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    昨日聞いた話を書いています。

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    自分の中に常にむくむく発生しているパラダイムについて、日々向き合ってみることにいたしました。

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記事一覧

昨日聞いた話。

いきなり、文章をなげつけてきた。 いきなり、言葉を噛みちぎったらしい。 彼は病気だと言っていたが、どうやらそれは身体ではなく、「こころ」の方らしいのだ。 言いた…

ミカム
5年前
1

昨日聞いた話。

30年以上生きてたって、僕らは何にも成長しない。 未だに最初に好きになった音楽を聴き続けているし、20代にカッコつけて見た映画より好きな映画が現れない。 畏まったメ…

ミカム
5年前
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平成最後の朝食

平成最後の朝食は、ずっと食べてみたかったSHIZUYAのカルネを食べた。京都ではおなじみのカルネ。素朴な味わいで、おいしかった。 カルネを食べながら、ふと平成の世を振…

ミカム
5年前

令和元年によせて。

有り難いことに、人と人との縁でなんとか半年、フリーランスをやってきた。 仕事が切れそうだなぁと思うとまた、次の縁がはじまる。 新しい年号をお迎えする今年度は…

ミカム
5年前

きょうの夕方のできごと

日が沈み始めると、商店に明かりが灯る。 昼間は見えなかった、町の営みが見える。 大通りから一本、二本入ると昔ながらの商店が立ち並んでいる。 豆腐屋さん、八百屋さ…

ミカム
5年前

曖昧な言葉

曖昧な言葉を使って、人を不安にさせるなんて、最低だと思ったから自戒の念を込めて書き留めておく。 ついさっき、待ち合わせの時間についてクライアントと話をしていた時…

ミカム
5年前

僕、という生き物。

好きなアーティストが歌う「僕」が現実にいたらいいのに、とよく思う。 大抵、「僕」は何かに傷つき、悩み葛藤していて、その行き場のない感情を正直にはなしてくれる。 …

ミカム
5年前

贅沢な違和感

違和感、とは異質なものだと捉えてしまいやすいけど、そこに自分の思考や意図がなければ、違和を感じることはない。 他人からもらう違和感も、新しいものと接触したとき…

ミカム
5年前

11月9日のパラダイム

恋は生活を蝕むというパラダイム。 生活を蝕み、何かに手がつかなくなる。 それほどのものが真の恋だと、 古から画家や、作家たちはそういってきた。 けれども、自分の…

ミカム
5年前

もう、顔も思い出せなくなった君へ

心の歪み、イメージとすると心という物体(少し筋肉質な)が少しあらぬ方向に曲げられてしまって歪みが生じているその部分をどうあらわせばいいのかとか、 ちょっとした高揚…

ミカム
5年前

自我のバブルへの消極的な抵抗

当たり前で便利なものをあえて辿らない

ミカム
5年前

きょうの最終電車

今日が終わりを告げた、鴨川を眺めながら三条大橋を渡る。淀屋橋から最終電車に飛び乗り、祇園四条に着いた頃には0時を回っていた。 ふと橋から鴨川に目をやると、街の灯…

ミカム
5年前

京のできごと

「きょうのできごと」を映画館で見たのはもう、15年ほど前のできごとになる。   京都に住みたいと思ったのは、この映画の影響が強いと思う。  15年前になんとな…

ミカム
5年前

フジファブリックと私。

来年で15周年を迎えるフジファブリック。 志村くんが亡くなって9年。もう、9年も経っていたのかと呆然となる。 未だに志村くんは作った曲は愛されているし、その曲たち…

ミカム
5年前
1

怒りの別名

最近、怒りを三分割にすることにしました。 することにしたというより、怒りや怒りに似たようなモヤモヤを三分割したカテゴリーにそれぞれ当てはめることにより、なぜもや…

ミカム
5年前
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10月15日のパラダイム「聞いてもらってばかりはよくない」

人に相談されることが多い。相談は、相手と談話すると書くが、大抵は相手が悩んでいることについて、怒りや不満などを一方的に話し、 「聞いてくれてありがとう」 といっ…

