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国内、海外問わず美術館巡りを趣味としており、旅先で訪れる美術館がとても大好きです。これまで訪れた美術館はインスタの投稿内で#素敵な美術館手帖として紹介させて頂いており、これまで訪… もっと読む
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関西旅/京都編 ガラスのリボンが繋げる「京セラ美術館」

関西旅/京都編 ガラスのリボンが繋げる「京セラ美術館」

昨年に続き、2度目となるリニューアルオープン後の「京セラ美術館」。

先ほどまでの雨が嘘のように晴れ渡った青空と建物、鳥居がとても美しい。
急な天候の変化のおかげか、美術館前の広場には誰も人がおらず、マイペースに写真を撮ることができてよかった。
ちなみに、こんな機会はなかなかないと思い、急遽スマートフォンで動画の撮影もしてみました。

湾曲したガラスが地下空間と地上を軽やかに繋ぎ、素人ながらにこん

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関西旅/大阪編 安藤忠雄建築「司馬遼太郎記念館」

関西旅/大阪編 安藤忠雄建築「司馬遼太郎記念館」

今回の大阪旅はいつも回るエリアを少し飛び越えて、プチ遠征もしました。

初めて訪れた河内小阪駅。大阪の下町感に溢れた雰囲気が、駅降りた瞬間に湧き立ち、目的地へ歩く道のりもこれまた楽しい。

大阪といえば安藤建築が街の至る所にありますが、中でも興味深い「司馬遼太郎記念館」。閑静な住宅街を歩くこと10分超。
行く前から少し予習していたけれど、実物を体感することの大切さをまじまじと感じました。

弧を描

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2023GW東京旅 「アーティゾン美術館」坂本龍一「ダムタイプ|2022: rema」

2023GW東京旅 「アーティゾン美術館」坂本龍一「ダムタイプ|2022: rema」

初めて訪れた「アーティゾン美術館」(旧ブリヂストン美術館)
超高層ビルの外観に驚き、次第に全貌が見えてくると美しい建物に見入ってしまいました。

イメージしていた美術館と異なり、モダンでクールな建物にとても刺激を受け期待膨らみながら入館。縦に長く続く美術館、そしてパタパタと動きそうな御影石タイルの円柱と縦長の格子窓が印象的で、館内至る所ぐるぐる見学。

1〜3階はミュージアムカフェやショップが入り

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2023夏ソウル旅 「ミメシス美術館」

2023夏ソウル旅 「ミメシス美術館」

ソウル3日目はソウル郊外の街「坡州(パジュ)」へ高速バスで向かいました。
坡州(パジュ)は、ソウルから北西部へ車で約1時間の距離で日帰り旅行が可能なエリアです。

まずは、合井駅からすぐそばにあるバス停へ向かいます。

2200番のレッドバスに乗ること、約40分。

運賃は、大人1人2900w(Tマネーカードだと2800w)と、数年前よりやや値上がりしているとはいえ、安い!
あっという間に、坡州(

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2023夏 ソウル旅「サムスン美術館 Leeum」

2023夏 ソウル旅「サムスン美術館 Leeum」

ソウル旅2日目は、梨泰院にある「サムスン美術館 Leeum」へ行く予定だったので朝食は、ホテルと最寄りメトロのすぐ近くにあった「Dunkin市庁駅前店」にてサクッと頂きました。

シナモンドーナツとエッグタルト、黒ゴマスティック、そして野菜たっぷりのラップサンドをシェア。
市庁駅前店、リニューアルされたばかりなのか、とても綺麗な店内で快適でした。お腹も満たされ、地下鉄に乗っていざ梨泰院へ移動!

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「石岡瑛子Iデザイン展」北九州市立美術館

「石岡瑛子Iデザイン展」北九州市立美術館

2023年秋晴れの休日、博多駅から新幹線に乗ってわずか15分弱の小倉駅へ向かいました。
目的は「北九州市立美術館」で開催された「石岡瑛子Iデザイン展」を鑑賞すること!

