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蝶 ルナール『博物誌』より
蝶 Le Papillon
二つ折りの恋文が、花の番地を捜している
ルナール『博物誌』より 岸田国士訳
風に舞う蝶は確かに恋文のようだ。翅と翅の隙間から、愛の言葉が鱗粉になってこぼれ落ちる。息を呑むほど美しい一行詩である。
去年の夏、庭のパセリに、2匹、キアゲハの幼虫がいるのを見つけた。保護して(以前そのままにしておいたら、天敵に食べられたようだった
蝶 Le Papillon
二つ折りの恋文が、花の番地を捜している
ルナール『博物誌』より 岸田国士訳
風に舞う蝶は確かに恋文のようだ。翅と翅の隙間から、愛の言葉が鱗粉になってこぼれ落ちる。息を呑むほど美しい一行詩である。
去年の夏、庭のパセリに、2匹、キアゲハの幼虫がいるのを見つけた。保護して(以前そのままにしておいたら、天敵に食べられたようだった