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カルチャー

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大好きなカルチャー文化を記録。
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My Little Lover

最近、マイラバを聴いている。

昔聴いていたのに、こんな感じだったっけと違った感動をしている。

私は、岩井俊二監督が好きで「スワロウテイル」を死ぬほどみたけど、その中にもマイラバの音楽が出てくる。

「リリイシュシュのすべて」でSalyuがうたってるのとは違うんだけど、独特の世界観を持つという意味では一緒に感じている。そして、岩井俊二と小林武史っていう2人のイメージに重なる。

この2本の映画を

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リバース・エッジ2

リバース・エッジ2

大人びているってなんだろう。

少し前に観た映画「リバースエッジ」に出てくる高校生達が浮かんだ。(以前にも感想みたいなのかいたけど、時間が経ってその時と捉え方が変化してきた)

感情の起伏があまりなく、当事者なのにどこか他人事の彼らは大人から見たら『高校生にしては大人びている』と感じるかもしれない。

それって大人?感じることのできない彼らは大人?

大人ってそんなんだっけ?

おとなしいの意味は

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リバース・エッジ

「リバース・エッジ」を観た。

ハードボイルドな、でもふわふわした映画。

小沢健二の「アルペジオ」がエンドロールで流れて映画がまとまる、そんな感じがした。

わたしは、感情をあまり表に出さない。

感じることは沢山あっても、感情的になることは少ない。それは、どこか冷めているような感覚もある。自分のことに関しても、他人事のように思える時がよくあるからだ。

思春期の頃は誰かと一緒に連んでいないと不

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忘れていたもの

忘れていたもの

noteを始めて最初の方に「星野源というヒト」を書いた。

私は源さんが大好きだ。

度々私の文章に登場する「ラジペディア」から、オールナイトニッポンの番組を持つまでずっと聴いたいたラジオ。

私のうちはテレビは映画を観るときくらいしかつけないから、朝からラジオなのだが夜の「楽しみとしてのラジオ」を聴かなくなっていた。もうずっと。何ヶ月か。

ずっと聴いていて、タイムフリー機能がラジコについた時は

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ceroというアーティストについて

ceroというアーティストについて

ceroの曲が流れると、夏の夕暮れを感じる。

そして同世代で親近感が湧く。

東京の夏を幼い頃から知っている彼らに、少し都会的な憧れの感情を抱く。

高城くんは阿佐ヶ谷で「roji」というBarにも週1ほどでスタッフとして立っているそう。彼の両親が始めたお店だ。

今や大きな箱で、この夏も野外フェスに引っ張りだこのceroの高城くんが阿佐ヶ谷の小さなbarにも同じスタンスでゆる〜く立っている。そ

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ダンサー イン ザ ダーク

ダンサー イン ザ ダーク

ビョークの歌声が聴きたくなって「ダンサーインザダーク」を観た。

以前観たのはもっとずっと前。VHSだったかもしれない??

何かが衝撃的で心に残っていて、でもあまり観たくはないとなぜか思っていた映画だったという記憶がある。

大人になって観た「ダンサーインザダーク」。

あの頃、なぜ衝撃的だったのか、なぜあまり観たくないと思ったのか明確になった。

まずは圧倒的なビョークの唄。表現と力強さにゾク

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夢、将来の、明日の、来週の、来月の、

もし素晴らしい発想やアイデアが浮かんだとする。

もしこれだというシュミレーションや企画が湧いて来たとする。

一生懸命考えた末に浮かんだり、ふとした瞬間だったりそのタイミングや生まれ方は人それぞれ。

ただ、それがどんなに素晴らしいものでも具現化することが誰にもできるだろうか。

それが難しいと思う。

多くのビジネス書があり、その技術の名前まであり、プレゼン方法や話し方まで沢山のハウツー本があ

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この世界

たまに、仕事もそうだけど「なんでこんなこと一生懸命やってるんだろう」と思う瞬間がある。だって、その行為は世間にとって生きて行くのに必要不可欠ではないことだから。

社会は、会社は求めている。売上を上げることも、お客様の期待に答えることも、ブランドとしての提案をし続けることも。私が今ここで少し手を抜いたところで、たとえなにも言わず急に帰ったってなにも問題はないのだろう。なのになんで一生懸命やってるん

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別所ロス⌯知識ロス感覚

別所ロス⌯知識ロス感覚

別所ロス。

我が家にはテレビがあるものの、使用するのは映画を見るときだけ。

朝はJ-Waweの別所哲也さんの「おはようモーニング」を毎日聴いている。ラジオは本当に便利で「ながら」が大好きな私にマッチしている。朝は特に何かをしながら、別所さんがラジオから交通状況やお天気など必要情報を時間と共に急かしながら教えてくれる。

最近は、別所さんが夏休みで代打DJが担当しているけど、毎日聴いている別所さ

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手離す

手離す

ありがとう。

昨日の私のヘタレっぷりに反応してくださった皆様。

何だか目が覚めてきましたよ〜

私は「鬱」のせいにして、「鬱」であると許されることに甘んじて優しくしてくれるぬるま湯に浸かり、温度が少しでも変わると文句を言うわがまま野郎になっている気がする。

勿論、薬もまだがっつり飲んでいるしブレもあるけれど自分を甘やかしすぎたかなと正直思う。

私に足りなかったのは、覚悟と自覚。

自分の選

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中島哲也監督作品「渇き。」

中島哲也監督作品「渇き。」

私は小松菜奈ちゃんが大好きだ。

ドコモのCMに制服で出ていた時、おそらくすごく若かった彼女は、普通の制服だったのにただならぬ魅力を放っていた。

アンニュイで大人びた表情と色気。

どこか不思議な雰囲気と、透明感、儚さ、美しさ、ウブさ。

この子は誰なんだろう。そう思っていた矢先、『渇き。』の主演に抜擢されて「この子」の正体がわかった。

中島哲也監督は、「告白」などサスペンスミステリー系が素晴

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岩井俊二監督作品から感じたもの

岩井俊二監督作品から感じたもの

前回の「リップヴァンウィンクルの花嫁」愛から続き、岩井俊二監督に関してもう少しだけ。

毎回特定の人物に関しての詩と批評を掲載している月刊誌「ユリイカ」で2012年の9月に発行された「岩井俊二」特集。2012年だからリップヴァンはまだ世に出ていないが、関係者や同業者が彼について、彼の作品について語っている。それを読み進めてくと気づくことがあった。

「目には見えないものこそ大事」なのではないかと。

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ノラ・ジョーンズ

ノラ・ジョーンズ

ノラ・ジョーンズはあまりに有名で、名前は知らなくても歌声を聴いたことがある人がほとんどじゃないだろうか。

私は彼女の音を聞くと夏の終わり、秋の始まりを連想する。

ちょうど気持ちのいい風が吹いている頃。木々が色づき始める。

夕方は少しだけ物哀しくなる季節。

大卒で入社した会社で私は今の状況に似た体験をした。あまりに若かった。連勤と不規則なシフト、長時間労働、自宅に帰って寝て起きるだけ。友人に

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私を救う言葉2

私を救う言葉2

私は気の許した人にしか自分のことをほとんど話さない。

だからこのnoteなんて「自分というひと」シリーズが20超えして自分でも驚いている。そのくらい、頭の中は考え事でいっぱいなんだ。ピクサーの「インサイド・ヘッド」みたいに感情の担当がそれぞれいるんだけど、きっと私の脳内は休憩なしくらいでずーっと皆んなが喋っている。ということだ。

なのに話さないから、noteは貴重な場所。

読んでくださる方は

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