見出し画像

今年やりたい10のこと その1.24 丁寧に生きる 〜丁寧に出先の街(荏原町駅·中延駅周辺)を散策した 手ぶらで銭湯まで

 戯れに丁寧に折角行った出先の街を散策し楽しみました…

折角遠くまで来たのだから、丁寧に楽しみ尽くす

 海外畑だったので海外駐在や出張時には、拠点周辺の街を楽しむという習慣が身についていました。

 今は毎日が日曜日。なのでそれを活かして折角足を延ばしたなら丁寧にその場所を楽しみ尽くすということをできる範囲でしたいと思っています。

 その1.21は、東京都品川区の東急大井町線の荏原町駅周辺。先ずは三間通り商店街から。
 この荏原という地名は歴史が古くこの猥雑な街と言う今見えているこの時刻での空間と時間を遡る歴史が織りなす空間を想像の世界で行ったり来たりするのが旅の楽しみ…

 荏原郡として歴史ある地域です。
複雑な道の作りがそれを物語っています。

 行きたかった場所なのですが機会が無く何と…日本人を始めて60年以上ですが…1度も訪れたことの無い街。

生まれて初めての場所の散策

かなえたい夢がまた1つ叶いました。

 先ずは大井町線の荏原町駅に到着。
 これも海外でホテル内の現地案内パンフレット以外の情報入手手段としてローカル駅に行ってみるという習性が身についた賜物。ローカル駅なのでレアな地元情報がたまに有ります。例えば超ローカルな地元の催し物の案内とか…

このお作法お勧めします。

 そして敢えて

行き当たりばったり

を選択して楽しむのも散歩の妙。

 夜7時頃の人も疎らな三間通り。旗の台駅方面まで永遠と商店街は続く…こんな猥雑な街が大好物。

 その1.22は、三間通りから外れて荏原町駅の踏切から住宅街に。旗の台商店街を覗いて、立会川水系の暗渠の上の遊歩道を楽しみ、僅かな河岸段丘を登って東急大井町線の踏切を渡って三間通りに再度戻るというルートでした。

 僅かな距離なのに表情を次々に変えて飽きさせない街です。

素敵

 ということでその1.23はいよいよ晩飯を意識しつつ銭湯を目指しました。

 三間通りを進み、源氏前小学校、居酒屋 貫ちゃん、第二京浜国道にぶつかってからラーメン一政、ダイニングバー、ビストロウッフ、道を渡ってまる金ラーメン。そして銭湯のある路地に入り横浜家系ラーメン 赤家と晩飯を頂くお店の候補を下見しつつのやっと到着した銭湯…

 松の湯

 期待通りの外観…

…………………………………………………………………………………………………………


 ということで今回は松の湯さん。

 ネタバレですが…

 ワンコイン程度で此処まで楽しめるかというぐらいのクオリティ。清潔さと綺麗さ。

 子どもからシニアまで様々な方々の営みを感じる空間でも有りました。

 ということで…順番に…先ずは…

 期待通りの側面の外観…

期待通りの側面の外観…

 屋根が何とも銭湯らしい…

 正面入り口の方に進むと刷新されたと思われるコインランドリーが…

正面入り口の方に進むと
刷新されたと思われるコインランドリーが…

 中は頗(すこぶ)る綺麗でモダン。繁盛店なのねという感じで好印象。
 そのまま進むと正面入り口に。これまた綺麗に改装された感じ。

そのまま進むと正面入り口に。
これまた綺麗に改装された感じ。

 自転車も雑然と止まっていて、如何にもという雰囲気が…。

 思えば本当の素の銭湯に行ったことは、記憶に有るのは四国松山の道後温泉かなぁ

 スーパー銭湯もホテル代わりに仙台で1回、広島の呉で2回、横浜のスパ イアスぐらいかなあ…

 ということで私のお作法が怪しい…

 何も考えず、一月初旬の暖かい日の午後7時頃。半袖のボタンダウンシャツにスラックス。スマホとクレジットカードと、普段から現金は持ち歩かないので、銭湯用に吾妹から借りた現金3000円という何とも行き当たりばったり。ロンジンの腕時計もしたまま。

