父が娘に語る美しく壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話

主流派経済学への強烈なアンチテーゼ『父が娘に語る美しく、深く、とんでもなくわかりやすい経済の話』

本稿は光文社のサイト「本がすき。」に7月17日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。

原題は”Talking To My Daughter About Economy”。
昨今の経済・ビジネス書の常で、邦題はいささか冗長だが、タイトル通り、父から娘への語りかけというスタイルでつづられたこの本は、いくつかの理由で類書とは一味違う魅力を放っている。

『父が娘に語る美し

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【実践】アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD)『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(主催側_6月29日開催)

経済の本は、がっつり読んでみたいものの、すぐ眠くなるため、タイトルだけで選書。ベストセラーではあるようですし、今回下調べをした際に訳者が関美和さんが、たくさんの有名な本の訳に携わってるということもわかりました。ということできっと、楽しく読めるのではないかという期待値も上昇。

 ざっと目を通した印象では、一つの章のなかにたくさんの節があるため、もしかしたらサマライズしにくいかなという印象をもちまし

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無知は幸せ「父が娘に語る経済の話。」

読書レビュー 第二弾 2019. 6.26 wed

↓↓それでは、読書感想の世界へどうぞ↓↓

**「父が娘に語る経済の話。」 

ヤニス・バルファキス(著)関美和(訳)**

本の説明

誰しもが、経済を理解して身近に感じてもらうように経済学の解説書とは正反対のものを目指して書かれている。                   「資本」のかわりに「機械」・「生産手段」と言い換えられており、専門用

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イクメンエリートパパにキュン♡「父が娘に語る経済の話」

一冊の本を良書たらしめるものは何なのでしょうか。

 例えばそれは、人に勧めたくなる、ということかもしれません。
 もしかしたら、自分が死んだら棺桶に一緒に入れて、と頼みたくなる本のことかも。
 人生の中で何度も繰り返し読みたくなる本のことだという人もいるでしょう。
 そしてそれは、今までの価値観を揺るがし、時には覆してくれる本のことかもしれません。

 読者に”wonder”を与えてくれるもの。

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【書評】父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。/ヤニス・バルファキス/ダイヤモンド社

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。/ヤニス・バルファキス/ダイヤモンド社

読みやすさ
★★★☆☆
スポーツへの転用度
★★☆☆☆

経済に関して全然詳しくない自分にとって、ここまで引き付けられる題名の本は今までなかった。

とんでもなくわかりやすい経済の話。

経済=お金の話?という具合に経済という言葉を遠ざけてきた自分でも、さすがにこんな題名の本なら理解

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「父が娘に語る(中略)経済の話。」〜『マトリックス』、『ブレードランナー』とのつながり

2019年5月の読書会レジュメです。映画に続く、素晴らしい誘導があったのので、本はもちろん、その流れで映画まで辿ってみるの、おすすめです。

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話。」

ヤニス・バルファキス著/2019/03/7発売/ダイヤモンド社

4月末頃ですでに10万部突破、5刷とありました。

余談ですが、「ブレイディみかこ氏絶賛!」とあるのにこ

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失業否定派だった自分の間違い / 「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」を読んで。

GWは、普段あまり読まない本も読もうと思い、
「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」を読んだ。

わかりやすい言葉と事例を交えて、
農耕時代から現代までの世界経済を歴史の変化について説明されている。

自分のように、経済についての関心や知識がなくてもサクサク読み進めれるのでおすすめ👍

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

本書を読む中で、
「仕事を選

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「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」 / ヤニス・バルファキス

ギリシャの財務大臣も務めた経済学者ヤニス・バルファキスが、十代の娘に向けて優しく語った経済の話。
邦題がとんでもなくひどいが、スティグリッツにジジェクにチョムスキー、佐藤優にブレイディみかこと、錚々たる面々(だいぶ左寄りだけど)が絶賛していたため、ついつい手に取って読んでしまった。
帯にも書かれている通り、まるで物語のように読めてしまうため、読後感としては「サピエンス全史」などと近いかもしれない。

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『沈黙の壁 語られることのなかった医療ミスの実像』を読む(1)

■「蚊」ではなく「水たまり」を探せ

▼医療ミスについて書かれた良書を一冊紹介したい。『沈黙の壁 語られることのなかった医療ミスの実像』。医療従事者ではない著者二人がまとめた、アメリカの医療ミスについてのルポである。

共著者の一人は経済社会調査研究所の準研究員、ローズマリー・ギブソン氏。もう一人は世界銀行のエコノミスト、ジャナルダン・プラサド・シン氏。

2600円+税だったが今は品切れか。下の

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この本はすごい‼️

アマゾンランキング1位
一瞬で完売し、3月24日まで入荷待ち
メルカリにも殆ど出てこない

この本ははっきり言って、ビジネス本でも自己啓発本でも無いと私は思う。

どちらかといえば、哲学か宗教の解説を小説にしたかのような内容である。
かといって抽象的すぎるとかではなく、現実を的確に表現している。

たしかに、ビジネス書を殆ど読まない人にはピンとこないかもしれない。

しかし、民主主義的資本主義と、

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