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本の紹介

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本の紹介と読書記録 本はいいぞ〜
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静寂を守りたいときもあるでしょう。 /違国日記

静寂を守りたいときもあるでしょう。 /違国日記

こんにちは。

好きな漫画の感想を流し続けています。
人生に与えた影響が大きいです。

前回の静寂についてのお話の続きです。

静寂を守る 自分を守る静寂なんて必要なかった無敵の子ども時代には気が付かなかったのですが、大人になったら今では意識的に静寂を求めるようになりました。
大人は傷つかないし、無敵だと思ってましたがそんなことはなかった。

大人に変身し続けて疲れたのか、
自分の中にコップがある

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静寂という言葉に何を思い浮かべるか /違国日記

静寂という言葉に何を思い浮かべるか /違国日記

こんにちは。

ずっと好きな漫画の感想を流し続けています。
違国日記、ああ本当によかったです。

静寂 に何を思い浮かべるのか「砂漠」のようだ、という女子高生の朝の言葉。

静寂 というと何を思い浮かべますか。

漫画の中でも、静寂でイメージするものが登場人物によって異なっているということに触れられています。言葉の面白さを感じた場面です。

私にとって静寂について考えてみました。
漢字のまま「寂し

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わからないのは 違う人間だからなの? /違国日記

わからないのは 違う人間だからなの? /違国日記

こんにちは。
いつまでも感動した漫画の感想を取り留めもなく書き続けています。本当にいい話でした…(余韻

身近な人に 違国 を思い馳せる漫画の中でたびたび主人公の朝が感じることです。
主人公の言葉に、自分もハッとしました。

タイトルの 違国日記 ですが、大人になったら朝の視点で語られています。

違国というと、音から遠い国や文化を想像しますが、身近な人だって考え方や文化の違いを痛烈に感じるので 

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それでは 言葉が足りない /違国日記

それでは 言葉が足りない /違国日記

こんにちは。
以前書いた違国日記の感想の続きです。

ヤマシタトモコさん作の違国日記(全1巻〜11巻)
大好きな漫画の一つです。

言葉が足りない印象的なセリフでした。
雄弁に語られる言葉よりも、ストレートに胸に入ってきました。

言葉が足りない、と感じる経験をしたことがあるでしょうか。

私は、何度もしてきましたのだと思います。
それは知識のない子どもの時から変わらず、今でも話した後で「今のはき

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心を砕くっていう言葉のとおりなんじゃないの /違国日記

心を砕くっていう言葉のとおりなんじゃないの /違国日記

こんにちは。
大好きな漫画の完結巻を読みました。

泣きました。心に沁みました。
友人に紹介されて読みはじめた漫画ですが、本当に出会えて良かったと思います。

違国日記 作:ヤマシタトモコ交通事故で両親を亡くした遺児と人見知りの小説家の同居生活を描いた漫画です。
言葉をとても大切に使っていて、

「寂しさ」だったり、「愛情」だったり、そういうった言葉と多感な中高生の女の子の心情を丁寧に丁寧に紡いで

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推し本/ BEFORE THEY PASS AWAY

推し本/ BEFORE THEY PASS AWAY

こんにちは。

写真集の中でとても心に刺さる1冊を紹介します。
この本があるのは、よくいくカレー屋さん。
食べにいくたびにペラペラとめくって、その度に胸を打たれております。

紙本派ですが、写真集となると余計に画面ではお伝えするのが難しい、熱量と情熱を感じます。

BEFORE THEY PASS AWAY
彼らがいなくなる前に2013年に初版発行
著者は写真家のジミー・ネルソンさん
世界各地の少

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冬の家こもりで読みたい 推しの本

冬の家こもりで読みたい 推しの本

こんにちは。

「週末から一気に晩秋から怒涛の寒さとなります。」
一気に寒くなって体がびっくりしています。
このまま冬になるんでしょうか。

若者の読書離れ今週のニュースで、「若者の読書離れを考える」というものをみました。

いまの小学生〜高校生の49%は全く本を読まないとのことで、「えっ0分!!」と本を読んで大きくなった見をしては、手紙の減少のニュース同様にびっくりでした。

本を読む時間がない

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【読書記録】ロバと歩いた南米アンデス紀行 初版1998年

【読書記録】ロバと歩いた南米アンデス紀行 初版1998年

こんにちは。
面白い本を読んだので記録をば。

ロバと歩いた南米アンデス紀行
初版1998年の古い本で、スマホもない時代に南米をロバと一緒に歩いた青年の徒歩紀行です。

踏破距離5700km 307日の物語です。
まだ小学生にも上がっていないころの本ですが、尊敬する写真の先生に「30代の私にお勧めする本ありますか?」と聞いた時に、先生のたくさんの本が詰まった本棚から手渡してくれました。おかげでこち

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