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#203 できる人は「72時間の法則」をコミュニケーションにも使っている

よく言われる「72時間の法則」。実はコミュニケーションにも活用できる、というメモ。


1、「72時間の法則」とは?

やろうと思ったことは72時間以内に着手しないと永遠にできない。

というような使われ方をします。

「行動心理学で〜」とか書かれている場合もあるのですが、私が調べた限りですが、出典もエビデンスも記載がないのです。

ですから、「法則」というのは言い過ぎ、ではあるのですが、一方でこれだけ普及するということは何かしら真理が含まれているのでしょう。

それは、『「いつかやる」というのは「いつまでもやらない」というのと同じ』、という真理です。

いつまでにやったらできるの?というのを理屈っぽく伝えたのが「72時間の法則」なのでしょう。

「今でしょ!」と同じ、ですね。

ちなみに、英語でも以下のような言い回しがあります。

it’s now or never

意味は以下の通りです。

used to say that if someone does not do something now, they will not get another chance to do it


72時間、という幅はともかく、「今やらないと、ずっとできないよ」、というのは、やはり真理のようです。


2、コミニケーションにも使える「72時間の法則」

一般的には、自分自身がやりたいこと、やるべきこと、について使われる「72時間の法則」ですが、コミュニケーションで意識すると効果があります。

例えば、取引先であったり、上司であったり、部下であったり、尊敬する人であったり、友人であったり、に、何かしら相談をしてアドバイスをもらったとします。

そのアドバイスに従って何かアクションを行ったら、その結果(結果が出ていなかったらアクションを取ったこと)を72時間以内にアドバイスしてくれた人物にフィードバックするのです。

アドバイスをくれた人にフィードバックすること自体はいつもしていると思うのですが、それを72時間以内に、というのを意識するのです。

私が過去出会ったハイパフォーマーの方々は皆これを徹底しています。

72時間を意識していたか分かりませんが、とにかくフィードバックが早い。

もちろん私は上司ではないですし、同じ会社でさえない方もいらっしゃいました。

しかも明確なアドバイスではないこと、例えば、会話の中でチラッとご紹介した本について、3日後には「読みました!」と言って感想付きでメールが届くのです。

これはファンになります。

このように、できる人にはより質の良い情報が自然と集まってくるようになるのです。


3、まとめ

「72時間の法則」をコミュニケーションにも適用してみると、効果的では?というご紹介でした。

例として出したハイパフォーマーの方ですが、「72時間」どころか「今でしょ!」で最初の行動に移っていますね。

確かに、自分だけで完結する最初のアクションなら、「72時間」、というより、「今」が良い気がします。

これを、相手に対するフィードバックが完結するまでの時間、と捉えると、「72時間」というのは、実はちょうどいいのではないでしょうか?

ちなみに、本の感想を頂戴した方にお伺いしたところ、

会話に出てきた気になったことは面談が終わったその場で、本なら注文する、映画なら映画館か動画配信サイトで手配する、お店なら行く日をスケジューリングする、そうです。そして、相手にメールすることでアウトプットまでする。

と決めているそうです。

そこまでやるかどうかは別にして、この「コミュニケーションにおける72時間の法則」を意識することで関係性を高めていくことの一助になるのではないでしょうか?


追伸:文中に、相談をしてアドバイスを受ける人を列挙した中に、「部下」を入れています。部下をお持ちの管理職の方、部下にアドバイス、と言わないまでも、何か情報をもらったらフィードバックしていますか?もしかしたら部下からフィードバックがないのは自分のせい、かもしれません。


最後までお読み頂きありがとうございました。

何か参考になるところがあれば嬉しいです。


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