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ミルグラム、アオペラなど

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LiD/APDあるあるカルタの由来をご紹介②と妥協案

カルタの詳細はこちらから(2024/5/6締めきりました) 4月末まで先日公開したLiD/APDあるあるカルタの由来となったエピソードをいくつか3コマ漫画でご紹介したいと思いま…

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1か月前
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KUBOが凄かった…

GW中に「クボ~二本の弦の秘密~」たまたま放送しているのを観ました。一回最後まで見ると最初のやり取りの意味が分かったり、途中の夢の意味が分かったりする上、コマ撮り…

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9時間前

市長・知事に手紙を書く?

LiD/APDである私はしばしば漫画のような状況に陥る。病院・役所・美容院・レストラン。ほぼほぼ電話しかない。レストランや美容院がやっとネット予約に対応してきたぐらい…

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1日前
1

番外編 トニーと赤木

「な、ななななんでこんなことに?!」 そんな叫びを口にした男の名は赤木。 赤木は赤城村から聖クロッシア病院に行くところだった。 今は木の陰に隠れている。 「う、う…

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2日前
1

MILGRAMシドウ第二審尋問まとめ

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3日前
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チャーハンとコンソメ

小学校の時に馬鹿にされたことのひとつに「チャーハンの味付けにコンソメを使うかどうか」がある。一般的な感覚では使わないらしい。だが、我が家では使うのが普通だった。…

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4日前
6

LiDの私と仕事

最近新年度に入り、職場や学校でどんな説明をすればいいか分からないという話があるので、私が職場でどんな話をして、どんな配慮を受けているかをまとめようと思う。 ・障…

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5日前
7

女性の地位

日本では先進国の割に女性の地位が低いと言われているが、意外なところで英語圏でも女性の立場は弱いのではないかと思うことがあった。 それは、ゲームの広告動画である。…

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6日前
4

LiDが早急に解明されるべき理由

学校生活は社会に出るために必要なスキルや論理的な思考を見に付ける場所である。しかし、それは児童生徒に授業に集中できる環境を提供していることが前提である。 例えば…

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7日前
3

学生のお子さんがいる人は今の内に

高校生のお子さんがいる親御さんが、高校生になったお子さんに話しておくべきことがある。 それは「家計事情」。何故なら奨学金を使うかどうかのタイミングの一回目が高校…

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8日前
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怖かった…

通院で帰りの電車に乗るため、駅のホームにある待合室にいた私。その日はめちゃくちゃ風が強くて寒かった。以前書いたと思うが、群馬の風はヤバい。山に囲まれているから山…

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9日前
1

描くことの楽しさに目覚めた日

今、妹のところの長女と長男は絵に夢中。小学五年生になった長女の小さい時には私が線画を描いて長女が色を塗るという遊びをやっていたがどこまで覚えているのだろうか? …

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10日前
3

アンケートありがとうございました!

LiD/APDあるあるカルタの製品化アンケートを2024/5/6で一度締めきりました。それに伴い、LiD/APDあるあるカルタのPDF無償ダウンロードも一度ストップしています。ご協力あ…

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11日前
1

小説を書くときの裏話

一週間にわたり短編小説「コトナリ研究所附属商店」を連載してきました。ここでどんなことに注意して書いていたかをちょっぴり公開。 ・読みやすさ 普段小説を読まない人…

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12日前
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エピローグ

「えー?じゃあうたたねって歌う種じゃないの?」 アタルは無邪気にクーと言葉を交わしていた。 「そうだ。うとうとと、座ったまま寝てしまうような様子のことだ」 「…

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13日前
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13 事件のあらまし

『まぁ、おばあちゃんたらうたた寝して…』 5歳の少年アタルはある日、そんな言葉を聞いたという。 うたたねという響きに植物が好きな少年は心を躍らせる。 『歌う種だ…

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13日前
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LiD/APDあるあるカルタの由来をご紹介②と妥協案

LiD/APDあるあるカルタの由来をご紹介②と妥協案

カルタの詳細はこちらから(2024/5/6締めきりました)

4月末まで先日公開したLiD/APDあるあるカルタの由来となったエピソードをいくつか3コマ漫画でご紹介したいと思います。

第二弾は「う」

分かってる、他の人には悪気がないって。
でも、ちょっとの音で聞こえなくなってしまうんだ…!!

