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#自己受容

あの頃をふり返ってみる

あの頃をふり返ってみる

最近ふと、どん底時代の日記を読み返しました。

今でこそ、色々と前向きな事を言ったり、おこがましくも励ましの言葉なんかを人にかけたりしているけど、こんなこともあったんだな、と思わずしみじみ。

ちなみに私にとっての「どん底時代」とは、今からちょうど4年前。
転職の半年後、体調が悪化し仕事を辞めざるを得なくなった頃のことです。

その頃の日記をここに載せて、振り返ってみようと思います。

当時の自分

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「親子」という名の幻想を手放す

「親子」という名の幻想を手放す

きのうの夜、母から電話がかかってきた。

うつのため、今月は仕事をぜんぶ断ることにした。そのため、再来月はほぼ無収入になる。情けないことに、切り崩せるほどの貯金もないので、親に頭を下げることにした。

この歳で親にお金を無心する罪悪感に心が折れそうになったけど、なんとか重たい身体をひきずり、鈍い指の動きで母にそのことをメールしたのが昼のこと。

そしてその夜、ろくに動かない身体をベッド横たえ旦那の

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年甲斐もなく甘えるということ

年甲斐もなく甘えるということ

うつで動けないわたしのために、旦那が晩ご飯を作ってくれていた日。どうしても足りない材料があって、買い物に出なくちゃいけなくなった。

わたしたち夫婦は、ちょっと気持ち悪いくらい、いつも一緒だ。買い物も、どちらか片方だけで出る事はめったにない。わたしも旦那も寂しがりだからそういう距離感で落ちついているし、個室はなくてもわりと平気だ。

だから、すこししんどかったけど、買い物にはついていってあげたかっ

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わたしが持っているもの

わたしが持っているもの

わたしが持っているものが刃なら、人を傷つける凶器でもあり、生き抜くための術であり、またいつか誰かを守る武器にもなるだろうか。

おそらくそれは理性であり、言葉であり、わたしの生き方そのものなのだろう。

ほんとうのことをいうと、刃物ではなく毛布を持ちたかった。凍える誰かの背中に、あたたかな毛布をかけてあげられる人に憧れていた。そんな人になりたかった。

でもあいにくわたしには、無償の愛でできた上質

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