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ベイブレードに見るネットとテレビの逆転。

ベイブレード大好きな いなつち☆稲田智 です。

今回は、ベイブレードから見るネットとテレビの逆転現象について書きたいと思います。

1. ベイブレードの逆転現象。

ベイブレードと聞いて懐旧の情が高まる方や、それなに?っていう方、双方いらっしゃると思います。超ざっくり言うと、現代のベーゴマです。

プラスチックと鉄で出来ており、レイヤー、ディスク、フレーム、ドライバーなどのパーツで構成されます。この組み合わせでコマ(ベイと呼ぶ)の特性が変わります。

(中央上:レイヤー、右上:レベルチップ
左下:フレーム、中央下:ドライバー、右下:ディスク)

ちなみにこの写真は、デッドハデス .0U.Ds' レベルチップ付きというかなり強力な組み合わせです。中古ショップなら何千円もします。

このように強い組み合わせを見つけて戦うのが楽しく、子供だけでなく大人をも巻き込んだ一大市場となっています。2018年にはフランスで世界大会も行われ、世界規模に拡大している玩具です。

で、このベイブレード、テレビでアニメ放送もやっているのですが、2019年4月の新シリーズ「ベイブレードバーストGT」から、

ユーチューブ配信のみ。

となるのです!

視聴率の取れない番組ならまだしも、爆発的人気のベイブレードが「ユーチューブ配信のみ。」というのは衝撃情報です。もはやテレビの時代は終わったという証左なのかもしれせん。

おそらくタカラトミー的にもテレビ視聴よりユーチューブ配信の方が見てもらいやすいと判断したのでしょう。時代は変わってきてますね。

2. 広告費の逆転現象。

時を同じくして、2019年2月28日に電通が発表した広告費の話題がこちら。


2018年の国内広告費は、

・ネット広告:1兆7589億円。
・テレビ広告:1兆7848億円。

と、ついにネットとテレビが並びました。みなさんいま歴史的瞬間にいるのをお忘れなく!

新聞の発行部数が年々減少していますが、新聞だけでなく、テレビでも広告費収入が激減し、経営が厳しくなるかもしれません。

確かに私もここ2ヶ月ぐらいテレビを見ていません。でも情報が足りないとか不便とかは全くなく、普通に暮らせてますね。テレビの影響力は弱まっていくのかもしれません。

3. 育児の逆転現象。

私が幼い頃、母親が忙しいときは、いつもテレビを見させられていました。一般的にこのやり方は2000年代ぐらいまで続いていたのではないかと思います。

ですがスマホが登場してからというもの、「スマホ育児」が当たり前になってきています。私の息子も1歳のときから「スマホ育児」です。

ベイブレードがユーチューブ配信のみになり、ネット広告費がテレビと並んだいま、もはやスマホは完全なる社会インフラであり育児でも避けて通れません。

世の中では「こんな小さいときからスマホなんて」とか「スマホ依存症になって危険」とか言う人もいるみたいですが、私はそういう非科学的・感情的な批判には全く屈しないので、スマホを思う存分使わせています(笑)。

いま息子は6歳になったばかりですが、全く問題なく育っています。むしろフリック入力ができるので、Google検索もできるし、メルカリで使わなくなったおもちゃ売ったり、自分でプログラミングして作ったゲームを売ったり、HTMLとCSSでGoogleの検索画面呼び出したり、マインクラフトというゲームで素材を生成したりしてます。

ゲームを攻略するために、どうしても解読したい漢字は、「何て読むのか教えて」と聞いてきたこともありました。それは「」と「天使」でした(笑)。
何のゲームをやっていたのでしょうか?

マインクラフトでは一度に生成できるブロックが4個のとき、それが残り6回クラフトできるから24個になるといった掛け算も自然とできるようになっていました。

文字を覚えたり算数学んだりするのに「勉強」だとつまらないですが、彼の場合は「すべてが遊び」であり、目的達成の必要にかられてどんどん前のめりで吸収していってるのだと思います。

だから子育てにおいても、テレビをぼーっと見させているぐらいなら、スマホで何でもやらせたほうがよほど頭脳を使いますし、教育的な態度だと思います。


「ベイブレード」「広告費」「育児」の3つを見ただけでも、世の中が完全にネットに重心を移してきているのがわかります。新しい世界でも社会がより便利になることを期待します。

おわり。

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