島村公俊 / 研修講師

島村公俊 講師ビジョン(株)代表取締役/社内講師育成とリーダーシップ開発を専門/『10…

島村公俊 / 研修講師

島村公俊 講師ビジョン(株)代表取締役/社内講師育成とリーダーシップ開発を専門/『10秒で新人を伸ばす質問術』/共著『研修開発入門「研修転移」の理論と実践』『研修開発入門「研修評価」の教科書』https://koushi-vision.co.jp/

マガジン

  • 社内講師のための話し方講座

    社内講師として活動している方で、話し方をもっと磨きたいと思っている方に、基本の内容を丁寧に解説しています。ぜひ、読んで実践してみてください。

  • 社内講師が知っておきたい研究知見

    社内講師が研究知見を知っておくことで、参加者への納得感を更に高めることができます。

記事一覧

固定された記事

公式note:講師ビジョン島村の自己紹介

noteを始める際に、自己紹介を詳しくしておりませんでしたので、私、島村の紹介をさせてください。 講師ビジョン株式会社は、”問う力で個を活かす” をミッションに20…

人生において自分が大切にしている事は何だろうか

人生において大切にしていることはどんなことでしょうか。仕事、余暇、それとも家族でしょうか。人はそれぞれ大切にしたいことがあり、それらを通じて生きがいを感じたいも…

社内講師に求められる深い悩み相談との向き合い方

社内講師でも外部講師でも研修を日々していますと、参加者から込み入った悩み相談があります。あなたは、深い込み入った悩み相談があったときに、どのような考え方で対応し…

社内講師の説得力が爆上がりする”ジェスチュア”とは

社内講師が、受講者を行動変容に導く(研修転移をさせる)ために意識するために、わかりやすく説得力のある話し方をする必要があります。 わかりやすく説得力のある話し方…

社内講師が知っておくべきLMXとは

社内講師が講師をする上で、以下の上司と部下との関係性について理解しておくのは大変有効です。 ■上司と部下との間で起きている課題 ある調査で以下のようなことが言わ…

社内講師の話の鉄則”ワンセンテンス・ワンミーニング”

社内講師が緊張すると出てしまう癖が、話す一文が長くなってしまうことです。一文が長くなってしまうと、研修の参加者の情報処理が仕切れなく、わかりづらいという印象を持…

社内講師が大切なメッセージを”伝えるきる”3つの鍵

社内講師が、研修を通じて一番伝えたい要素を相手に伝えるコツをご紹介します。 研修で一番伝えたいことが、実は伝わっていなかったという経験はありますせんか? ある3…

社内講師のための口元エクササイズ:滑舌向上の秘訣

研修登壇で、朝早いし、眠くて口が思うように動かないとき、どうしていますか? 口が硬いときに、簡単に口元を柔らかくする方法をご紹介します。 まず思いっきり「うー」…

社内講師の表現力:同じ言葉を多用せず、言い換える!

社内講師が話をするときに気をつけることは、同じ言葉を多様しないということです。 ちなみに、私はすごくという言葉を多用してしまいがちです。 社内講師がエピソードを…

オンライン学習の5段階モデルとは

Gilly Salmonは、2022年6月8日にAQUEDUTOのオンラインイベント「Looking back;Looking forward」で、彼女が提唱されている「5段階モデル」についてご紹介します。 サイト…

目の前の仕事を大切にできているか

今の仕事があなたをつくっていることをどれだけ自覚できるだろうか。未来に意識が行きやすい人は、もっと良い仕事、もっと自分に合った仕事はないだろうかと思うことでしょ…

自身の職業の未来に好奇心を持てるか

自身が携わる職業が好きであることは大切です。しかし、その職業がどのような環境変化に置かれ、今後どのようになっていくかを理解することは更に大切なことです。今の時代…

仕事人生をゼロからやり直す勇気をもてるだろうか

 築いてきた仕事人生に自負がある人も多いでしょう。しかし、ある日突然、自分の意図しない転勤、異動、買収などで、自分の仕事人生が強制終了されてしまうような状況が起…

メンバーのアイディアをつい否定してしまってないか?

あなたはチームのメンバーに自分の意見を受け入れてほしいと思ったことはありますか?また、チームのメンバーに忠実にしたがって欲しいと思ったことはありますか? 上記…

視点の"網羅性"ではなく、"多様性"を意識してアイディアを出しているか?

皆さんは、アイディアを出すときにどのようなことを意識しているだろうか? アイディアは、1つの視点から考える網羅性の中から生まれるのでなく、物事をどの角度から見る…

環境変化の中で、顧客に生じている新しい問題は何だろうか?

