マガジンのカバー画像

コラムアーカイブス

13
M&Aガイド(https://ma-guide.jp/)掲載のコラムをアーカイブしています。
運営しているクリエイター

記事一覧

有限会社はM&A(売却)できる?有限会社と株式会社の手続きの違い

有限会社はM&A(売却)できる?有限会社と株式会社の手続きの違い

こんにちはM&Aガイド事務局です。
今回は、有限会社のM&Aについてです。

有限会社とは「有限会社」とは、会社形態の1つであり、「株式会社」や「合同会社」などと同様に法人格として使われています。

有限会社の特徴は以下の通りです。

● 家族経営や個人事業のような会社などの小規模ないし中規模の事業が多い
● 設立時の資本金は300万円以上
● 社員数(出資者数)は50名以下
● 取締役の任期に制

もっとみる
事業承継の準備~オーナーが60歳になったらまず考えるべきこと~

事業承継の準備~オーナーが60歳になったらまず考えるべきこと~

昨今、「事業承継」について関心が高まっております。経営者の高齢化も進んでおり、経営者交代率は長期にわたって下落傾向にあります。傾向から考えると、今後事業承継件数がより増加すると考えられますが、事業承継を即時で行うことは難しいとされています。そこで不測の事態を考慮し、事前に準備するべき事項を解説します。

事業承継まず考えるべきリスト
● 事業承継準備に対する必要性の認識
● 経営状況の把握
● 後

もっとみる
M&Aにおけるソーシングの意義・重要性~M&Aを成功させるポイント~

M&Aにおけるソーシングの意義・重要性~M&Aを成功させるポイント~

こんにちは。M&Aガイド事務局です。
今回はM&Aにおけるソーシングの意義・重要性について書きました。
M&Aにおける「ソーシング」もしくは「オリジネーション」とは「新規案件を獲得する」という意味があります。新規案件を獲得するという意味合いは業種によって異なります。例えば、投資ファンドにとっては、新規の投資対象を認識するために、潜在的な投資対象を認識・検討することになります。M&A仲介会社にとって

もっとみる
M&Aにおけるソーシングとは?

M&Aにおけるソーシングとは?

今回は、M&Aに関する「ソーシング」についてです。「ソーシング」とは別名で「オリジネーション」ともいい、新規案件を獲得するという意味があります。投資ファンドにとっては、新規の投資対象を認識するために、潜在的な買収対象を認識・検討することが含まれます。横文字にするとわかりにくいですが、簡単に言えば“M&Aや投資の相手を探す活動”です。

M&AにおけるソーシングM&Aは、待っているだけでは案件(候補

もっとみる
企業価値評価(Valuation)とは

企業価値評価(Valuation)とは

こんにちは、M&Aガイド事務局です。noteも10コラムほどをアップさせていただき、本日30のスキをいただいた通知がきました。ありがとうございます。

さて、今回は企業価値算定についてです。M&Aにおいて会社の売買価格(企業価値)は売り手・買い手双方が意思決定をする上で重要な土台となります。その売買価格を決める上で、企業価値評価が重要になっていきます。本コラムでは、M&Aにおける企業価値の算定とそ

もっとみる
ロングリスト・ショートリストとは? ~M&Aにおける重要なリスト作成~

ロングリスト・ショートリストとは? ~M&Aにおける重要なリスト作成~

M&Aによる株式売却を検討する際には、当然ながら買い手先が必要となります。買い手の候補先を探すためには各M&A支援会社・専門家(M&A仲介業者、フィナンシャルアドバイザーなど)に依頼した際に、業者が保有しているデータベースより候補先を探すこととなります。この際に用いられるリストが「ロングリスト」「ショートリスト」となります。

ロングリストロングリスト概要
ロングリストとは、株式譲渡における買収候

もっとみる
M&Aにおけるセカンド・オピニオンとは

M&Aにおけるセカンド・オピニオンとは

昨今、後継者不足によりM&Aを選択する経営者が多くなっています。実際にM&Aを進めていく中で、M&A支援会社に依頼したとしても、最終意思決定をする場面では、判断に迷う方も少なくないのではないでしょうか。大切に築き上げてきた事業や会社の売却をするのですから、悩むのは当然のことです。そのような時に参考になるのが、第三者の視点からのセカンド・オピニオンです。

M&Aを躊躇する要因

経済産業省は、中小

もっとみる
M&Aとは?M&Aの流れ・手続き~ポイントや注意点とは?

