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好奇心の本棚

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崩れる本棚のウサギノヴィッチとPさんによる競作エッセイ。 5の付く日はPさんが更新。10の付く日はウサギノヴィッチが更新します。
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2020年2月の記事一覧

古井由吉の思い出(Pさん)

 Pさんです。

 昨日、古井由吉が亡くなったというニュースがあって、一作家が亡くなったという知らせにしては驚くほどの量の人がそれに対してコメントしていた。
 僕は古井由吉の著作を読んだのは全著作中半分以下だから、なにがしか語るのは気が引ける。
 作家で面白いコメントを出していたのは吉村萬壱で、ツイッターで

古井由吉さんには「読者の中にはエッセイしか読まない人もいるから、決してエッセイの手を抜か

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ウサギさんの代筆(Pさん)

 Pさんです。
 諸事情によりウサギさんが文章を書けないので、ここに代筆します。
 ウサギノヴィッチという人の作風をマネして、なんか書こうと思ったけど、うまく行かないので止めました。これだけ長くやっているけど、いざ文体模倣しようと思うと難しいものです。
 ウサギノヴィッチさんが、なぜ今回書けなくなったのか。それを説明するには、まず印鑑からシヤチハタに進化した、ハンコの歴史について説明しなければなら

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自己分析(Pさん)

 Pさんです。
 今までたぶんなかったことと思うが、四日間も好奇心の本棚を休んでしまった。
 先日の、ウサギさん他の友人と会ったときのことが、まだ尾を引いている。
 それから具体的に何かしたということはないけれども、小説と、今書くことについてやっている活動のあり方を、何かしら変えられたらという思いが、強くある。
 今年のはじめに、今年は読むことを今までの何倍も強化してやろうと誓って、その通りに出来

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ぼくが1日遅く書いた理由(ウサギノヴィッチ)

ぼくが1日遅く書いた理由(ウサギノヴィッチ)

 一日締め切りが遅れている。
 それは知っている。
 じゃあ、なぜ、それを慌てて、急いで、穴埋めにいかないのか?
 それは手がワニに噛まれているから。
 今日は休みだから静岡にあるバナナワニ園にハニーを連れて行ったら、ワニはみんな暇そうにしていた。そこで「バナナワニチャンス」とイベントをやっていて、素手でワニにバナナを食べさせることができたら、バナナワニ園永久無料パスという企画だった。それを見たハ

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