なぜ、今多くの企業は新しい価値の創出(イノベーション)を目指しているのだろうか? 外部環境の大きな変化に対して、適応し、新しい価値を生み出さないと生き残れないか…

公式note:講師ビジョン島村の自己紹介

公式note:講師ビジョン島村の自己紹介

noteを始める際に、自己紹介を詳しくしておりませんでしたので、私、島村の紹介をさせてください。

講師ビジョン株式会社は、”問う力で個を活かす” をミッションに2015年に立ち上げた研修会社です。“問う力”は、人の行動を変え、個の才能を解き放つ力を秘めています。代表である私、島村公俊(しまむら きみとし)が、なぜ、このような事業をするに至ったのか、そして、どのような人間なのか、簡単ですが紹介させ

もっとみる
人生において自分が大切にしている事は何だろうか

人生において自分が大切にしている事は何だろうか

人生において大切にしていることはどんなことでしょうか。仕事、余暇、それとも家族でしょうか。人はそれぞれ大切にしたいことがあり、それらを通じて生きがいを感じたいものです。

しかし、日々の仕事に忙殺されていると本当に大切なものが見えなくなってしまいます。大切な何かをすでに失いつつあっても、それに気づかないフリをしてまいがちです。後からその大切さに気づくのでは取り返しがつきません。にもかかわらず、人は

もっとみる
社内講師に求められる深い悩み相談との向き合い方

社内講師に求められる深い悩み相談との向き合い方

社内講師でも外部講師でも研修を日々していますと、参加者から込み入った悩み相談があります。あなたは、深い込み入った悩み相談があったときに、どのような考え方で対応しているでしょうか。

今回は、社内講師として必要な悩み相談の基本的な考え方についてご紹介します。

そもそも、悩みはどうやって生まれてくるのか。悩みって人が自然と作り出してしまうものです。思い悩んでいる動物とかいないですよね。彼らは、”今”

もっとみる
社内講師の説得力が爆上がりする”ジェスチュア”とは

社内講師の説得力が爆上がりする”ジェスチュア”とは

社内講師が、受講者を行動変容に導く(研修転移をさせる)ために意識するために、わかりやすく説得力のある話し方をする必要があります。

わかりやすく説得力のある話し方だからこそ、職場で実践してみたいと参加者は思うからです。

そのために心がけることは、研修で伝える際にジェスチャーを加えることです。

小さなジェスチュアではダメだと思い、なんでもかんでも大げさに身ぶり手ぶりを加えてしまう講師が多いのです

もっとみる
社内講師が知っておくべきLMXとは

社内講師が知っておくべきLMXとは

社内講師が講師をする上で、以下の上司と部下との関係性について理解しておくのは大変有効です。

■上司と部下との間で起きている課題
ある調査で以下のようなことが言われています。
「部下の個性や状況を理解できている」と感じている上司(61.7%)に対し
「上司に個性を理解してもらっている」と感じる部下は(42.2%)である。

皆さんは、どのように感じますか?

■上記課題に関する研究知見
上司部下の

もっとみる
社内講師の話の鉄則”ワンセンテンス・ワンミーニング”

社内講師の話の鉄則”ワンセンテンス・ワンミーニング”

社内講師が緊張すると出てしまう癖が、話す一文が長くなってしまうことです。一文が長くなってしまうと、研修の参加者の情報処理が仕切れなく、わかりづらいという印象を持ってしまいます。

例えば、講師の自己紹介のシーンで、自分の地元について紹介するとします。イメージして、次の文章を声に出して読んでみましょう!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

もっとみる
社内講師が大切なメッセージを”伝えるきる”3つの鍵

社内講師が大切なメッセージを”伝えるきる”3つの鍵

社内講師が、研修を通じて一番伝えたい要素を相手に伝えるコツをご紹介します。

研修で一番伝えたいことが、実は伝わっていなかったという経験はありますせんか?

ある3つのことを意識するだけで、より参加者に伝わりやすくなります。

その要素がこちらです。

1)自分が伝えたい単語や言葉を、”高め”を意識して高低をつける

2)自分が伝えたい単語や言葉を、”ゆっくり”と強調する

3)自分が強調したい言

もっとみる
社内講師のための口元エクササイズ:滑舌向上の秘訣

社内講師のための口元エクササイズ:滑舌向上の秘訣

研修登壇で、朝早いし、眠くて口が思うように動かないとき、どうしていますか?

口が硬いときに、簡単に口元を柔らかくする方法をご紹介します。

まず思いっきり「うー」と唇を前に突き出して「うー」と言います。

そこから思いっきり横に引っ張って「いー」と言います。

それを繰り返します。

頬の上辺りが痛くなるくらい、思いっきり、繰り返してやってください。

その後、だんだん速度を速めていきます「うー

もっとみる
社内講師の表現力:同じ言葉を多用せず、言い換える!