M&Aとは?M&Aの流れ・手続き~ポイントや注意点とは?

後継者不足の解決や事業上のシナジー効果により事業拡大に寄与するM&Aは、近年注目を集めています。M&Aを進めるための手続きや流れについて理解を深めておくことで取引をスムーズに進めることができます。本コラムでは、M&Aの流れや各フェーズでのポイントについて解説します。

M&A(エムアンドエー)とはMerger(合併)and Acquisitions(買収)の略です。企業の合併、買収を意味します。

もっとみる
中小M&A支援機関に係る登録制度設定の趣旨 〜事業売却を安心に行う取り組み〜

中小M&A支援機関に係る登録制度設定の趣旨 〜事業売却を安心に行う取り組み〜

近年、経営者層の高齢化が進み、M&Aによる外部への承継を選択する経営者が増加傾向にあります。また、新型コロナウイルスの影響により休廃業が急増しており、経営資源の散逸を防ぐニーズも高まっております。この状況が後押しとなり、2000年に67社しか存在しなかったM&Aの専門事業者やプラットフォーマーの数が、2020年は5倍超の370社まで増加しています。ただ、プレーヤーの中には強引な着手金や中間金の請求

もっとみる
廃業とは?-倒産との違いは?廃業手続きや廃業届を解説

廃業とは?-倒産との違いは?廃業手続きや廃業届を解説

中小企業のなかには後継者不足や事業環境の悪化、経営者の健康状態の悪化などによって廃業を決める企業もあります。創業した会社や事業を育てた会社を廃業してやめてしまうことは簡単な決断ではありません。しかし、状況に応して事業を終えることも経営者は決断しなければなりません。このコラムでは廃業のメリットや廃業届や廃業以外の選択肢なとについてご紹介します。

廃業とは?廃業とは経営者が自主的に事業をやめることを

もっとみる
事業承継・引継ぎ補助金とは? -制度概要や制度種類に関する解説

事業承継・引継ぎ補助金とは? -制度概要や制度種類に関する解説

近年、経営者層の高齢化は進み、特に通常引退するとされる年齢である70歳を超える中小企業の経営者は約245万人。そのうち約半数の127万が後継者不在という問題を抱えています。こちらは、2025年問題と呼ばれており、現在「事業承継」が大きな注目を浴びています。このような環境下で、事業承継を契機とし、新しい取り組み等を行う中小企業等及び、事業再編・統合に伴う事業の引継ぎを行う中小企業を支援する制度「事業

もっとみる
コロナにより経営が不安となった企業がとる自力再生以外の対策とは?

コロナにより経営が不安となった企業がとる自力再生以外の対策とは?

コロナウイルスの影響により、経営不安が深刻化して経営者は存続判断を迫られています。

コロナ関連の倒産や事業休止が増える中、自力での再建に不安を感じている経営者がとる方法の一つが、事業承継です。事業承継を適切に行い、他の企業と連携を図ることで、自力再建では実現できなかった新しい道が拓けることがあります。このコラムでは、コロナ禍の経営不安で自力再生が厳しい経営者に向けた対策、事業承継について解説しま

もっとみる
事業譲渡と会社分割の違いとは? 比較・徹底解説!メリット・デメリットも紹介-

事業譲渡と会社分割の違いとは? 比較・徹底解説!メリット・デメリットも紹介-

近年、中小企業の後継者不足が問題となっているなか、M&Aによる外部承継が注目されています。M&Aのスキームには株式買収だけではなく、事業譲渡、会社分割といったスキームがあります。本コラムでは、「事業譲渡」と「会社分割」のスキーム概要、メリット、デメリット、2つのスキームの違いに関して解説します。


●会社の事業を後継者に承継してもらいたい。
●事業の清算を考えている。

このような場合は、事業

もっとみる