DULL-COLORED POP福島3部作 演劇は社会問題を端的に伝える平和の武器

東京芸術劇場シアターイーストにて上演中の福島3部作 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』を観劇した。

震災から8年。

主宰:谷賢一さんご自身が幼少期を福島で過ごされたとのこと。お母様は福島のお生まれで、お父様は原発で働いた技術者という文章を拝見し、さらに、いつもtwitterでつぶやかれるメッセージから演劇に命を懸けていらっしゃる真の演劇人である谷さんがこれだけの大作を作られたということ

もっとみる

【RS02:COLUMN】紅桜花のイベントレポート。vol.1

皆さまこんにちは。紅葉です。
いつもREASNOTを読んでいただき、ありがとうございます!
『紅桜花(くれないおうか)』は、定期購読マガジンへご登録いただいた皆様限定の記事となります。お楽しみいただけますと幸いです。

 *

私はイベントが好きです。演劇でも音楽ライブでもフェスでも、ちょっと気になったらすぐ出かけていきます。

子どもの頃は、よくミュージカルを観に行きました。『アニー』『大草原の

もっとみる

舞台での表現方法に感動!

キャラメルボックスという劇団の、「スロウハイツの神様」という演目を見ました。

 今まで小説や映画、漫画は触れてきましたが、演劇はほとんど見てきませんでした。
 高校生の時に同じキャラメルボックスの「時をかける少女」を見て、小学生の時に学校に来た劇団の「べっかんこ鬼」を見たくらい。

 何で今回演劇を見に行こうと思ったかというと、「スロウハイツの神様」の原作が大好きだからです。
 辻村深月は凄い、

もっとみる

学生運動を描いたミュージカル「タイム・フライズ」のエネルギーに感嘆する

今日観に行ったミュージカルの話。
ビジネスにせよカルチャーにせよ、良いものには身銭を切るのを厭わない主義だけれど、観る前は「正直7,000円は結構高いよね。。」と思っていました。

ところがどうして!
観る価値が十分あるエネルギッシュな作品でした。大満足!

時代は昭和43年、学生運動にタイムスリップした若者二人の話

現代の大学生が、学生運動真っ盛りの1968年(昭和43年)にタイム・スリップし

もっとみる

地点 『忘れる日本人』

劇団・地点の『忘れる日本人』を観る。

 謎の大きな船の周囲をちょこちょこと動きながら、登場人物たちが叫ぶ。
時に周囲の壁を触り、静かに語る。四方にあるロープの境界を越えると、
その先は途方もない海だ。海へ出てしまうと「人」はただふわふわと漂い、命を手放したようにさえ見える。

 "繰り返さない"から"忘れない"へ。アーカイブされる悲劇。花は咲く、と高らかに歌う。「何処の国の話だ!」、と日の丸をつ

もっとみる

【ebihiyoko】乙戯社観劇レポート01

こんにちは、夫婦ライターのEbihiyokoです。5月4日(金)、乙戯社による音楽劇『サイドシートひとつぶんの新宿』を観劇しました。

上映時間は1時間程度の中編で、ゴールデンウィークの空いた時間に観るのに、ちょうど良いボリューム感。ビターではありますが後味の良い物語、心を揺さぶるオリジナルの楽曲、観客に寄り添う優しを持ったキャストの演技・・・長期休暇の中日に、とても上質な時間を提供してくれました

もっとみる

寺山修司『身毒丸』―疑似母子のすれ違いが生んだ悲劇― ※ネタバレ注意

『身毒丸』というド変態演劇を知っていますか

会社で仕事をしているとき、私は必ず作業用BGMをかけている。
youtubeを開いて、耳にイヤホンをねじこみ、だいたい爆音で音楽を流しながら、記事を書いたり、編集作業をしたりしている。

なんらかの作業中にBGMをかけて雑音をシャットアウトしたり、集中スイッチを入れたりする人は珍しくないと思う。
これを聞いたら、一気に作業集中のブーストがかかる・テンシ

もっとみる

ブログに1000時間書いてわかった! 「作品」に、誰でも気の利いたレビューが出来る5つのコツ!(対象は映画・漫画・小説・ゲームなど)

どうも、作品レビューブロガーとして活動しているkonoha(コノラス)です。

私はブログにて、ゲーム、音楽、小説、映画、漫画などの多岐にわたるジャンルの作品のレビュー記事を、現時点で200本程度書いてきました。約1000時間ほどかけています。

自分の感じたことを熱く語ることもあれば、ガチな作品分析をやることもあります。色んなタイプのレビューやコメントを試行錯誤してきました。

このnoteでは

もっとみる

言葉にならない言葉がいちばんだいじな言葉

ヌトミックの『何事もチューン』のこと、本当に大好きだなあと思ったのは錯覚かと思ったらぜんぜん錯覚じゃなくって、半年以上経ってもその気持ちがなかなか鎮まらなくって、それがどうしてなんだろうって結構、日々のスキマ時間とかも使って考えてみたんだけど、これだ!っていう結論にはぜんぜんたどり着けなくって、でも、べつに結論とかなくったって、大好きだったら素直に大好きだってそれだけを伝えればいいんだと思う。中学

もっとみる

2017年の観劇Best10

あけましておめでとうございます。昨年もたくさんの舞台にふれた1年でした。その幅もより広がっていき、年をとるほどに演劇の豊かさを甘受できる寛容さも身につけ、観劇というものが楽しくなってきたような気がします。

ということで、つくり手のみなさんに感謝を届けるべく、昨年観た作品の中から特に素晴らしかった10本をご紹介します。なお、すでにエンタメステーション内で挙げた公演はこの10本に含みません。ではでは

もっとみる