ミカム
5年前
1
昨日聞いた話。

昨日聞いた話。

いきなり、文章をなげつけてきた。
いきなり、言葉を噛みちぎったらしい。

彼は病気だと言っていたが、どうやらそれは身体ではなく、「こころ」の方らしいのだ。

言いたいことはわかる、ような気がするけど、正しい言葉じゃない。

文章は投げれない。原稿なら投げれるが。

彼は文章を書く人ではなかった。TwitterやFacebookで、彼の書く文章を読んだが、饒舌な彼が書いたとは思えない、いや、そこまで

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昨日聞いた話。

昨日聞いた話。

30年以上生きてたって、僕らは何にも成長しない。

未だに最初に好きになった音楽を聴き続けているし、20代にカッコつけて見た映画より好きな映画が現れない。

畏まったメールをうてるようになったって、CSSが書けるようになったって

その時間が過ぎ去ればひたすらぼぉっと、時間軸が昔に戻る。

その隙間を、あんまり今のことを考えないように、動画や音楽で埋めている。

年上の人にはまだまだ若いんだからと

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平成最後の朝食

平成最後の朝食

平成最後の朝食は、ずっと食べてみたかったSHIZUYAのカルネを食べた。京都ではおなじみのカルネ。素朴な味わいで、おいしかった。

カルネを食べながら、ふと平成の世を振り返ってみた。平成。それは、私が10〜30代を走り抜けた時代。

一言では表しづらいが、あえてまとめるなら「生きづらい」時代だったように思う。きっと先人がこの言葉を聞いたなら、嘆き悲しみ、怒るだろうと思う。

でも、私には生きづらか

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令和元年によせて。

令和元年によせて。

有り難いことに、人と人との縁でなんとか半年、フリーランスをやってきた。

仕事が切れそうだなぁと思うとまた、次の縁がはじまる。

新しい年号をお迎えする今年度はどんな年になるんだろうか。なんやかんやと、大きなお仕事が決まりかけている、自分で動かすプロジェクトもある。

美容師の時は、忙しくない、安定した生活を手に入れたいとずっと思っていた。

けど、そんな生活を手に入れた途端、全然

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きょうの夕方のできごと

きょうの夕方のできごと

日が沈み始めると、商店に明かりが灯る。
昼間は見えなかった、町の営みが見える。

大通りから一本、二本入ると昔ながらの商店が立ち並んでいる。

豆腐屋さん、八百屋さん、団子屋さん。全国的には減り続ける個人商店が並ぶ風景が、今なおここにはあり続ける。

今日の夕飯を買いに来た近所の顔なじみの人と、お店の人が親しげに話している様子が伺える。

そんな景色を見ながら、ぶらぶらとこの時間を歩くのもこの町の

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曖昧な言葉

曖昧な言葉

曖昧な言葉を使って、人を不安にさせるなんて、最低だと思ったから自戒の念を込めて書き留めておく。

ついさっき、待ち合わせの時間についてクライアントと話をしていた時、こんなメッセージを送った。

「セミナーの後でも先でも、〇〇さんのご都合が良い時間に合わせて伺います。」

この言葉だけなら、意味は通じるし、誤解は与えない。

だが問題は、私自身もこのセミナーに参加するということだ。これだとまるで私

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僕、という生き物。

僕、という生き物。

好きなアーティストが歌う「僕」が現実にいたらいいのに、とよく思う。

大抵、「僕」は何かに傷つき、悩み葛藤していて、その行き場のない感情を正直にはなしてくれる。

そのどうしようもない感情があるから、周りにきつく当たってしまったり、素直になれないのだと、きちんとはなしてくれる。

ちゃんと話してくれたらわかるのに。
ちゃんと素直になってくれたら、分かり合えるのに。

現実の「僕」は、かっこつけてば

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贅沢な違和感

贅沢な違和感

違和感、とは異質なものだと捉えてしまいやすいけど、そこに自分の思考や意図がなければ、違和を感じることはない。

他人からもらう違和感も、新しいものと接触したときに発生する違和感も、細かくどのように自身が違和を感じ、どのように心が動くのか観察してみたいと思う。

