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石川真生『私に何ができるか』@東京オペラシティ アートギャラリー
展覧会にいくと、作家が現役でも、作品が死んでいる、と直感的に思うことがある。なぜそう感じたか考えてみても、予定調和、自己模倣、キュレーションの悪さ・・・ざっくりとした理由しか思い浮かばなかったが、石川真生の「私に何ができるか」を見て、ひとつの答えを見つけた気がする。
この展覧会で、わたしが長らく滞在したのは、石川が2014年から毎年作り続けている『大琉球写真絵巻』のパート8~10の展示室だ。この
ユートピアなはずのあつ森にモヤモヤした理由
今年のあたまに、はじめて「あつまれどうぶつの森」をプレイした。わたしはシムシティみたいなゲームにめっちゃハマるタイプなので、あつ森もハマると確信していた。ところが、わくわくしたのも束の間、島の開拓の序盤で「この無人島を発展させる仕組みって、現実世界に起こっている搾取の構造と同じよね?」と思ってしまった。そう思ったら、貝をひろっても、木を揺らしても、可愛さより疑問のほうが勝ちはじめ、頭の中がざわざわ
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