組織心理学

ネガティブな人「こそ」組織に必要かもしれない

エンゲージメントについてのHBRの記事をご紹介。

従業員のエンゲージメントの強さがパフォーマンスを高める、というのは、アメリカの経営まわりでは最近よく見かける考え方。それに対しこの記事は、確かにエンゲージメントは重要だけど、そんなに単純な話でもないよ、ということを論じている。

例えば、このGoogleの研究によると、エンゲージメントはたしかに重要ではあるけれど、オープンで安心できる文化、明確な

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【組織を学ぶ】優れたリーダーが持つ特徴を理解しておこう

最近のビジネス界では、マインドフルネスやHR Techなど組織・人事領域への関心が非常に強くなってきている。その中でも、リーダーシップ、というのは奥深く、経営にとっても重要なテーマ。今回は組織心理学を参照してリーダーシップ研究を概観してみよう。

なお、以下の議論は全て「産業・組織心理学エッセンシャルズ」の5章を参照している。

まとめ

◆リーダーシップ研究はリーダーの「特性」を理解しようとする

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なぜ、スタッフが院長に反発するのか? ①

あなたの医院では、
院長に対して、スタッフが

・素直さがない
・いちいち反発する
・悪く解釈して、それをスタッフルームで吹聴する

このようなことはありませんか?

1、「原因は自分にある」は本当か?

真面目な院長先生なら、

「私の言い方がまずかったかな?」
「もう少し、感情を抑えて話せばよかったかな?」

と考えらえると思います。
素晴らしいことだと思います。

ただ、そういう方々に対して

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自分の悩みを抽象化することの罠について

cakesの「こころを使いこなす技術」の連載でも強調していますが、悩みをうまく処理する上で大切なのは、自分が本当は何を辛いと思っているかの解像度を上げて、それを客観的に捉えることです。でも、これって案外難しいです。

私がカウンセリングを受けながら気づいたことは「抽象化の罠」です。例えば、上司が苦手だなと感じている時に、本当は「喋り方や目つきが怖い」から苦手なのに、「上司とは方向性が合わない」みた

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Takerは幸せになれない

Giver:基本的な対人関係のスタンスが「与える」「何かしてあげる」という考え方の人。
Taker:基本的な対人関係のスタンスが「奪う」「何かしてもらう」という考え方の人。
Matcher:バランス型で、「してもらったから、してあげる」という感覚の人。

あなたはどれに当てはまるだろうか?

この理論は組織心理学者のアダム・グラントがTEDで提唱したもの。

幸せになれないタイプはTaker

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「データ経営」の前にまずマネーボールを観よう

映画「マネーボール」はデータ経営を考える上でとても良い教材。いまや、猫も杓子も、という感じで「データを経営に活用すべきだ」とみんな大騒ぎしている。ただ、経営にデータを活用する上では、優れたデータ分析家を揃えるだけでは不十分。いくら高度で有益な分析ができたとしても、それが「現場」を納得させ、彼等が自律的に動くように仕掛けなければ成果は出ない。この課題とその解決策の示唆をマネーボールを与えてくれる。

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【組織を学ぶ】モチベーション理論を組織運営にどう活かすか?

組織を運営していく上で、組織や個人の行動の背後にある構造や理論について知見を持っていると役に立つことが多いです。【組織を学ぶ】というシリーズで、「組織行動論」や「組織心理学」から実務に役立ちそうな理論や考え方を紹介していきたいと思います。

参考文献としては以下の2冊は経営学や心理学の学説をコンパクトにまとめておりおすすめです。このシリーズでも、この2冊を適宜参照していくことにします。

今回は「

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BanG Dream! 2nd Season牛込りみに学ぶ 本当の自分の見つけ方

『BanG Dream! 2nd Season』を見まして。

元々ロゼリアの曲が好みだったので見始めたんですけど、他のバンドの曲もいいし、アニメとしても葛藤やすれ違いを乗り越えていく青春アニメとしてとても面白かったです。

そんな中でポッピンパーティーベースの牛込りみの考え方がこれからの時代必要な考え方だなーと思ったので備忘録にします。

(ネタバレを含みます)

自分のことを理解する自問自答の

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女性は誰かのための交渉ごとになると強気になれる

一言でいうと

女性は自分のためでなく、友人や部下のためなら交渉の際、はるかに強気に出れる

活用シーン

自己啓発

内容

組織心理学を研究するテキサス大学のエミリー・アナマチュラとコロンビア大学のマイケル・W・モリスの研究。

自分の報酬についての交渉では、女性は男性より平均7000ドル少ない額を提示したが、友人のための交渉になると男性と同額を要求した。

『ひっこみ思案のあなたが生まれ変わ

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SUITSのドナみたいな人が組織に必要な理由

SUITSのドナ(ハーヴィーの秘書)の存在ってすごく面白くて、経営を考える上でも示唆があります。

ドナのところには、ハーヴィーに限らず事務所のみんなが、雑談しに来たり相談を持ちかけに来ます。で、ドナは軽妙な冗談を飛ばしながら、みんなの話を聞いてあげるし、お悩みごとも前向きに受け止めてくれます。「それならためらってないでルイスに頼めばいいじゃないの」みたいに、問題解決の後押しまでしてくれたりする。

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