そしてできれば、私が人に与えた違和感についても。

その人の表情、しぐさ、動き。
どのように感じているのか、細かく知ってみたい

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11月9日のパラダイム

11月9日のパラダイム

恋は生活を蝕むというパラダイム。

生活を蝕み、何かに手がつかなくなる。

それほどのものが真の恋だと、
古から画家や、作家たちはそういってきた。

けれども、自分の良いと思うもの、良いと思う暮らし、リズムを崩さなくても恋はできるのではないだろうか。

もう、顔も思い出せなくなった君へ

もう、顔も思い出せなくなった君へ

心の歪み、イメージとすると心という物体(少し筋肉質な)が少しあらぬ方向に曲げられてしまって歪みが生じているその部分をどうあらわせばいいのかとか、

ちょっとした高揚感、イメージすると心が元ある位置から少し浮上してその反動につられて足が地上から数ミリ、ほんの一瞬浮き上がるとか、

そういう説明のつくようなつかないような感覚。感情ではなく、感情を受けて怒ったその感覚部分。

その部分をどう表現すればい

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自我のバブルへの消極的な抵抗

当たり前で便利なものをあえて辿らない

きょうの最終電車

きょうの最終電車

今日が終わりを告げた、鴨川を眺めながら三条大橋を渡る。淀屋橋から最終電車に飛び乗り、祇園四条に着いた頃には0時を回っていた。

ふと橋から鴨川に目をやると、街の灯りがじわーっと広がっていてまるで、こっちの景色とあっちの景色が別の世界のように見えた。
静かに川の音が聞こえる。

あ、ここは京都だ。と思った。
わたし、京都にいるんだ。

小さい頃からずっと憧れの場所だった。何度も何度も訪れて、三条大橋

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京のできごと

京のできごと

「きょうのできごと」を映画館で見たのはもう、15年ほど前のできごとになる。


京都に住みたいと思ったのは、この映画の影響が強いと思う。

15年前になんとなく描いていた理想と今の現実は違うし、これでよいのかと自問自答する日々は変わっていないのだけれど。

あの時より、
誰かよりいい服きてるだとか、
誰かよりおいしいものたべてるかとか、誰かより幸せかとか。

あの時自分を悩ま

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フジファブリックと私。

フジファブリックと私。

来年で15周年を迎えるフジファブリック。

志村くんが亡くなって9年。もう、9年も経っていたのかと呆然となる。

未だに志村くんは作った曲は愛されているし、その曲たちとはまた違ったテイストの今のフジファブリックの曲もとても好き。

志村くんの歌う景色が冬に近づく秋ならば、山内くんの歌う景色は冬から少しづつ近づく春の匂いがする。どちらも情緒的なのに、やはり違う。

先日行われたハナレフジのライブ

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怒りの別名

怒りの別名

最近、怒りを三分割にすることにしました。

することにしたというより、怒りや怒りに似たようなモヤモヤを三分割したカテゴリーにそれぞれ当てはめることにより、なぜもやもや、イライラしているのか、またその理由はどこから湧いてくるのかを整理できるようになったからです。

❶マウントする
これは私が人を見下している時におこる怒りです。単純にいうと「なぜ当たり前のことが理解できないのか?」と人に対して自分のエ

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10月15日のパラダイム「聞いてもらってばかりはよくない」

10月15日のパラダイム「聞いてもらってばかりはよくない」

人に相談されることが多い。相談は、相手と談話すると書くが、大抵は相手が悩んでいることについて、怒りや不満などを一方的に話し、

「聞いてくれてありがとう」

といって終わるのが定例だ。

ただ、その後に必ずといって言われるセリフがある。

「〇〇さんは、最近どうなの?」

である。

最近立て続けにこの言葉を聞いて、なぜこの言葉を発するのかという疑問を抱いた。

そして、「聞いてもらってばかりじゃ

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