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小泉牧場 都内最後の酪農牧場 大泉学園駅 この店が好きなわけ 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 大泉学園駅、北口から桜並木を抜けて徒歩数分の白子川沿いに武蔵野の面影を残した都内最後の酪農牧場が有るというお話です。

 都内で駅からも近い絶滅危惧種たる、

最後まで残った川沿いの酪農牧場。

 白子川は、大泉井頭公園から始まる中小河川です。

昭和の時代は土手につくしが生える様なのどかな浅い川でした。氾濫を繰り返したのか河岸段丘も結構間隔が広めです。

 その治水対策。

国際基督教大学(ICU)
「川と人間生活~白子川の場合」

 昭和時代でも良く氾濫していました。

 大泉学園にはその河岸段丘の途中から白子川までのなだらかな河川敷(今は治水対策が進み河川敷と定義されないかと思いますが)に東映東京撮影所がありました。昭和の時代、増水時には特殊撮影用のミニチュア都市や時代劇の町並み等の大型野外セットが作られた屋外撮影用地(空き地?)が、氾濫で沼地と化し撮影に支障をきたす事しばしば。そんな白子川も今は勿論治水対策が進みそんなことは無いようです。

 そんな白子川沿いの土地の一部は売却されて今は大規模マンション(プラウドシティ 大泉学園)に整備されて居ます。

 寧ろ水のとの共生
 素敵な町並み

という感じです。

(一寸白子川で引っ張りましたが、それ位白子川に隣接していて川の恵みと氾濫による水害との共生の地という立地だからこその農場という感じなのです。)

 そんな白子川の上流、川沿いに都内最後の酪農牧場が有ります。正に川沿いで治水対策が充分でなかった頃は氾濫時には冠水する距離感です。牧場ならそれも有りかと思いますが。北海道等に有る牧場、ましてや米国駐在時に訪れた放牧タイプの牧場に比べるとかなり小ぢんまりとした牧場です。勿論白子川沿いに整備された遊歩道からも牧場風景が楽しめます。

 印象的なのは、何かそこだけ歴史が止まった感じだからなんです。

 素敵な武蔵野の風景

都内最後の酪農牧場
小ぢんまりとした牧場です。
白子川からも牧場風景が楽しめます。

 しかも、そこに併設されているお店で販売されているその牧場で採れたミルクでできたアイスミルクが絶品です。

 何かほのぼのするパッケージと味わい。

 敢えてアイスクリームでは無いところが好きです。甘過ぎずナチュラルな甘さと食感。

 しかし残念ですが現在販売中止中だそうです。何か心配です。コロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、飼料高騰、牛乳消費低迷等の大きな社会変化に呑み込まれているような。

アイスミルク
(残念ですが現在販売中止中だそうです。)

 因みに小泉牧場さんの情報の詳細はこちらをご覧になって下さい。

小泉牧場:練馬区公式ホームページ

 今回の執筆にあたり事前調査した中に集英社さんの面白い記事を発見しました。私ごときではなくプロが編集した至近のエピソードとしてご覧になって頂ければ幸いです。

集英社オンライン

「続けるために縮小」
ー都内最後の酪農牧場、3代目牧場主の決断
(集英社オンライン)

2022年8月の記事なので逆風に耐えていらっしゃるのだと思います。

蛇足
 大泉学園には逆風に立ち向かったお店の話が沢山有るので大丈夫だと信じたい。

超蛇足
 大泉学園付近のほっこりする話

 お客様がお店の店長になって教材店が存続


 息子さんが参画し、営業日を減らして町蕎麦屋が存続


 店舗は休業してお得意様への出前に特化して町中華が存続


 忘れかけられていた牧野記念庭園を地元商店街も参画し、区が思い切ってリニューアルして文化施設が存続復活

超々蛇足
 実は杞憂で単に冬なのでアイスミルクは販売中止中なだけだったりして。余り意識していませんでしたが、確かに何時も有る訳では無く品切れで買えないことも有りました。

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