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君の言っていることがわかんない
全然わからない
理解できない
こんな話なんか不毛だ
君は何を見ているんだ
わかるように教えてくれ
できないなら消えてしまえ
そうだ君なんか消してやる

notice me senpai...

それはまるでずっと回り続けていたルーレットが止まったみたいな
偶然がハッピーエンドの必然かバッドエンドの必然の2択になったみたいな
みんなにはきこえなかったかもしれないけど
わたしにはきこえたんだ
先輩を一目見た途端にきこえた
恋が始まる音

先輩が先輩の友だちとおしゃべりしてて笑い声をあげるとき
わたしの心はラムネの泡みたいに水色がしゅわしゅわするの
掴み所がないんだけど震える心
夏の訪れを

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太陽

あなたはわたしを1日中守ってくれない
半日でわたしの目の前から消えてしまう
あなたが暗闇からわたしを守ってくれたことなんか一度たりともなかった
強いて言えば月
彼は暗闇にいるわたしを照らしてはくれるけど
その光は冷たいのよ、まるであざけるかのように笑うの
あなたみたいなあたたかさに満ちてはいないの
わたしはあなたがいないと落ち着いて寝れもしない
あなたがわたしの真上にいるとき、わたしは1日の中で一

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ばいばい(ラップ詞)

ばいばい(ラップ詞)

電車の最終目的地
あの君が住んで暮らしていた街
思い出したのはっとしたよね
懐かしくてももう会えないよね

ついに最後までごめんが言えず
あたしの下手な感情表現は
跡を濁すことしかできない
上手い別れ方もわからなくて

溝はもともと2人の間にあって
全部あたしが継ぎ接ぎしていて
最後まで気がつかない君を
あたしもしかして騙したりしていて

よくあるセリフ
あの時はああする以外…
そんなんじゃ償いに

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共に沈んで

全ては必然だったのよ
あなたはわたしの人生を完璧にするためのピースなのよ
初めて出会ったときにすぐにわかったの
そして今までうまくやってきたでしょう?
なのにどうしてわたしの前から去ろうとするのよ
あなたは実は欠陥があるピースだったの?
いつもわたしを満足させてくれていたじゃない
疲れてしまったの?
わたしはあなたの人生を埋めるピースにはなれなかったの?
ああそれってとても悲しいことね
もう一度わ

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壊さないで

壊さないで

それはもうあっという間だった
僕には気づく余地すらなかった
彼女の心はガラガラと耳障りな音を立てて崩れ落ちていった
僕にはどうすることもできなかった
横たわったままもう動かない
不思議だ、僕は呼吸を繰り返すのに
彼女が息を吹き返す気配なんて微塵もない

許せなかった
彼女をここまで追い詰めたものを
彼女は自分自身が追い詰められてることにすら気づいてなかったんだ
そうして彼女の吸う空気はいつしかじわ

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灰になっても

灰になっても

あなたはわたしの命の証人になるのよ!
一生わたしの隣にいて、わたしが死ぬまでわたしの命を見届けるの!
ああ、なんてかわいそうなのでしょう!
わたしは危険だからって、みなそれをわかっていたから近づかなかったのに!
あなたはそれを恐れずわたしに触れた!
一度触れたらもう離れられないのよ!

ああ、なんという運命なのでしょう!
まさかこんな人が現れるなんて夢のようだわ!
わたしはあなたの隣で生きた証を残

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