ねむろT

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私の記事はすべて無料です。アイコンは訳あって大鉄人17を使用。トップ画像は趣味の旅行で撮ったもの。高齢独身のオタクなオッサンですが、時々インテリぶったネタを書くことも。SNSは基本的にやってません。ご感想はコメント欄をご活用ください。

マガジン

  • トルストイの日露戦争論/「汝ら悔い改めよ」

    当初この一連の記事を作るのに使っていたものより良いテキストを見つけてしまい、どうしたものかなぁと考えてます。第一回冒頭を参照(2023.9.13)(^_^;)。でも以下はとりあえず従来どおりの説明を。 * * * * * * * * トルストイが日露戦争に当たって書いた反戦論文「汝ら悔い改めよ」(爾曹悔改めよ)=いわゆる「トルストイの日露戦争論」。 平民社による、その(正直、古めかしい)訳文を文字起こしして、若干の解説を付したものが前半パート。 平民社訳ではカットされているエピグラフ部分を機械翻訳(といっても、それなりに手直しはしましたが)してみたのが中間パート。 その他、関連の論考などを文字起こししたのが後半パート……というような感じです。 ただ、「工事中」の場所も多々残っています。

  • WWII,参戦各国の対日戦勝演説など

    第二次世界大戦の終了時の演説というと日本では『玉音放送』のことばかりが取り上げられる傾向にあると思うのですが。他の参戦各国の(英語で言うところの "counterpart" な)演説を知ることも大切なのではないかと思います。こちらの記事がその手助けになれば幸いです。

  • バレエ鑑賞超入門

    大方の日本の男性にとって、バレエを鑑賞するというのはどうも「分かりづらい」ことなのではないでしょうか。バレエとはどのように鑑賞するものなのか。言い方を変えると、鑑賞にあたってはどういうことに着目するものなのか。そういうことを解説する記事を書こうと思ったのですが、途中で頓挫したままです(^_^;)。

  • 宇宙開発・宇宙旅行関連記事

    時々思い出したように書いている、宇宙開発とか宇宙飛行士とか、etc……の記事をここに分類しています。

  • エスパー魔美関連のコラム

    エスパー魔美関連で書いた記事をまとめてみました。本当はもっと書く予定だったのですが、頓挫したままです(^_^;)。

最近の記事

国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧する名曲解説

国立国会図書館のデジタルコレクション(以下「デジコレ」)の活用にハマっている今日この頃です。 先に「昔の新聞」「百科事典」を取り上げましたが。今回はクラシック音楽の「名曲解説」。 具体的には音楽之友社の「最新名曲解説全集」(附:平凡社「N響名曲事典」)と「名曲レコード全集」。 後者については……私が中学生の頃、当時でもだいぶ古ぼけた本に見えたこのシリーズを学校で見つけて。それが私のクラシック音楽入門の道を開いたという、なかなか思い出の書だったりします(^_^;)。 百科

    • 国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧する百科事典

      国立国会図書館のデジタルコレクション(以下「デジコレ」)の活用にハマっている今日この頃です。 先だっては「昔の新聞」がデジコレで「ある程度読める」ことを見ましたが。 今回は「(古めの)百科事典」。やはり自分自身の心覚えを兼ねて。 デジコレを見渡すと結構いろいろな百科事典が入っているのですが。 今回は、やはり内容が良いなぁと感じた平凡社「世界大百科事典」1955年版&1964年版をまとめてみます。 こんな風にネット記事にするのは何となく平凡社の皆様には申し訳ないような気

      • 「戦前」の日本人にとって「シベリア鉄道」とは「東清鉄道」のことだった

        タイトルが少々大袈裟なのは分かっておりますが。 あえてキャッチー(?)な書き方にしてみました(^_^;)。 この題で私がお伝えしたいニュアンスは、以下の文章をお読みいただければ恐らく読み取っていただけるものと思います。 東清鉄道とは〜雑談と概説 私はロシアの旅行が好きで、当然「シベリア鉄道」の旅にも興味があります。 一方、それと同じか、それ以上に「東清鉄道」、あるいは戦前の「欧亜連絡運輸」についても興味があり。前から何か書きたい気はしていました。 そんな昨今。『国立国

        • 昔の新聞をネットで無料で読む方法(補足編)

