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介護の考え方

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私の介護に対する考え方などをまとめました。
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記事一覧

自分に介護が必要になったらどうするか?

自分に介護が必要になったらどうするか?

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「自分に介護が必要になったらどうするか?」をテーマに書いてみたいと思います。

私は介護を仕事にするようになって約20年になります。20年間仕事を通して様々な「介護が必要な方」と巡り合ってきました。

そうなると自然と考えること。
「自分に介護が必要になったらどうするか?」

私の年齢は40代前半ですが、自分の老後について考えています。

仕事と

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自立支援についての悩み

自立支援についての悩み

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「自立支援についての悩み」をテーマに書いてみたいと思います。

私は在宅支援のケアマネジャー(以下:ケアマネ)を13年間続けています。

ケアマネとして要支援・要介護の認定を受けている方のケアマネジメントを行わせて頂く為に意識していることは「その人らしい生活」

以前は「自立支援」に重きを置いて「出来なくなったことがどうしたらまた出来るようになる

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連携を行う上で大切なこと

連携を行う上で大切なこと

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「連携を行う上で大切なこと」をテーマに書いてみたいと思います。

介護従事者が利用者を支える為には「連携」が欠かせませんが、そもそも「連携」とはどういう意味なのか?

インターネットで意味を調べてみると以下のように出てきます。

私は在宅支援のケアマネジャー(以下:ケアマネ)なので、その視点で考えてみます。ただ、「連携」は在宅だろうが施設だろうが

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介護は技術も大切だけど何より『心』だと私は思う

介護は技術も大切だけど何より『心』だと私は思う

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「介護は技術も大切だけど何より『心』だと私は思う」をテーマに書いてみたいと思います。

私が担当させて頂いている利用者の支援で感じたことです。

結論デイサービスを変えたことで落ち着きました。

その事例を通して感じたことが『心』って利用者にも伝わるし、報告をしてくる担当者の言葉でケアマネにも伝わるということ。

利用者を想い言っているのか?自分

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最後の一押しが出来るのは家族だけ

最後の一押しが出来るのは家族だけ

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「最後の一押しが出来るのは家族だけ」をテーマに書いてみたいと思います。

時折出会うのが、誰が何を言ってもサービスの利用を拒否する利用者。(※ここでは何かしら介護サービス(福祉用具等)を利用されている方を前提に考えるので「利用者」と書きます。)

家族は介護負担を感じているのに、介護されている当の本人は負担を掛けているという意識がない。

「私は

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介護業界の賃上げについて考える

介護業界の賃上げについて考える

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「介護業界の賃上げについて考える」をテーマに書いてみたいと思います。

先日美容院に行き、担当の美容師さんと話をしている時に感じたことです。

散髪をしていると目の前の鏡に「今後はポイントカード平日のみ利用可」の貼り紙が…。美容師さんに聞くと申し訳なさそうに「平日のお客さんが少ないので土日祝以外にも来てもらえるように…。あと値上げ的な面も踏まえて

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若い世代が介護を仕事にしたがらない理由を考える

若い世代が介護を仕事にしたがらない理由を考える

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「若い世代が介護を仕事にしたがらない理由を考える」をテーマに書いてみたいと思います。

介護は働く側の高齢化も深刻になっています。

ケアマネジャー(以下:ケアマネ)の平均年齢は51.9歳。ヘルパーは54.4歳。

ケアマネは4人に1人が60歳を超えているそうです。これは明らかに若い世代が業界に少ないからこそ起こっていることだと思います。

私は

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福祉用具選定をリハ専門職が行うことへの違和感

福祉用具選定をリハ専門職が行うことへの違和感

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「福祉用具選定をリハビリ専門職が行うことの違和感」をテーマに書いてみたいと思います。私個人の独断と偏見です。

病院に入院した利用者が退院時に福祉用具が必要になるケースは少なくありません。

「車いす」「歩行器」「手すり」「電動ベッド」等々の移動や自宅環境に関わる福祉用具を使用しないと「入院前の生活」を行うことが難しくなった場合です。

もちろん

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人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)を考える

人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)を考える

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「人生会議を考える」をテーマに書いてみたいと思います。

これは私が家族側として「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)」に参加したり、終末を迎えつつある親に関わる中で感じたことです。

「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)」とは
どのような最期を迎えたいか?
最期に至るまでどのように過ごしていきたいか

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【ケアマネ】見守りの本質を考える

【ケアマネ】見守りの本質を考える

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「見守りの本質を考える」をテーマに書いてみたいと思います。

私は今とある本を読み進めているのですが、その本の一節を読んで「これはケアマネの仕事にも共通する」と感じました。

「ライオンのおやつ(著:小川糸)」という本なのですが、その本に登場するワインを作っている青年の言葉。

このセリフの前には、思い通りのワインを作りたくても自然の影響が大きく

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認知症について考える

認知症について考える

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「認知症について考える」をテーマに書いてみたいと思います。

2023年6月14日「認知症基本法」が成立しました。
詳しくは法案に目を通して頂きたいのですが、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると言われている昨今、認知症になっても希望を持って暮らせるようにと成立した法律です。

法律で制定したからには、介護に関わる人々は皆「認知症」につ

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怒りっぽい利用者の対応について考えてみる

怒りっぽい利用者の対応について考えてみる

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「怒りっぽい利用者の対応について考えてみる」をテーマに書いてみたいと思います。

感情のコントロールが出来ずに突然怒り出す利用者は少なくありません。

認知症や脳梗塞後遺症、精神疾患を患っている方が比較的感情のコントロールが難しい傾向にあると経験的に感じています。

中には怒りの表現が暴力に変わる方もいます。
この場合、介護保険サービスでは対応し

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要介護になっても「日常」と「非日常」のバランスが大切

要介護になっても「日常」と「非日常」のバランスが大切

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「要介護状態になっても『日常』と『非日常』のバランスが大切」というテーマで書いてみたいと思います。

元気であったとしても、日常同じことが続けばだんだんと意欲が下がってきます。非日常も続けばいずれそれが「日常」になります。

誰しも「日常」と「非日常」のバランスが人生を豊かにすることに繋がると私は思います。

例えば、旅行が好きな方は旅行という「

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良い介護とは?本質を考えてみる!

良い介護とは?本質を考えてみる!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「良い介護とは?本質を考えてみる」というテーマで書いてみたいと思います。

とても抽象的な話になると思います。

最近「良い介護」って何なのだろう?
と考えることが増えました。

私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)としてこれまで多くの高齢者と関わる機会がありましたが、正直ケアマネとして出来ることなんてちっぽけなモノです。

「私は利用者の為に何

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