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サンボボが坂に(1)
8時きっかりに時計のアラームが鳴る。その3分前に奏太は目を覚ます。いつも通り床が冷えきっていた。ガレージをすこし住みやすくした程度の「訓練所」は乾燥している。奏太は空咳をする。小さな窓には鉄格子がはめられ、光がほとんど入らない。灰色がかった光を見て今日は曇りがちな晴天なのだろうと奏太は想像した。
秋に近づき、コンクリートの上で眠るには肌寒かった。毛布から出た足を奏太が戻そうとする。関節が鈍く痛
クレンザー KILL!!KILL!!KILL!!【VS. ブレインジャッカー】
むせかえるような血の匂いで俺は目が覚めた。部屋の中は夜闇で満ちている。それが返って血の匂いを強めていた。
汗の匂いまで混じってきた。俺は頭が痛くなった。最悪なときはどうするか。まずは酒だ。一杯やらないと気がすまなかった。立ち上がり、二、三歩歩いて躓いた。夜に目が慣れてくる。足元に女がうつ伏せで倒れている。ピンクと黒のフリルのブラウス姿で、チョーカーを首に巻いている。背中には楽器ケースを背負って
逆噴射小説大賞お疲れさまでした
こんにちは。電楽サロンです。
逆噴射小説大賞が終わりました。私のお話は……最終選考には行きませんでした! めちゃ悔しい〜〜〜!!
今日は自分の書いたお話の話とタイトルの話をします。
自分の大好きが入ったお話なので書けて大満足です。でも、悔しい。
今回の逆噴射は絶対自分が続きを書きたくなるお話にしよう!と思って作りました。
逆噴射は書きっぱなしで終わらせられるけど、それで選ばれたら絶