 銭湯に入るかもその場で運と勘としつこさを発揮して決めるといういい加減さ…

 で、結論はGO

 興味津々で暖簾(のれん)を潜(くぐ)ると先ずは古典的な下駄箱。

古典的な下駄箱

 思い出した… TVKのキンシオの銭湯物語を見てた…

 何かこの下駄箱の鍵の主要なメーカーが2社で云々…

 下駄箱も鍵は時代が着いていて、木製の鍵部分は結構年季を感じるけど、表面は綺麗に木目の化粧板が貼られていて何かクロスオーバーって感じ…

 何とか登山靴調のゴツい靴を小さな靴箱に入れて、貴重品を靴の中に入れて施錠して入館しました。ちょっとした待合室は満員でその先にカウンタ。番台は絶滅した感じですね~。カウンターにはあばあちゃんが、カウンタの外には高校生位の若い女性が居て雑用をこなして居ました。
 湯銭520円と貸しタオル代は何と10円。支払いはクレジットカードや交通系ICカード、PayPayが使え、私はモバイルSuicaで支払いをしました。無料の貴重品箱も有るとのことで、借りることに。吾妹から借りた3000円は使わずに済んで一安心。そもそも貴重品を持ってくる人など稀らしく鍵の番号は1番。下駄箱にいれた貴重品を取りに行こうとすると
「お客さん、貴重品箱は直ぐ目の前だよ」
と…。
「いやぁ。お作法を知らず下駄箱に入れたもんで」
と言ったら、カウンターのおばあちゃんと高校生位の若い女性2人共失笑という何とも間抜けな構図に(笑)

 貴重品箱の鍵をカウンターに預けて脱衣場に行くと次の試練が…

 脱衣場の鍵には後で返還されるものの100円玉が必要。幸い1000円札はポケットに残っていたので、カウンターに戻り両替して貰いました。何とも段取りが悪く不様(ぶざま)な…

 ということでやっと脱衣場に。とまた面倒くさいことに小用が足したくなり…と1体いつになったら入浴できるのか…(笑)

 無事脱衣してやっと洗い場に入場しました。幸いシャンプーやボディーソープは有ったのでそれを借りて身体を洗い、やっと湯船に。数人用の水風呂、数人用の高温風呂、長細い数人用の湯船、サウナしか視界に入らず取り敢えず細い長細い数人用の湯船に。皆さんサウナと水風呂を行ったり来たりというのがお好きな様でそこはガラガラ。ジェットバスとバブルバスと電気風呂が具備されていて、マッサージ目的でジェットバスに陣取りました。

快感

 結局最後まで誰も来ず、只管(ひたすら)マッサージを小一時間受けていました。まぁ目に飛び込んでくる景色と生物多様性を染み染み感じつつ…

身体は軽くなりしかも体の芯まで良く温まったのでシャワーを浴びて風呂場から脱衣場に。
 まぁまた代謝も上がったのか小用ということですが、皆さん同じ様で高校生位の数人を長椅子に座って待ってから。再度の生き物観察、幼い子どもが洗い場と脱衣所の間の扉で遊んでいたり、高校生がふざけ合ったり、お年寄りが長話していたりと。無事1/f揺らぎをを去(い)なして私の順番に…

 無事100円玉を返却口から回収して待合室に。1番と書いた紙切れを渡して鍵を受け取り貴重品を取出し、再度カウンターに返却。使ったタオルも籠に返却。相変わらず待合室は略満席でした。カウンターのおばあちゃんは居ましたが、高校生位の若い女性は期待していたのに(笑)居ませんでした。
 下駄箱から靴を取出して珍しく忘れ物もせず完璧に銭湯を楽しめました。

 ということで町中の銭湯、もっと古めかしくて時代が着い居ると想像していましたが、

驚く程綺麗で清潔

でした。

 銭湯なので当然室内撮影は不可ということで、公式のホームページなどをいくつかご紹介しますね。
 地元の方に勧められただけのことは有って、午後7時過ぎでしたが、子どもからシニアの方まで沢山の方々が利用されていました。

 以下プライバシーに配慮して…

 この写真に有るようなもっと綺麗な湯船もあったのですね…

 銭湯とは思えない綺麗さと清潔さ…

https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-423

 ジェットバスで只管マッサージで良かったのですが、当たり前ですが大浴場も有ったのですね。まぁ行き当たりばったりなので仕方ないか…

 この街…

 丁寧に回遊すれば此処まで楽しめるとは望外の幸せ


つづく

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

今年やりたい10のこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?