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好奇心の本棚

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崩れる本棚のウサギノヴィッチとPさんによる競作エッセイ。 5の付く日はPさんが更新。10の付く日はウサギノヴィッチが更新します。
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2020年1月の記事一覧

1月30日(ウサギノヴィッチ)

1月30日(ウサギノヴィッチ)

 なんも考えてない。
 今日が来るな、来るなと思って生活していたけど、これとしておっきい自分的なニュースがないので書くことができない。
 小説も書けないでいるし、読めないでいる。数日後にはラジオの収録なのに課題本でさえ読めていない。
 今日は、あんまり、いや、ほとんど血のながりのないおじさんのお通夜で、両親が帰ってくるの遅くなるから適当に食事をしようとして、メバチマグロを一匹食べようと思ったら、「

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目がテンと人生(Pさん)

 例の「目がテン」の連投を続けて、二週間弱になる。大変ではあるけれども、何というか、日々が濃いものとなって流れる、頭の中で趣味の方がウエイトを占めて日々が流れるというのがありがたく、最近仕事で嫌なことがあったけれどもまあ何とかやり過ごすことが出来た。
 深沢七郎が言っていたけれども、「生きているのはひまつぶし」というのがじつに沁みてくる。なにかやり切れなさと目的のなさみたいなものを人生全体は抱えて

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バラして、組み換えて、やりなおす(ウサギノヴィッチ)

バラして、組み換えて、やりなおす(ウサギノヴィッチ)

 ラジオの編集中に書いてます。

 興味ない人には興味のない話をするが、今年の初めにぼくのマガジンで掌編小説を何本かあげた。
 あれに対して感想が来るはずもないのだが、自分の中では個人的な手答えを感じた。どうでもいいこと、出鱈目なことを書いて物語を混乱させていく、それが楽しくてしょうがない。
 んで、いきなりそんな個人的な感触だけで、新人賞の原稿を書いている。ただし、そんなに掌編みたいにしっちゃか

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散歩の再開(Pさん)

 趣味の散歩を再開した。
 散歩が趣味だったのははるか前で、もう五年くらい酔狂な散歩は行っていなかった。今日それをやったけれども、案外いいものだと思った。
 いつも迷って仕方がない本の表紙も、散歩中に撮った適当な写真にしてしまえばいい。
 散歩は、言ってしまえばつまらないようだけど何だか印象深い光景がどんどん降り積もることと、頭の中で何らかの考えが沸いてくるのと、第一に健康にいいので、何かしら結果

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隣の芝生は、広大なモンゴルだったら、そりゃ青くて広いよね。(ウサギノヴィッチ)

隣の芝生は、広大なモンゴルだったら、そりゃ青くて広いよね。(ウサギノヴィッチ)

 新年明けました。
 ことよろ。

 はい、というわけで、今年一発目の投稿なんですけど、Twitterで他人が読んでいる本が面白そうに思えるときってありませんか?
 いや、もっと抽象的な話でいいんですけど、ネットで見た他人のものを文章付きで紹介されると妙に購買意欲にかられませんか?
 ぼくだけかな?
 自分はそれなんですよね。Twitterで、読書垢で何人かの人が同じようなツイートしていると、「あ

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だらだらと振り返る(Pさん)

 去年の暮れの流れでずるずると、去年のことを日記から振り返っている。

 二月頭のあたりに、このnoteを始める構想を立てている。

 ウサギさんと交互にエッセイを書くという本を頭の中で構想している。ウサギさんの出方にもよるがじっさいに実現するかどうかはわからない。

 これが結局実現したわけである。ウサギさんの出方、というのは、ウサギさんは新企画を立てるにあたって、とりあえず辛めの評価をするとこ

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