展示を観る前にまずは、建物を見学。
数年振りに訪れた北九州市立美術館ですが、
何度見ても磯崎新さんのインパクトある建物に感動します。

「石岡瑛子Iデザイン」〜石岡瑛子がここにいる〜
北九州市立美術館

世界的に活躍された石岡瑛子

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福岡県立美術館杉浦非水 「時代をひらくデザイン」展

福岡県立美術館杉浦非水 「時代をひらくデザイン」展

日本で初めてのグラフィックデザイナー、杉浦非水さんの事を恥ずかしながらこれまで知らずにいましたが、展示を観るとどれもこれも観たことあるポスターやアート作品ばかり!
残念ながら展示会場の撮影はNGでしたが、見応え十分でした。

三越のポスターや、カルピスなどはもちろん、個人的にはヨーロッパ留学中に描かれたデッサンや、旅日記、旅写真、ホテルやカフェのショップカードやステッカーのコレクションに惚れ惚れし

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2022年春京都旅行「陶板名画の庭」

2022年春京都旅行「陶板名画の庭」

北山駅降りてすぐそばにある「陶板名画の庭」。

時間の都合で毎回行くリストから漏れていたのですが、ようやく初訪問

安藤忠雄さん設計のオール屋外展示の美術館。
天候や四季によって見え方も感じ方も変わる、そんな楽しみ方もできるのが素晴らしいな。

入場料100円でしばしのアートタイムが楽しめる素敵な美術館です。
次は晴天の日に訪れたい。

■京都府立陶板名画の庭
京都府京都市左京区下鴨半木町
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平松宇造×安井ちさと 「日月記2022春」

平松宇造×安井ちさと 「日月記2022春」

博多の節信院で開催されていた展示「日月記 2022 春」

美術家 平松宇造さんと陶作家 安井ちさとさんの作品が、お寺の一室で展示されていると知り、最終日ギリギリ伺うことができました。

自宅から散歩がてら徒歩で向かい、普段歩かない博多の寺町界隈の新緑を早歩きで眺めつつ、春を満喫!

会場の節信院へ伺うと、美術家 平松宇造さんと、陶作家 安井ちさとさんの作品が畳の上に自由に散りばめられ、壁には平松

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画家 平松宇造さん

画家 平松宇造さん

2021年9/16-20まで博多阪急で開催されていた「kyushu new art」
「SNS-Share Next Stage」
平松宇造さんとインスタなどで繋がる世界の人気アーティストたちの作品展示の振り返り。

昨年春、宇造さんの個展を訪れて以来の大規模な展示会だった。
淡くも濃淡のある色使いがとても都会的で、直感的に好きな作品ばかり。

人気の花シリーズは、空間を一気に彩りを添えるパワーが

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異彩を放つ九州派〜それから〜

異彩を放つ九州派〜それから〜

博多阪急にて開催されていたアートイベントに足を運んだ。中でも一番の目的は、7Fに設けられた「異彩を放つ九州派〜それから〜」

「九州派」とは・・

福岡を拠点に、身近な生活用品を素材として用いながら、反公募展、反東京の姿勢を強く打ち出した前衛芸術家グループ。詩誌『詩科』の詩人・桜井孝身や俣野衛、同誌の表紙やカットを手がけていた二科展の画家・黒木耀治や寺田健一郎、第40回二科展で岡本太郎に抜擢され注

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高島進さんの作品がわが家にやってきた

高島進さんの作品がわが家にやってきた

福岡で一番好きな街並み「けやき通り」にある「ギャラリーモリタ」。15年ほどお世話になっている大好きなギャラリーで今年、初めて作品を購入しました。

目的を生む「手段のためのドローイング」、と語る高島進さんの言葉。シンプルだけど作品を見ながら読み解くとその意味が少しずつわかってきた。すると、作品を見る楽しみが倍増になる。

作品の中央に必ず、何もインクがのっていない空白がある。そこにいろんなイメージ

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この夏2つ目の野見山暁治展へ

この夏2つ目の野見山暁治展へ

野見山暁治展
-絵描きと絵の旅路-

先日の福岡県立美術館での「野見山暁治展」を鑑賞後、みぞえ画廊でも野見山暁治さんの展示が開催され、さらには会期初日にはご本人が来られると知り、ワクワクしながら向かいました。

在廊時間は16時〜18時。
16時ぴったりに会場に着くと、既にたくさんの方が来られており、記帳台に列が出来ていました。

会場中央には野見山暁治さんがソファーに座わられており

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100歳現役画家 野見山暁治展を観て

100歳現役画家 野見山暁治展を観て

福岡県立美術館で開催中の「野見山暁治の水彩・素描」展へ。

私の実家の隣町 飯塚市出身の野見山暁治さんは、今年100歳になられる現役画家。
恥ずかしながら名前くらいしか知らず、じっくり作品を観たことがなかったので、今回の展示がとても楽しみでした!

①終戦、筑豊の風景
②フランス パリへ
③帰国、そして蔵王
④シリーズ「夏92」

4部構成の展示をゆっくり休憩挟みながら鑑賞

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