そして製品化した際のLiD/APDあるあるカルタの値段ですが、カルタではなくカードゲームとして製作す

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KUBOが凄かった…

KUBOが凄かった…

GW中に「クボ~二本の弦の秘密~」たまたま放送しているのを観ました。一回最後まで見ると最初のやり取りの意味が分かったり、途中の夢の意味が分かったりする上、コマ撮りだとは思えないぐらいの大迫力のバトルシーン。観て良かったなと思いました。

以下ネタバレ注意・クボを観た人にしか分からない考察

あらすじ
とある夜、三味線を弾きながら嵐の夜を渡ってきた女性は、傷つきながらも辿り着いた村で赤子を育てていた

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市長・知事に手紙を書く?

市長・知事に手紙を書く?

LiD/APDである私はしばしば漫画のような状況に陥る。病院・役所・美容院・レストラン。ほぼほぼ電話しかない。レストランや美容院がやっとネット予約に対応してきたぐらい。電話が苦手とかそういうレベルじゃない。電話してると知能指数が明らかに下がり、電話しながら考えることができなくなる。相手が女性、早口、などの悪条件が重なるともう何も覚えてられない。絶対避けたいレベル。だが、そうもいかない。という感じ。

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番外編 トニーと赤木

番外編 トニーと赤木

「な、ななななんでこんなことに?!」

そんな叫びを口にした男の名は赤木。
赤木は赤城村から聖クロッシア病院に行くところだった。
今は木の陰に隠れている。

「う、うさぎ…?に角…?」
「それに、あれは…スライム…?」
「スライム…ってゲームの中にしかいないのでは…?」

赤木はしばらく赤城村から外にでていなかった。
だが、赤城村では事件が起きていた。
村人がご神木を中心に倒れるという事件だった。

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チャーハンとコンソメ

チャーハンとコンソメ

小学校の時に馬鹿にされたことのひとつに「チャーハンの味付けにコンソメを使うかどうか」がある。一般的な感覚では使わないらしい。だが、我が家では使うのが普通だった。

思い出しついでに検索してみた。するとコンソメを使ったチャーハンのレシピが沢山出てきた。やはり間違いではなかったのだと思うと同時に、とある文字が目に飛び込んできた。

「チャーハンは中華料理だからコンソメを使うのは間違いですよ。」

この

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LiDの私と仕事

LiDの私と仕事

最近新年度に入り、職場や学校でどんな説明をすればいいか分からないという話があるので、私が職場でどんな話をして、どんな配慮を受けているかをまとめようと思う。

・障がい者雇用枠
オープン雇用。ただしLiDではなくLiDを理由とした精神的なストレスからくるうつ病・不眠症による精神障害者手帳所持。

・LiDの説明
「聞こえが悪い」と説明している。それ以上は必要に応じて開示。自作リーフレットや動画もスマ

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女性の地位

女性の地位

日本では先進国の割に女性の地位が低いと言われているが、意外なところで英語圏でも女性の立場は弱いのではないかと思うことがあった。

それは、ゲームの広告動画である。

女性が浮気をされ、ほぼ身ひとつで外に放り出される場面から始まる広告動画はけして少なくない…というか、英語圏のゲームではかなり多い。私自身が女性だからなのもあるが、正直、そんな広告動画からゲームをインストールしたいとはまったく思えない。

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LiDが早急に解明されるべき理由

LiDが早急に解明されるべき理由

学校生活は社会に出るために必要なスキルや論理的な思考を見に付ける場所である。しかし、それは児童生徒に授業に集中できる環境を提供していることが前提である。

例えば、LiD=聞き取り困難がある子は先生の声に集中できない状況が生じやすい。私もそうだが、電車の車内アナウンスよりも女子高生のひそひそ話が邪魔をして必要な情報を得られない。また、小さい子であれば、それどころではなく、発語・発話にも難があると言