          前置き 前回の記事では、《国会図書館デジタルコレクションを利用することで、過去(明治時代から1980年代くらいまで)の新聞記事を──「重要紙面」に限られますが──ネットで閲覧できる》と、そんな話をしました。 (ただし、国会図書館のアカウント作成は必須。オンラインで登録可能。無料。) こちらの記事では、その補足のようなことを書いていきます。 その1 過去の海外の新聞を無料で読めるサービス 前の記事にも書きましたが、海外の国立図書館などでは、過去の新聞の無料公開をしていま

        国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧する名曲解説

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        • トルストイの日露戦争論/「汝ら悔い改めよ」
          36本
        • WWII,参戦各国の対日戦勝演説など
          5本
        • バレエ鑑賞超入門
          5本
        • 宇宙開発・宇宙旅行関連記事
          6本
        • エスパー魔美関連のコラム
          4本
        • フラワーリングハート関連記事
          4本

        記事

          国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧する過去の新聞(《抜粋縮刷版》による)

          目次 はじめに海外の国立図書館には、過去の歴史的な新聞をオンラインで閲覧できるサービスを展開しているところもあるようです。 それでは日本は?というと、あいにくそういうサービスは今のところ始まっていないようですが。 擬似的になら、ある程度それらしいことを出来なくもありません。 というのは、「過去の重要紙面」だけ抄録した一種の縮刷版的な書物が新聞社から刊行されることがあり(本記事では「抜粋縮刷版」と呼ぶことにします)。 「国立国会図書館デジタルコレクション」で公開されている

          国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧する過去の新聞(《抜粋縮刷版》による)

          トルストイの日露戦争論/釈宗演「戦争を何とか観る」

          トルストイが日露戦争論(「悔改めよ」)の中で批判している釈宗演の論文「戦争を何とか観る」については、先に下の記事で触れました。 さて、『太陽』に掲載の、元の論文が手に入りましたので(博文館,1904年,第10巻第1号,48–53頁)、例によって以下に文字起こしします。 この論文の基本的な紹介は、上の記事に書きましたので「承前」というような感じでお願いします。 トルストイが実際に読んだのは、"The Open Court" 誌に掲載された鈴木大拙(貞太郎)による英語抄訳

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          ガザ地区の危機(Israel-Hamas war)に際して思ったこと

          緊迫の度を加えるガザ地区の危機的状況(Israel-Hamas war)ですが。 知人に書いたメールを、自分の心覚えも兼ねてここに載せておくことにします。 (それにあたり、若干の文言の手直しもしました。) 私は別に中東情勢の専門家でもなんでもないので、書いていることが的を得ているかどうかは怪しいものですが……。 メールは2023年10月11日〜10月15日にかけてのものです。 2023年10月11日 イスラエル、アメリカ、ドイツの大使が渋谷の街頭でイスラエル支持を訴え

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          トルストイの日露戦争論/「平民新聞」の関連記事(1)

          先だって、「平民新聞」の記事をマイクロフィルムで閲覧し、またプリントアウトを取る機会がありました。 見落とした記事もあったようですが、とりあえず今回入手した範囲のトルストイ論文関連記事を文字起こしし、以下にご紹介することにします。 なお、既に文字起こし済みの論文本体(平民社訳)と「トルストイ翁の非戦論を評す」は、もちろん省略します。 これ以外の記事を別途文字起こしする機会があるかは分かりませんが、一応(1)としておきます。 ※文字起こしの方針等は基本的に論文本体と同じで

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          「あなたはこの国が好きですか」と聞かれたら「アンナ・カレーニナ」を引用しよう

          トルストイの名作、「アンナ・カレーニナ」。 実は私、本作は挫折中で、どうにも読み進まないのです(映画は2種類くらい見ましたけど)。 しかし、それでも、読んだ範囲内には、なかなかいいなと思う記述も見つけました。 それでタイトルの話に繋げますが。 外国によく行く人なら「あなたはこの国が好きですか」「この国の人が好きですか」と聞かれることも、一度や二度はあるんじゃないでしょうか。 でも、なかなかうまく答えにくいですよね。 そんな時に役立つ(かもしれない)一節がトルストイの「

          「あなたはこの国が好きですか」と聞かれたら「アンナ・カレーニナ」を引用しよう

          「保守主義者は怠け者である?」論

          前からなんとなく思っていたことを文章化してみます。 私は政治とか経済は全然専門ではないので(保守主義についての文献も全然読んでいない)、的はずれなことを書くかもしれませんが、明らかな誤りについてはコメント欄で指摘していただければと。 さて。 「保守」「保守主義」とはどういうものでしょう。 あくまで私なりの独断と偏見ですが。 「ある、一定の時、場所、そこでの生活様式、などを一つの理想として据えて、そこから離れまいとする、あるいはそこに戻ろうとする発想」のことを言うのだと思

