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noteに投稿した詩をまとめました。 (pixivでは、過去作や詩集等も投稿されてます。よければそちらもよろしくです!→https://www.pixiv.net/users/6… もっと読む
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[詩]「曇天の未来へ」

[詩]「曇天の未来へ」

変わる未来と

モヤモヤ

幕が開ければ

語り部はいつも

全てを知っている

フリをする

不定形な

役者達

セットされた

舞台の裏で

溜め込んだ感情が

破裂した

決められた

言葉を裏切って

台本通りの日々に

さようなら

先は見えない

ノープランで

生きている

何が起こるかも

知らないで

未だ雲行きは

怪しくて

でも

確かなのは

未来には

倒れた私がいる

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[詩]「一枚のかみ」

[詩]「一枚のかみ」

1.かみさま

はんてんする

らくえんの

くらいくらい

ちかしつで

めがみさまに

たすけてもらった

あなたは

わたしのすべてになった

あなたといるだけで

みたされるこころ

どんなしごとでも

たえられるくらい

ほかには

なにもいらなくて

ただただ

いっしょにいたかった

それだけなんだ

2.回顧録というべきもの

あれから

時は経って

私は彼女と

離別した

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[詩]「果てに」

[詩]「果てに」

欠けているものがあった

心に穴が空いていた

何が足りないのか

その答えを求めるように

積み重なっていく

ルーズリーフ

目が悪くなるほど

手が黒ずむほど

知識が増える

その裏で

何が出来るかを

考えていた

詠われていく

慰みの詩

突き詰めていく

一人旅

やがて

心は満たされていった

その傍らで

ふと気になった

当然のように

一人じゃない貴方

集団の中で輝く

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[詩]「掬う」

[詩]「掬う」

焦がれた声で

湖の水を掬えば

差し掛かる

中盤戦

これからも

旅は続く

辿り着く果ても

知らないけれど

私を救うのは

私の役目

そう信じて

歩き続ける

もしも

この弱さを

認めてしまえたなら

生きることを

諦めたなら

楽になれるとしても

嗚呼

もう

辞めてしまおう

そんな思考を

振り切った

何度だって

失望した

他人に運命を

託しても

誰かに

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[詩]「勿忘草」

[詩]「勿忘草」

忘れられない

思い出がある

忘れられない

景色がある

吐き出したいほど

苦しいものもある

甘くて

切ないものもある

心が震えるほど

嬉しかったこともある

そんな

初めての味があった

忘れられない

大切な日々があった

そんな

思い出の数々を

今はそっと

しまってしまおう

心の戸棚の奥底に

これからの

未来を生きるのに

思い出している

暇なんてない

死に様

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[詩]「許して」

[詩]「許して」

退廃的なディストピア

機械的な双眸が

見つめる

この世には

多くの命がある

多くの人がいて

多くの考えがある

導きだす

合理的判断

故に

私は

貴方を許す

私たちの持つ

善も悪も

側面の一つ

犯した罪も

誰かを救った瞬間も

当然あるだろう

汚い策略も

ノープランな善行も

いつの日か

行ったはずだ

だって

貴方は

人間なのだから

私は

貴方を受け入

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[詩]「Glacier」

[詩]「Glacier」

これは

あの空を目指す旅

閉じ籠ってた過去に

さよならを

誰に言われるまでもなく

私は歩く

前人未到の氷河を往け

連なる山の数々

凍える世界が

吹き荒れて

一歩進むごとに

息すらも

出来なくなっていく

ただひたすらに

向かって来る

この寒さに

山頂に近づくほどに

退路も進路も

消えていくように

遥か遠く

陽炎が笑う

果てはない

どこまで行っても

広がる

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[詩]「梔子」

[詩]「梔子」

旅の開幕

白い花が揺れて

白色の箱が走る

降り立った先

街を歩けば

見えてくる

紅の門を潜ると

景色が移り変わる

未知への緊張は

解かれていく

穏やかな晴れ模様

苦難も

地獄も

乗り越えたなら

そこは天国

たとえば

それが思い違いでも

空蝉のように

果てたなら

白い花が咲く

初々しく

白桃が香る

春が来る

眼前を過ぎる

街路樹のように

口々に

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[詩]「縮図と才能」

[詩]「縮図と才能」

世界は

社会は

思ったより広い

そして

思ったより狭い

私は

まだ何も知らない

自分のことも

貴方のことも

無い物ねだりの

私達

道徳的な社会と

理性

そうじゃない世界と

本能

何処にいたって

井の中の蛙

大海を知らない

私達は

いつか自由を

夢に見る

もしもの才能を

空想する

きっと

どちらも持っていない

けれど

大きな夢はある

生涯を

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[詩]「GPS」

[詩]「GPS」

今いる私の現在地

地上の貴方と

地下に潜る私

同じであっても 

見当たらないね

知らない場所に行こう

GPSでターゲット

減っていく充電

時間とともに

夜になっていく

それでも

街は変わらない

行き交う道は

賑わって

地下も地上も

明るかった

目的地まで行こう

地図を使って

出会った貴方と

語らいあって

会えない貴方を

知らんぷり

それが

どれだけ身勝

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[詩]「コンシャスライフ」

[詩]「コンシャスライフ」

覗く終点

ターミナル

雑居ビルに

取り囲まれた

駅前に

降り立てば

いつでも

昔を思い出せる

少し遠くの

周りの建物が

やけに大きく見えたこと

バスツアーが

大好きだったこと

そして

この景色が

今も好きだということ

そうだ

私は生きている

意識的に思う

進む市街地

身を潜め

心の中も

スクラップビルド

大きく息を吸って

また吐いて

苦しかったあの

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[詩]「空虚とコップ」

[詩]「空虚とコップ」

空虚な自由

満たされた充実

後者にはいない

自由な私

前者には

足りない幸福

流してしまいましょう

満たした水を

一気飲み

ジレンマの解消

合理的な解決をどうか

空のコップに

注ぎましょう

自由を残した

中庸を

流れていきましょう

繋がれた

電線

鉄の箱は

夢を運んで

鉄の箱は

鬱をも運ぶ

誰も助けてくれません

向かう道は

自分で切り開く

たとえ居

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[詩]「青色発光ダイオード」#シロクマ文芸部

[詩]「青色発光ダイオード」#シロクマ文芸部

青色に輝け

LED

胸の内に

希望を抱いて

青い意志が

光輝く

変わりたかった

幼い頃から

変わらない黒髪に

変われなかった

何かにつけて

着飾れないこの身体に

躊躇ったって
始まんないから

今こそ変わる時

鮮やかに髪を染めて

ネックレスを
掛けてみた

たった

それだけで

何故だか

勇気が湧いた

青色発光ダイオード

始まりを告げた

第二の青春

少しずつ

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[詩]「小さな戦争」

[詩]「小さな戦争」

苦しみの先に

人に好かれない幸せがあった

糾弾される苦痛に

心は擦り切れる

罪人という

名前をつけられ

生きていることを

否定される

それも

一つの正義で

私も彼らを

否定する気はない

けれど

権利だけは

誰にも否定できない

生きる権利だけは

命を懸けて

戦うことを許してください

私の罪は消えない

許されようなんて

思わない

だから

貴方の正義と戦おう

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