記事一覧
みんなで春服を着て
私だけ冬に取り残された心で
もう君のこと考えたくない
私だけが特別な感情だなんて、普通にきもいから
みんなが楽しいと思う瞬間
わたしには〝無〟が訪れる
有象無象を必死の思いで駆け抜けてライブ会場をあとにする。すれ違う女と男、性愛の対象たち、下水道の匂い。こんな感情になるために東京に来たんじゃない。音楽を聴きにきたんだ。今夜は救われず。
誰のせいでもない、わたしのせい。
✧
愛しいは虚しい
今すごく虚しい
こんな感情もうやめようよ
もし君に会って話ができるなら
なんて考え不毛すぎる
ひび割れた皮膚が治る
手指のひび割れに悩んでいた。お風呂に入る時も洗い物をする時も痛い、指を曲げるだけで痛い。昔はこんなことなかったってことが少しずつ増えているような気がする。でも3日したらひび割れて血が滲んでいた傷がくっついて肌色になっていた。「歳をとるともっと治りにくくなるのかなー」と切なくなった。大人になると痛みを我慢する機会が増えるんだな。あかぎれごときに悲しくなるのも虚しい。
春になるからシャムキャッツ聴こうね
できるだけ心が死なないように死なないように生きている
静かに燃えて消えていく生命
わたしは見守ることしかできない
あのバンドの音楽はもう聴けない