          「保守主義者は怠け者である?」論

          トルストイの日露戦争論/スイス文人のトルストイ論文評、ドイツ語版抜粋【準備稿】

          ちょっとした考えから、トルストイ論文のドイツ語版がネットに転がっていないか探してみました。 (日英露仏版は無料で見られることを既に確認済みなのは、今までこちらでご紹介してきたところです。) さて、しかし、ドイツ語版はどうも見つからずじまいでした。 画像などでごく断片的なものは出てきましたが。 ひょっとしたら、まだ誰もネットには上げていないのかもしれません(?)。 さて、今回の記事ですが。 そうして探しているうち、トルストイ論文に対する批評(ないし、批判)の文が一つ、検

          トルストイの日露戦争論/スイス文人のトルストイ論文評、ドイツ語版抜粋【準備稿】

          トルストイの日露戦争論/平民新聞「トルストイ翁の非戦論を評す」

          標記「トルストイ翁の非戦論を評す」は、今回底本とした書籍にも付されていましたが、「途中休憩」回で触れましたように、すでに文字起こしされていましたので、 特に当方としてはページを設けないつもりでした。 ただ、これをよく見ると、当方とは文字起こしの方向性(?)みたいなものが若干違うようですので(あと、正直を言うと、少々の誤りも見つけてしまったので)。 「こちら風」の文字起こしをあえてやってみることにしました。 「文字起こし」と言っても、今回は元のデータがあるわけなので、それ

          トルストイの日露戦争論/平民新聞「トルストイ翁の非戦論を評す」

          日露戦争とやや関連するけれど、そこまででもない、旅順の話(1)

          これまで、トルストイの日露戦争論文を一連で追いかけてきました。 さて、それにある程度関連しまして。 いささか順番が前後するかもしれないですが、「旅順」という場所について、一項を立てておくのも良いかという気になりました。 実は以前、旅順旅行の話を書こうかと思ったこともあり(結局やめちゃいましたけど)、その再挑戦という意味も込めて。 日本人に旅順というと、「日露戦争、203高地!」みたいな連想ばかりが働くかもしれませんが。 それだけのイメージでこの街の歴史を考えるのは、あま

          日露戦争とやや関連するけれど、そこまででもない、旅順の話(1)

          トルストイの日露戦争論/釈宗演の日露戦争主戦論に関して

          (はじめに補足:本稿を書いたしばらく後に、テーマである釈宗演の論文「戦争を何とか観る」を入手しました。文字起こししましたので、そちらも併せてお読みください。) 「汝ら悔い改めよ」第十二章に、釈宗演(Сойен Шакю)の戦争肯定の議論をトルストイが非難している部分があります。 釈宗演は次の人。 次のサイトにこの人の生涯が分かりやすく紹介されています。 実のところ、私は釈宗演の名前も今回はじめて知ったような次第なのですが。 彼が日露戦争において主戦論の立場を取ったこと

          トルストイの日露戦争論/釈宗演の日露戦争主戦論に関して

          トルストイの日露戦争論/ロンドン・タイムズ紙の関連記事

          以下は、加藤直士訳「トルストイの日露戦争観」に紹介されている「ロンドン・タイムズ」紙の記事です。 冒頭に《国民新聞より転載》とのみあり、元記事が何月何日づけの国民新聞に載ったものか分からず、訳者の素性も分からず、もちろん(?)大本のロンドン・タイムズにいつ掲載されたのか、というようなこともさっぱり不明です。 ただ、そもそもロンドン・タイムズはトルストイの論文が最初に掲載されたところ。 そこに、早ければ同時掲載、遅くとも一月以内の掲載であろう、というぐらいの目処で考えれば、見

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          トルストイの日露戦争論/フィガロ紙の関連記事

          以下は、加藤直士訳「トルストイの日露戦争観」に紹介されている仏「フィガロ」紙の記事です。 冒頭に加藤氏の但し書きがあり、それによれば1904年3月18日〜31日、フィガロ紙に元記事が連載。その記事を米ニューヨークの週報(序文によれば四月二十七日の紐育週刊ポスト)が転載。さらにその記事の大要を加藤氏が重訳したもの、とのこと。 大本の出典がここまで分かっているのであれば。 元のフィガロ紙記事を国会図書館かどこかで手に入れて、文字起こしして、機械翻訳にかける……ぐらいのことは、

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