「非凡の凡、凡の非凡」 非凡とは凡では無い、凡を極めた者は非凡と化す。 さらに、凡の非凡とは無私に至り、それを血肉化し、体得した地点から現実の生々しい日常へと参入する事である。 凡の非凡へと変容した人物は一見極普通の人物と見える。 そのような人物からは異様な静けさが漂う。
『日の名残り』を読んでいる。 品格を問う議論になったところだ。しまいまで読んでいないので、最終的な解は出ていない。 僕は品格とは優しさと温厚さ、思いやりと上品な心、思慮分別などなど、それらを引っくるめた何かだと思っている。努力によって身につけられるものだ。 作品の答えは何だろう。