの言う通り、テーゼに対してアンチテーゼが現れることで、ジンテーゼ、即ち新たな真実が生まれるのだ。

社会はこうして前進するのだと、私も強く信じている。

そしてインターネットの出現は、このプロセスを日常的な行為に変えた。

YouTubeを見ても、2ちゃんを見ても、Twitterを見ても、どこもかしこも対立した意見の衝突

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「知識の半減期」を考慮しない勉強は、未来時間の無駄と同義

「知識の半減期」を考慮しない勉強は、未来時間の無駄と同義

知識の半減期。

蓄えた知識の半分は一定期間で陳腐化するという意味。

急速な技術発展により、半減期はどんどん短くなっている。

技術的知識の半減期は、分野にもよるが、今や5年程度と言われている。

今までは、自分に合った最適な勉強法を知っていれば生き残れた。

そしてこれは、日々勉学に励み、試行錯誤を続ければ得られる物であった。

しかし、今求められているのは、未来を見越して勉強する力であり、こ

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未来シナリオ構築に不可欠な思考法「ペースレイヤリング」

ビジネス成功の秘訣は、先を読むことです。

「今のトレンドはインスタ映えだから、弊社もインスタ映えする製品を作ろう。」

こんな平凡な考えでは、レッドオーシャンに自らダイブして大怪我することが目に見えています。

では、どうすれば先を読めるのでしょうか?

どうすれば未来のシナリオを描けるのでしょうか?

正しい未来のシナリオを描くためには、正しい思考法が必要です。

ペースレイヤリングとは未来の

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イーロン・マスクの起業公式

イーロン・マスクの起業公式

私の好きなブログに、Tim UrbanのWaitbutwhy.comがあります。

彼のブログは、通常のウェブログに比べて長編のエッセイで構成されています。

多様なトピックを独自のシステム思考の観点で切り取る彼のエッセイは、簡単に消費できる記事が大勢な昨今、新しい需要を喚起してい余す。

中でも、彼がイーロン・マスクと直接インタビューを行う中で編み出した「イーロン・マスクの起業公式」は、とても興

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経営を山づくりに例えよう

経営を山づくりに例えよう

健康な山は、綺麗じゃない。

山火事で一部が禿げ落ち、木々の高さにばらつきがある。

成長の均一性に欠けるのだ。

しかし、その山は健康である。

生態系として、生き生きとした状態にある。

一つの山が形成される時、そこに支配的な力は及ばない。

多様な生物が、限りある資源を分け合い、奪い合う。

新たな命が続々と産声を上げ、多くが成熟を待たず淘汰される。

儚いが、健康な山の証である。

その山

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心機一転、年明けに5つの"I" -成功体験の再現性を高める-

心機一転、年明けに5つの"I" -成功体験の再現性を高める-

Facebookのプライバシー問題
Instagram/WhatsApp創業者の離脱
Googleの中国戦略
Uberの度重なるスキャンダル
サウジ国王から巨額の資金を預かるVC。

2018年は、ミッションステートメントの形骸化が明らかになった一年だった。

もちろん大企業に限ったことではない。

どこの企業も、同様の課題を抱えている。

そんな時に頼りになるは、過去の栄光だ。

過去の栄光と聞

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CCPP -システム思考の原理-

CCPP -システム思考の原理-

Context, Connections, Pattern, and Perspective何が(Context)、どう繋がり(Connections)、それらの関係にどんな傾向があるのか(Pattern)、多様な観点から観察する(Perspectives)。

システム思考の基本。

コンコネパタパースペクティブ(おまけ)