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週末1on1気付き日記

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仕事や副業でこれまで5000回以上1on1を実施してきた経験を多くの人の貢献に活かせないか?という問いから週末1on1をライフワークで実施中です。 毎週土日に4〜6人の1on1… もっと読む
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記事一覧

【週末1on1気付き日記】手前の網が見えなくなる

とある企業の子会社の社長の方との1on1。経営者として、常に社員よりも先のことを考え続けないといけない立場ので、そのために日々の業務の細かいタスクが時々見えなくなることがあるとのことでした。

話しをお聴きしていて、時間軸を長くして未来を考える素質がある人が経営者には向いているのかなと思っていた矢先に、「私は遠視なんです(笑)」と言われました。これは本当の遠視ではなくて比喩ですが、「手前に網があっ

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【週末1on1気付き日記】相手のゴールイメージを明確にする

今回は、出産されて育児の隙間時間を活用して副業をスタートされる方の相談。オンラインで1時間、とあるサービスを通じて相手が叶えたい方向に進んでもらうようなお仕事だそうです。

私がやってる1on1と本質は似てるなと思えるお仕事でした。いわゆるそのサービスを受けたい人と提供したい人のマッチングプラットフォームからのお仕事で、今回の方は提供する側。

このサービスでの提供者としては初めてなので少し不安を

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【週末1on1気付き日記】InputとOutputのバランスを考える

ここ数年同じ場所で同じ種類の仕事。そろそろどうしようかな、動くべきかどうか。。そんな方との1on1。最近inputとoutput、何対何ぐらいですか?と問うと、1:9ぐらいでoutput、とのことでした。

新しい環境、新しい領域にいくと最初はinputばかりで、徐々にoutputが増えていき、outputが増えてくるとどんどんそれが当たり前になってしまう構図かと感じました。

会社は社員のinp

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【週末1on1気付き日記】パンツの中を見られている気分

先日の1on1、当初これまでの仕事のこと、今やろうとしてることについて傾聴していましたが、相互理解が進んだ後に、最近、お母様が亡くなられたお話になりました。男性として母親は特別な存在。私もそうです。

亡くなられてから、もっと色々できることがあったなぁとか、心がざわついることを赤裸々にお話し頂きました。こちらも話してもらえてとても嬉しいし、全力で聴かせてもらいました。後で今日話した感想をお聞きする

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【週末1on1気付き日記】正義の反対はもう一つの正義

部下の扱いに困っている上司の方との1on1。その部下の人はとても仕事ができるが、相手に対する攻撃性が強く、周囲がどんどん傷んでいくとのこと。

仕事ができてその部下の個力には頼れるけど、周囲が病んでしまったり辞めてしまったりと、バタバタと倒れていくので、結果としては貢献度が低い。でも本人は「私はこんなに頑張ってるのに!評価してくれない」という。じゃあ辞めれば良いのに、組織にいることには依存している

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【週末1on1気付き日記】コーチングと1on1はどこが違うのか?

気がつけばこの週末1on1の取り組みも2月から始めて8ヶ月を超えました。これまで1on1した方は延べ42人。1on1の回数は延べ150回を超えました。基本土日しかやってないので、ここ8ヶ月間で70日ぐらい土日があるとして、毎日2人のペースで実施していることになります。お陰様で色んな気づきの連続です。それをここに書いていますが、下書きが20個ぐらい常に貯まっている状態。1on1をやる度に気付き、下書

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【週末1on1気付き日記】「せなあかん」ではなく「したい」

関西出身の方との1on1、仕事で責任のある立場にある中でもっとinputしていかないといけないということでどうしたらいいかという相談でした。

私は、自身がMBAのスクールに3年通ったこと、その後も学びの習慣を続けていることから、そういう選択肢もあるよという情報提供をしましたが、やらないといけないのはわかるけど、色々自分に言い訳をして一歩踏み出せない、そんなことで葛藤されていました。

言葉の端々

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【週末1on1気付き日記】未経験転職はドラクエ

未経験業界に転職して、若干苦戦している人との1on1。出てくる言葉、日々の体験が初めて尽くしで頭の中がパンク状態。自己肯定感も上がりづらい状況のようでした。私自身も転職してうまくいかなかった経験があるので痛いくらいわかるし、だからと言ってまた転職するとなるといつまで経ってもキャリアが落ち着かない、そんなことに陥りがちです。

新しいキャリアにチャレンジした時はドラゴンクエストなどのRPGにそのまま

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【週末1on1気付き日記】沈黙を恐れない

1on1の時間で多くの人が恐れるのが沈黙の時間です。お互いの会話で話が続かない、相手が話してくれない、場を繋がないとと焦り、結果的に聴くどころかずっと話してる、みたいな1on1になりがちです。
もちろんお互い何を話していいかわからない、と言うような沈黙は気まずいだけですが、「良い沈黙」の時間を作り、相手の内省を促す様にするととても満足度の高い1on1になることが多いです。良い沈黙を作るためのコツは

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【週末1on1気付き日記】余命1年を宣告されたらやりたいことは何?

1on1をしていると、今のままでいいのか、本当に自分のやりたいことはなんなのか、という相談というか、話題がよく出てきます。なぜなぜ5回で深掘っていくと、日本の国力をあげたい、良い世の中にしたいという話に発展するものの、その間がない、というケースが多いのが実態。かく言う私もまだまだやりたいことを模索中です。

人生がなんとなくまだまだ続くと考えがちだから、まだ具体化しなくていいかな、と心のどこかで考

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【週末1on1気付き日記】オセロの角を取る

先日の1on1で学校におけるキャリア教育に関わっていらっしゃる方の話で、教員の方は教育には熱心だが、その後の学生(生徒)のキャリアには無関心な人が多くて憤りを感じている、というお話でした。

中にはそこに熱心な方もいる。でもマジョリティではない。その時にどうすればいいか、ということを一緒に考えていました。

その際、影響力のある人をいかに動かすか。学校で言えば校長や教育委員会。なんだかんだでみんな

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【週末1on1気付き日記】バケツを多く持つのか、水道を作るのか

ビジネスの相談を受ける時、ここからどうやってスケールしていくか、を一緒に考えることが多いです。今できることをもっと増やしたい。今よりも顧客を拡大したい。という時に、自身がやれることを考えがち。例えて言うなら、バケツを持って川に水を汲みに行く際に、バケツが一個、二個、三個と増えていく。一人で何個持てるかという曲芸を追求しても、限界は見えてるし、人を使ってバケツリレーで効率を上げるのも悪くないが人あり

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【週末1on1気付き日記】欲しいのはドリルではなく穴である

先日の1on1で盛り上がった話の共有です。

とある販売業で働いている人の相談。自分が扱ってる製品が好きになれないという悩みで、成績も伸び悩んでいるとのこと。

なんで高いお金を払ってその製品を買うのか、売る立場としてこの気持ちが理解できず、苦しんでいらっしゃいました。

2人で話していて、自分の感覚で判断すると難しいけど、相手の立場になって考えるのも難しい。だから自分がこれまでで買ってウキウキし

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【週末1on1気付き日記】ベンチに座って一緒に未来を探索する

1on1のイメージは向き合って話してるイメージではなく、ベンチに隣同士で座って、遠くの景色を見ながら一緒に未来を探索するイメージでやってます。

今の仕事でもっと上手くいくために、周囲の人がもっと嬉しいことってなんだろう?と言って考えてもらうとか、社長が喜ぶことを社長になった気持ちで考えてみよっか、と言って一緒に考えたり。

もちろん、相手に言葉を発してほしいのでいろんなアイデアが思いついても自分

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