社内講師の表現力:同じ言葉を多用せず、言い換える!

社内講師が話をするときに気をつけることは、同じ言葉を多様しないということです。 ちなみに、私はすごくという言葉を多用してしまいがちです。

社内講師がエピソードを話す際のシーンです。

「先週の日曜日はすごくいい天気でした。空は澄んでいてすごく気持ちが良かったんです。そこで、私は散歩に出かけたんですが、 偶然見つけたカフェに入り読書しながらコーヒーを飲みました。そのコーヒーがすごくおいしくて すご

もっとみる
オンライン学習の5段階モデルとは

オンライン学習の5段階モデルとは

Gilly Salmonは、2022年6月8日にAQUEDUTOのオンラインイベント「Looking back;Looking forward」で、彼女が提唱されている「5段階モデル」についてご紹介します。

サイトはこちらになります。
https://onl.sc/zLCJaM6

Gilly Salmon(ギリー・サーモン)は、e-learning(オンライン学習)の分野で世界的に有名なイギリ

もっとみる
目の前の仕事を大切にできているか

目の前の仕事を大切にできているか

今の仕事があなたをつくっていることをどれだけ自覚できるだろうか。未来に意識が行きやすい人は、もっと良い仕事、もっと自分に合った仕事はないだろうかと思うことでしょう。

たしかに、その視点も大切ですが、足元の仕事をどれだけ大切にできるか、その仕事をどれだけ将来に繋げられるかが大切です。目の前の仕事が消化試合的に行われているようでは、今費やしている貴重な時間が将来に繋がることはほとんどないと言えるでし

もっとみる
自身の職業の未来に好奇心を持てるか

自身の職業の未来に好奇心を持てるか

自身が携わる職業が好きであることは大切です。しかし、その職業がどのような環境変化に置かれ、今後どのようになっていくかを理解することは更に大切なことです。今の時代は、大きな環境変化により、他業界の企業が、ある日突然、自社の競合他社になることがあります。例えば、運送会社の競合にAmazonが突如現れたり、自動車会社の競合がGoogleになったりするのです。

あなたの職業の未来はどのようになっていくか

もっとみる
仕事人生をゼロからやり直す勇気をもてるだろうか

仕事人生をゼロからやり直す勇気をもてるだろうか

 築いてきた仕事人生に自負がある人も多いでしょう。しかし、ある日突然、自分の意図しない転勤、異動、買収などで、自分の仕事人生が強制終了されてしまうような状況が起きることがあります。例えば、ずっと開発の仕事だけをやりたかったのに、翌週から営業部門に配属されたりします。

 そんな時、今まで積み上げてきたキャリアを捨てろと言われている気がして、怒りや悲しみを感じる時もあるでしょう。そんなときは、異なる

もっとみる
メンバーのアイディアをつい否定してしまってないか?

メンバーのアイディアをつい否定してしまってないか?

あなたはチームのメンバーに自分の意見を受け入れてほしいと思ったことはありますか?また、チームのメンバーに忠実にしたがって欲しいと思ったことはありますか?

上記の回答がイエスだった場合、あなたは自分の意見や存在を大事にしたいと強く思い、かつ、メンバーにもそれを強く願うタイプと言えます。

このため、メンバーからの発案があった場合、自身の大切なものを否定される感じがし、自身の感情がザワつき、その提

もっとみる
視点の"網羅性"ではなく、"多様性"を意識してアイディアを出しているか?

視点の"網羅性"ではなく、"多様性"を意識してアイディアを出しているか?

皆さんは、アイディアを出すときにどのようなことを意識しているだろうか?

アイディアは、1つの視点から考える網羅性の中から生まれるのでなく、物事をどの角度から見るのかという視点の多様性から生まれるものだ。

例えば、自社の商品をどんなターゲット顧客に売りたいかを考えるとしよう。

年代という1つの視点から見ると、10代の顧客、20代の顧客、30代の顧客、40代の顧客、50代の顧客、60代以上の顧客

もっとみる
環境変化の中で、顧客に生じている新しい問題は何だろうか?

環境変化の中で、顧客に生じている新しい問題は何だろうか?

なぜ、今多くの企業は新しい価値の創出(イノベーション)を目指しているのだろうか?

外部環境の大きな変化に対して、適応し、新しい価値を生み出さないと生き残れないからだ。

では、どのようにして多くの企業は外部環境に適応してきたのか、過去の企業事例を見てみよう。

有名な例は、富士フィルムだ。富士フィルムが当時直面した外部環境の変化は、デジカメの登場だ。2001年に世界シェア37%となり、36%のコ

もっとみる