マガジンのカバー画像

いんちょのつぶやき

252
東洋医学のことや、東洋医学「的」な考え方、物事のとらえ方風味のおもいつきを掲載中。
運営しているクリエイター

#外出自粛

【「正常値」にくるしむ】

【「正常値」にくるしむ】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

5月初旬は急に暑くなったり、涼しくなったり、風が強かったり、急に雷雨になったりと、急転直下の天候不順。

人の体はこうした「天候の変化」に、つねに適応するように「変身」をつづけます。

もともと体力のあるひとや、順応力のある体質の人は、こうした「天気の変化」に対して、「いちいち不調を訴える」ということがありません。

ただ、今年のような気温が一日の内に10度以上変

もっとみる
【「東洋医学」は「相談業」】

【「東洋医学」は「相談業」】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

人の体のお悩み相談を受け付け、具体的な「術」を施す東洋医学。

じつはそんな「肉体面」の不調にだけ、携わるものではないのだよねぇという記事を、前回掲載させていただきました。

そう、僕が25年以上前、鍼灸学校在学中に「東洋医学」と同時に学んできた「占い」。

この「東洋の占い」の裏付けには、「物の道理」というものを示した「易」という考え方があります。

この「易」

もっとみる
【「僕」という鍼灸師さんにできること】

【「僕」という鍼灸師さんにできること】

博心堂鍼灸院の、いんちょです。

外出自粛で家に閉じこもりっきりで過ごしていると、まるで東北地方や北欧の国々の「冬の巣ごもり」のようですね。

彼らは、外出することができない時期の過ごし方や楽しみ方を知っているのかなぁ、なんて思ったりします。

東北地方のウィンターシーズンに手掛けてこられてきた「民芸品」の数々は、「巣ごもり期間」の間にスキルアップできることがあるよ、という教えのようなところがあり

もっとみる
【あれよあれよと「熱中症」】

【あれよあれよと「熱中症」】

外出自粛要請が長引きそうですね。

僕のお仕事は、休業要請の出ていない鍼灸業なので、ひっそりと「必要な人」をお迎えできるように、待機して過ごしています。

5月に入り、急に暑さが厳しくなりました。

毎年5月のゴールデンウィークから増える「ひそかな熱中症患者さん」たち。

救急車で搬送されるような「おおごと」の「熱中症」になる方ではなく、「急な暑さ」に「体が負ける」うえで、体調不良を訴える人が、「

もっとみる
【「ドキドキ」「ふらつき」「血圧」】

【「ドキドキ」「ふらつき」「血圧」】

博心堂鍼灸院は、しずかに「受け身」で細々と、毎日のように鍼施術のお仕事をしています。

気温が急に上がってくるゴールデンウィークのころ。

世間では「ステイホーム週間」と称して、やはり外出自粛の巷も、きっと「しずか」に時を送っているのだろう、なんて「勝手に思い込んで」毎日、ぼくは過ごしています。

場所によって、人の過密度には「差」があるみたい。
そんなことを、ご縁のある患者さんたちとのおしゃべり

もっとみる
【「休業要請」を生き残る「志」を見る】

【「休業要請」を生き残る「志」を見る】

鍼灸業やマッサージ業は、エステやネイルサロンと違って、「休業要請」が出ませんでした。

鍼灸業の携わることって、意外と幅が広い。

「スポーツ選手のトレーナー」という位置づけで活躍される鍼灸師さんがいらしたり。

あるいは、昨今「美容鍼」などといって、アンチエイジングや美容、美顔ということに特化した鍼施術を行う鍼灸師さんたちがいる。

ぼくも一時期、「小児鍼」や「妊産婦の安胎(あんたい:安産を迎え

もっとみる