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学生のお子さんがいる人は今の内に

学生のお子さんがいる人は今の内に

高校生のお子さんがいる親御さんが、高校生になったお子さんに話しておくべきことがある。

それは「家計事情」。何故なら奨学金を使うかどうかのタイミングの一回目が高校の時だからだ。

子どもにお金の心配をさせるなんて、と思う人は少なくないだろう。しかしない袖は振れぬ、というように進学するのに必要なお金に困るようなら積極的に使うしかない。それに高校生ならばそろそろ色んな事情を知っていくことに早すぎるとい

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怖かった…

怖かった…

通院で帰りの電車に乗るため、駅のホームにある待合室にいた私。その日はめちゃくちゃ風が強くて寒かった。以前書いたと思うが、群馬の風はヤバい。山に囲まれているから山から下りてくる風が四方八方から吹き降ろしてくる。ほぼ一年中風が吹いている。だが風が吹いて欲しい夏にはあんまり吹かない。

すると、老夫婦が待合室に入ってきて、なんとおばあ様の方が日傘を開いた。おじい様の方は「日傘が目に入るわけないだろ!」と

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描くことの楽しさに目覚めた日

描くことの楽しさに目覚めた日

今、妹のところの長女と長男は絵に夢中。小学五年生になった長女の小さい時には私が線画を描いて長女が色を塗るという遊びをやっていたがどこまで覚えているのだろうか?

私が絵を描くことの楽しさに目覚めたのは、中学校の美術の時間だった。その時の先生の方針はなるべく絵具で描くこと。ふと影を塗った時にきちんと立体に見えたことに感動を覚えた。今も描いているイラストが立体に見えたり、塗る過程で納得することができる

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アンケートありがとうございました!

アンケートありがとうございました!

LiD/APDあるあるカルタの製品化アンケートを2024/5/6で一度締めきりました。それに伴い、LiD/APDあるあるカルタのPDF無償ダウンロードも一度ストップしています。ご協力ありがとうございました。

さて、肝心の製品化ですが、アンケートの結果を鑑みてとりあえず一度白紙に戻そうかなと思います。というのも、回答数が6件しかなかったからです。その中でグラフを見ると配布・購入に興味が無い、PDF

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小説を書くときの裏話

小説を書くときの裏話

一週間にわたり短編小説「コトナリ研究所附属商店」を連載してきました。ここでどんなことに注意して書いていたかをちょっぴり公開。

・読みやすさ
普段小説を読まない人でも読めるよう、改行を多めにし、会話が物語の軸になるようにしました。また一話一話を700文字ぐらいまでに収め、ちょっとした空き時間でさっくり読めるように。(エピローグのみ長め)

・会話
会話している時に、誰がしゃべっているか分かるように

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エピローグ

エピローグ

「えー?じゃあうたたねって歌う種じゃないの?」

アタルは無邪気にクーと言葉を交わしていた。

「そうだ。うとうとと、座ったまま寝てしまうような様子のことだ」
「なーんだ、新しい植物なら、僕の図鑑に書けたかもしれないのに」

ちょっと残念そうにアタルは言う。
2人ともなんとか『オキタナ』の木から降りてきていた。
村はちょっとした大騒ぎだ。
しかしご神木のそばに生えた木。
切り倒されることは無

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13 事件のあらまし

13 事件のあらまし

『まぁ、おばあちゃんたらうたた寝して…』

5歳の少年アタルはある日、そんな言葉を聞いたという。
うたたねという響きに植物が好きな少年は心を躍らせる。

『歌う種だって、どんな花が咲くのかな?』

少年にとって植物があるのはご神木の森だ。
あまり頻繁に行くと怒られるので、アタルはそっと家を抜け出した。

『アタルくん、どこ行くの?』

近所の子どもがちょうど通りかかり、そう聞いた。

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