胃潰瘍

連載『オスカルな女たち』

《 母か、女か、》・・・2

(もう、子どもが産めない・・・・)
 身体から一気に力が抜けたかのように膝が折れ、バランスを崩した。
「おりせ…っ」
 とっさに腕を掴む真実(まこと)。
「つかれた、よぉ…」
 力なく答え、力尽きたように体がいうことを利かない。

 望むことすら、夢見ることすら、許されなかった。
 本当に、つかれた。
「おりせ!…ちょ…、誰か!」
 真実は迷わず織瀬(おりせ)を抱き上

もっとみる

体調不良でも走るべきか?(2)

先週、風邪を引いてしまい、そんなときでも走るべきか?という記事を書かせていただきましたが、その続きになります。

実は、先週ひいた風邪が尾を引いていて、「喉の腫れ→右上奥歯の痛み→右耳がつまる症状→右目の充血・目やにの発生」と、おそらく菌が喉から次々に各パーツへ浸透していったと思われます。

1週間経過して、歯の痛みと目の充血は治まったのですが、耳鳴りだけが治るどころか、日に日にひどくなってきたの

もっとみる

一度きりの人生なんだってね。

五月末から苦しんできた原因不明の腹痛の、検査結果がでた。
過去のものを読んでいない方はこちらをどうぞ。

まあね、とにかくつらかったわけです。腹痛で汗がだらだら流れて脱水症状になりかけるわ、救急外来で何時間も待たされるわ、点滴と採血を1週間に3回もやらされるわ、消化器内科には「最悪の場合大腸全摘します」とか言われるわ、上からも下からもカメラをぶちこまれるわ。
からだの一部分の調子がよくないだけで、

もっとみる

健康に生きるまでの道のり。

恐怖の内視鏡検査⭐︎後編は上部内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検査。
とつぜんだが弊社はとても内視鏡検査を体験している人間が多い。前回、大腸カメラの検査をした際にこれはとてもじゃないけど耐えられないと震えたので、今まで胃カメラをしたことのある人に手当たりしだいに聴きまくった。
「鼻からだったら楽、寝てるだけで終わる」「口からのほうがカメラが大きくて性能がいい、早く終わる」「どちらにしろ涙と鼻水と唾液で

もっとみる

連載『オスカルな女たち』

《 過去からの手紙 》・・・15

 あの日のふたりのただならぬ雰囲気は、勘違いだったのだろうか。
「つかささんは…ペリエでよろしいですか?」
 だが、いつも以上に淡々とした真田の接客に、つかさは違和感を覚えながら
「えぇ…」
 生返事をし、
「あ、おりちゃんは…」
 静かに席に着く織瀬(おりせ)伺うと、
「ホットウーロンにでもしましょうか?」
 と、相変わらず織瀬を気遣う真田の言葉。
(気のせい

もっとみる

全てを一度には得られないんだよ

ここのところ調子が悪い。
強烈に胃が痛む。食べたり飲んだりした後に痛むので、多分潰瘍でもできているのだろう。胃潰瘍は何度かやっているのでなんとなく分かる。
何度か飲んでいる胃カメラも、そろそろまた飲まないといけないかな。

今朝も主人を会社に送り出す時に、理由のないイライラから、そっけない態度をとってしまった。
「いってらっしゃい」と言うときは、それが最後になるかもしれないから、ケンカしていようと

もっとみる

未知と無知のはざまで。

(※この記事は、2019年5月28日から続く原因不明の腹部の違和感について書いたドキュメンタリーnote(?)です)

前回のnoteで、自分はどうやら病気らしいと認めた。けれど、どこがどう悪いかはわからなかったので、2019年5月30日(木)に日赤病院の消化器外来へ向かった。早朝に家を出て、待合室で待つこと2時間。その間も全身の倦怠感や胃の圧迫感は続くものの、前日救急外来でもらった抗生物質があっ

もっとみる

26歳女子、胃潰瘍になる

2019年3月24日、吉田修一さんの小説「怒り」を読み終わった。

 もともと新聞小説として連載されていたもので、職場の同僚が強く影響を受けたということで図書館で借りてきた。映画化もされているので有名だが、殺人犯の疑いをかけられる3人の男とその周辺の人々の群像劇で、「人は人を信じられるか」という重厚なテーマの作品となっている。その重みは、読み終わって1時間、私の胃や内臓に消化しきれない感覚として残

もっとみる

『絶対に受けたくない無駄な医療』(室井一辰著,日経BP,2014)(58回)

【第58回】

受けたくない医療55【消化器科】
ストレス性胃潰瘍に投薬しない
米国病院医学会

 米国病院医学会は、「消化器合併症のリスクがないならば、ストレス性胃潰瘍の予防のための投薬は行うべきではない」と述べている。
 米国のガイドラインによると、ストレス性胃潰瘍に対する予防投薬は、集中治療室でなければ推奨されていない。集中治療室で体調が悪化している人を例外として、胃潰瘍がないにもかかわらず

もっとみる

胃潰瘍と味覚障害

胃潰瘍と味覚障害には何の繋がりもありませんが二つとも私が近年患った病気です。

四年前の58歳の秋に胃潰瘍になりましたが幸いなことに判明してから3ヶ月ほどで治癒しました。

この頃は関西に単身赴任していたのですが仕事のストレスと仕事にまつわる飲み会やゴルフなどで忙しくしていたことが原因だったと思われます 。

私生活については単身赴任とはいえ、転勤して10年も経っていたので単身のストレスはありませ

もっとみる